1: 伊勢うどんφ ★ 2013/12/28(土) 22:14:22.69 ID:???

外来種のアライグマが、ねぐらとなる樹洞(木に開いた穴)をフクロウと奪い合っている可能性があることが、北海道大の研究チームの調査で分かった。
アライグマは絶滅危惧種シマフクロウの生息域にも侵入しており、チームは対策を求めている。

 2011~12年、札幌市近郊の野幌森林公園で見つかった大型の樹洞341個を調査した。木に登るなどして直接観察したほか、体毛や羽根、餌の食べ残しから利用状況を調べた。

 その結果、アライグマは37個、フクロウは32個の樹洞を利用し、うち4つは、両者が別の年に使っていた。
またアライグマが地上18メートルにある樹洞を利用したことも確認され、大きさや穴の形状がフクロウの好みと重なることが分かった。

 アライグマがフクロウを追い出しているかどうかは調査で確認できなかったが、チームの小泉逸郎特任助教は「多くの森林で樹洞の数は限られており、アライグマの密度が高い地域では、鳥類と争奪している可能性がある」と指摘する。

 絶滅が危ぶまれるシマフクロウが利用する樹洞は大型で特に数が限られるため、「保護のため、アライグマのモニタリング調査や対策が必要だ」と指摘する。

 アライグマは外来種で、ペットとして飼われていたものが逃げ出すなどして1990年代半ばから生息地が全国に拡大。
木登りが得意で、昆虫や果実、鳥の卵を食べる。〔共同〕

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12/28 18:48 日本経済新聞
http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXNASDG28021_Y3A221C1CR8000/

プレスリリース 北海道大学
http://www.hokudai.ac.jp/news/131212_pr_cris.pdf

Biological Invasions
Potential resource competition between an invasive mammal and native birds:
overlap in tree cavity preferences of feral raccoons and Ural owls
http://link.springer.com/article/10.1007%2Fs10530-013-0583-z



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