1: 白夜φ ★ 2013/07/15(月) 00:51:22.38 ID:???

太陽系最大の山に見るかつての溶岩流

【2013年7月9日 ヨーロッパ宇宙機関】
火星のオリンポス山は、周辺からの高さが22kmという太陽系最大の山だ。
探査機がとらえた山麓の画像からは、かつての激しい火山活動のようすがうかがえる。
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火星の北半球にあるオリンポス山は、周囲の平地から22kmの高さまでそびえ立つ太陽系最大の山として知られる。
裾野がゆるやかに広がる盾状火山だが、その周縁は切り立った崖のようになっていて、平地との境界がはっきりしている(画像1枚目)。
最大で9kmにもなるこうした崖は、過去に起こった大規模な地滑りでできたものとみられている。

ヨーロッパ宇宙機関(ESA)の探査機「マーズエクスプレス」が、このオリンポス山の南東麓の地形を詳細にとらえた。

オリンポス山を含む周囲の火山帯は1000万前、太陽系の長い歴史から見ればつい最近まで活発に活動しており、ふもとを覆う溶岩流に当時のようすが見てとれる。

崖をすべり落ちて扇状に広がったものや、崖の手前で止まってそのまま冷え固まったもの、その流れに飲み込まれて鋭い先端を浮かび上がらせた岩塊のようなものなどが、そこかしこに見られる。
周囲のなめらかな平地とはきわめて対照的だ。

この領域が比較的新しい地形であることはクレーターがほとんどないことからもわかるが、
火山全体で溶岩流の層が幾重にも積み重なっているようすからも、オリンポス山や周辺の火山活動の歴史をうかがい知ることができる。

北西方向から見たオリンポス山全体の立体図。(提供:Courtesy NASA/JPL-Caltech)
b3273e28.jpg

http://www.astroarts.jp/news/2013/07/09olympus/olympus.jpg
「マーズエクスプレス」が今年1月に撮影したオリンポス山の南東麓。(提供:ESA/DLR/FU Berlin (G. Neukum)。以下同)
3fb4ea99.jpg

http://www.astroarts.jp/news/2013/07/09olympus/flank.jpg
2枚目と同領域の斜視図。
280fbf7d.jpg

http://www.astroarts.jp/news/2013/07/09olympus/perspective.jpg
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▽記事引用元 AstroArts 2013年7月9日配信記事
http://www.astroarts.co.jp/news/2013/07/09olympus/index-j.shtml

▽関連
ESA
At the foot of the Red Planet's giant volcano
http://www.esa.int/Our_Activities/Space_Science/Mars_Express/At_the_foot_of_the_Red_Planet_s_giant_volcano
NASA
Olympus Mons
http://marsprogram.jpl.nasa.gov/gallery/atlas/olympus-mons.html



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