1: 2015/04/27(月) 17:49:12.81 ID:???.net
はぐれ銀河を11個発見、故郷を追われた原理解明 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
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アンドロメダ銀河(M31)の中心部の右下に写っている輪郭のぼやけた丸い天体は、コンパクト楕円銀河M32だ。M32はM31の伴銀河だが、ほかの放浪するコンパクト楕円銀河と同様、激動の過去を持つのかもしれない。(PHOTOGRAPH BY R. GENDLER)

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コンパクト銀河はどうやって生まれ故郷の銀河団を追われて放浪の旅に出るのかを図示した。左:コンパクト楕円銀河の進路に渦巻銀河が近づいてくる。中:侵入してきた銀河の重力作用を受け、コンパクト楕円銀河が軌道を変える。右:銀河団からはじき出され、侵入してきた銀河は銀河団の中心にある巨大銀河に飲み込まれてしまう。(ILLUSTRATION BY ANDREY ZOLOTOV)


 宇宙は放浪者でいっぱいだ。何十億という惑星や恒星が生まれ故郷を離れてさすらっているが、このほど、銀河がまるごと放浪者の仲間入りをした。

 4月24日付け『Science』誌に掲載された論文によると、コンパクトな銀河は、重力の作用によって故郷の銀河団からはじき出される場合があることが明らかになったという。

 コンパクト楕円銀河と呼ばれる銀河は、星の密度が高く、ボールのような形をしていることが多い。また、ほかの銀河に比べてかなり小さく、星の数はせいぜい数十億個である。私たちの銀河系は平均的な銀河だが、約1000億個の星からなる。

 コンパクト楕円銀河は、実は非常に珍しく、2013年までに30個程度しか見つかっていなかった。さらに、そのすべてが、大きい銀河団の中心付近の巨大銀河のそばにあった。

 ところが、2年前に発見されたコンパクト楕円銀河は、近くに大きい銀河が見当たらなかった。宇宙には、こうした「はぐれ者」銀河がほかにもあるのだろうか? それとも、この銀河だけがとんでもない変わり者なのだろうか?

 ロシアのシュテルンベルク天文研究所と米ハーバード・スミソニアン天体物理学センターに所属するイーゴリ・チリンガリアン氏と、シュテルンベルク天文研究所とフランス惑星・天体物理学研究所に所属するイヴァン・ゾロツキン氏は、新しい研究で、放浪するコンパクト楕円銀河をさらに11個記録した。いずれも、最も近い銀河団から何百万光年も離れたところにある。

 チリンガリアン氏は、「生まれ育った銀河団から放逐された小さな銀河には、孤独な未来が待っているのです」と解説する。

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文=Andrew Fazekas/訳=三枝小夜子

引用元: 【天体物理学】はぐれ銀河を11個発見、故郷を追われた原理解明

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