理系にゅーす

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1: 2018/10/24(水) 17:55:10.19 ID:CAP_USER
前回は、社会集団を観察する疫学では王道とも言える「コホート研究」の事例を見た。

 このままどんどん栄養疫学の真髄に触れるようなお話をうかがっていきたいところだが、ここでは少し立ち止まって、別の話をする。

 今村さんがエルカ酸の研究を手がける以前の研究について、ちょっと気になる表現があった。1970年代のインドで行われた古い研究を、今村さんは「エビデンスが弱い」と位置づけた。

 エビデンスには「強弱」つまり、強い証拠と弱い証拠があるのだろうか。参考になりそうな考え方として、「エビデンスレベル」という概念があり、疫学の入門書を読んだことがある人なら知っているかもしれない。

 先に紹介した「コホート研究」は、研究デザインとしてはかなり強いエビデンス足りうる(エビデンスレベルが高い)ものだ。また、さらにそれよりも強いとされる「メタアナリシス」も今村さんは複数手がけている。本稿では、次回以降、「メタアナリシス」についても考えていく。

 だから、このあたりで、様々な研究デザインと、それぞれの「エビデンスレベル」を一通り見ておこう。最初から注釈しておくと、「エビデンスレベル」は一応の尺度ではありつつも、それを振り回すと新たな誤解を招きかねない悩ましい概念でもある。その悩ましさを踏まえてか、今村さんは「エビデンスレベルの話はもう古い」と一刀両断する。それでも、知らないと丸々誤解することもありうるわけで、可能な限り簡潔に解説を試みる(かなり抽象的で理屈っぽくなるので、面倒であれば飛ばしてもらっても、次回以降の議論には問題ないように配慮する)。

 以下、疫学入門レベルの知識を、今村さんの監修を一応受けながら書き下す。ぼくの意見が出すぎているところは割り引いてほしい。

まず、エビデンスレベルが低い方から。

〈専門家の意見〉はあまり信頼が置けないとされている。テレビに出てくる専門家らしき人が、なにか断定的なことを言ったとしても、きちっとしたデータの裏付けがなければ、その人の「独自見解」にすぎない。〈臨床家の実感〉〈権威の長年の経験〉も同様だ。

 さらに、「データの裏付けが必要」と知った上で、素人には判断のつかないデータを列挙し、「専門家のふり」をして発言する人もいるから注意が必要だ。そもそも、何をもって専門家というのかはっきりしない。ぼくが今村さんを「栄養疫学の専門家」として理解するのは、前回、紹介した栄養疫学のコホート研究をはじめ、次回以降で話題にするメタアナリシスなど今村さん自身が研究して発表する立場だからだ。では、医師や医療統計の専門家など、隣接分野の人たちはどうだろうか。

「あくまで、私の専門の栄養疫学の話ですが、メディアによく出てくるような人たちが話している内容で、正しいと思えた記憶がほとんどないほどです。既存のエビデンスの読み方や解釈ですでに『独自見解』が入り込んでしまっているんです。ですので、個々人の意見は、かりに科学的根拠をうたっていてもエビデンスレベルは低いという前提でよいと思います」

 これはかなり手厳しい意見だし、また、今村さん自身の見解の正当性も常に問われる言明でもある。ぼくは、前述の通り、栄養疫学の知見を自分自身で探求する立場の研究者として信頼を抱いているわけだが、読者に押し付けることはできない。それでも読者が下す判断に資することを願いつつ、エビデンスレベルの話を続ける。

〈症例報告〉などもエビデンスとしては弱い。医療でいえば、臨床現場の医師からもたらされる「こういう患者さんがいました」「こうやったら治りました」といった報告がそれに相当する。もちろんこういった報告は大事で、より証拠能力が高い研究を行う動機になる。

〈動物実験〉も医療情報としてのエビデンスレベルは低い。衝撃的な内容の見出しの記事で、よくよく読んだら根拠が動物実験のみ、という場合は現在の医療や実生活に役立つかというよりも科学の発展を伝えるニュースと考えるのがよいと思う。

 結局、人への影響を知るためには、人を見なければならず、それも一例だけではだめだ。そのため社会集団を見る〈観察研究〉が行われる。

続きはソースで

https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/18/101700018/101900003/ph_thumb.jpg

ナショナルジオグラフィック日本版サイト
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/18/101700018/101900003/
ダウンロード (1)


引用元: 【医学】健康情報の「エビデンス」を鵜呑みにしてはいけない理由

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1: 2018/10/16(火) 18:45:39.86 ID:CAP_USER
原田義昭環境相は16日の記者会見で、水質浄化などに対する科学的根拠がないと指摘される「有用微生物群」(EM菌)について、「これまで、効果があるとの科学的な検証を承知していない」と述べ、作用に否定的な考えを示した。

 EM菌を巡り、平井卓也・科学技術担当相が3日と10日の記者会見で、超党派の「有用微生物利活用推進議員連盟」の幹事長であることを明らかにした上で、議連の解散も検討する考えを示した。

続きはソースで

https://cdn.mainichi.jp/vol1/2018/10/16/20181016k0000e040290000p/7.jpg

毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20181016/k00/00e/040/287000c
ダウンロード (2)


引用元: 【似非科学議論】EM菌 効果「承知していない」 環境相、否定的考え示す[10/16]

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1: 2015/07/21(火) 05:50:02.66 ID:???*.net
やっぱり血液型と性格には関係があった!A型は几帳面、O型は開放的な医学的根拠
引用元:Business Journal 2015.07.21
http://biz-journal.jp/2015/07/post_10803.html

 血液型による性格診断は日本人が大好きな話題のひとつといえます。
飲み会などで、「血液型は何型?」などと質問するのも定番の会話です。
朝の情報番組では血液型占いが人気を集め、雑誌やウェブサイトなどでも必ずといっていいほど血液型に関するコーナーが見受けられます。

 おおまかには、真面目で融通が利かないA型、気分屋なB型、おおらかで騙されやすいO型、マイペースで二重人格なAB型などと性格を分類することが多いようです。
それを基にして、「A型の男性とO型の女性は相性がいい」「B型同士は相性が悪い」という具合に相性診断する記事も古くから現在に至るまでよく見かけます。
特に女性は、そのような話題を好きな人が多いようです。

 一方、医者や科学者の中には、「血液型による性格診断は科学的根拠がなく迷信だ」という否定的な見解が大勢を占めています。
血液型は性格形成に影響を及ぼさないとする説明は、確かに論理的で一定の説得力があります。

 しかし、科学的根拠の有無はさておき、これだけ日本人の中で血液型による性格診断が市民権を得ているのは、当てはまると感じることが多いからではないでしょうか。
実際、複数のアンケート調査で、6割以上の人が「血液型性格診断は当たっていると思う」と回答しています。

 多くの心理学者は、その要因をインプリンティング(刷り込み)だと説明します。
つまり、「A型は真面目な性格」「O型はおおらかな性格」と広まることで、「自分はA型だから真面目」と無意識に思い込み、実際に真面目になっていくというものです。
「日本人は真面目」などと国民性を語るのと似ています。
成長する過程で、親や先生から「○○ちゃんは勉強ができる」と頻繁にいわれていると、成績がぐんぐん伸びるのも同様の効果です。

 確かに、血液型でたった4つに性格が分類するのは短絡的すぎで、お遊び感覚でしかないように見えます。
とはいえ、血液型がまったく性格形成に影響を及ぼさないというのも暴論のように思えます。

 例えば、否定派の意見を見てみると、輸血の際にABO式やRH式によって分類する以外に血液型は意味をなさず、まるで血液型を決定付ける「血液型物質」が血液の中だけにしか存在しないように取り扱っています。
しかし、実際には血液型物質は髪の毛から爪に至るまで、体中の細胞に行き渡っています。
そのため、刑事事件などが発生した際、警察の鑑識によって髪の毛や体液などから犯人の血液型が割り出すことが可能なのです。

 つまり、血液型物質は単に血液の中を流れるだけではなく、体形成そのものにかかわっているのです。

血液型と性格は医学的に関係がある

 東京医科歯科大学医学部名誉教授で人間総合科学大学教授の藤田紘一郎氏は、著書の『血液型の科学』(祥伝社)の中で、「血液型と性格は医学的に関係がある」と述べています。
その理由として、次のように説明しています。

(1)血液型によって免疫力が異なる
(2)血液型ごとにかかりやすい病気とかかりにくい病気がある
(3)その結果、仕事の役割や生活スタイルが形づくられた

 例えば、A型は免疫力が弱く、病気にかかりやすいため、人間関係に用心深くなったというものです。
また、A型のルーツは農耕民族であったと考えられ、計画的に穀物を育てる生活スタイルが几帳面な性格を形成したとしています。

 逆に、免疫力が最も強いO型は開放的でチャレンジ精神が旺盛な性格になったと考えられるといいます。
また、B型も免疫力が強いためO型と似ているが、肺炎やサルモネラ菌に弱く、大勢の人の中には入らないようになり、独特な性格が形づくられ、AB型はA型以上に免疫力が弱く、人と会うことを避けるように暮らしたため、疑い深く内向的になったのではないかと推測しています。

 多少強引な感じは受けますが、血液型による性格診断に医学的根拠を与えた貴重な研究です。

 そもそも血液型と性格を結びつけたのは1927年、東京女子高等師範学校(現お茶の水女子大学)教授、古川竹二氏が自身の研究成果として『血液型による気質の研究』を発表したことが始まりといわれています。

 この研究は、その後の日本軍の組織にも大きな影響を与えたといわれ、血液型は性格形成に強く関連するということは日本全体に広まりました。
その後も恋人との相性占いや仕事の向き不向きを診断するなど、多方面にわたって日本人の生活に浸透し、現在に至っています。

(続きはソース)

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引用元: 【医学】やっぱり血液型と性格には関係があった!A型は几帳面、O型は開放的な医学的根拠

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1: 2015/05/29(金) 09:48:59.87 ID:???.net
5月28日 17時20分
食物アレルギー 高額な血液検査 「科学的根拠なし」

「慢性疲労などの原因となる食物アレルギーが診断できる」として一部の医療機関で行われている高額の血液検査について、日本アレルギー学会は「科学的に根拠がなく、健康被害を招くおそれがある不適切な診断が行われている」として注意を呼びかけました。

これは日本アレルギー学会が28日、東京で市民講座を開いて呼びかけたものです。
この血液検査は、免疫機能の指標であるIgGという抗体の値を調べるもので、「疲労や頭痛などさまざまな慢性症状は『遅延型』と呼ばれる食物アレルギーのせいで、その原因となる食品が分かる」などとして一部の医療機関で行われています。

検査は保険がきかず、中には5万円以上かかったり、特定の食品について食べないよう指導されたりするケースもあるということです。
しかし、この抗体は健康な人の体内にも存在することなどから、欧米の学会などでは「科学的根拠がない」として食物アレルギーの診断には使うべきではないという見解をまとめています。

続きはソースで

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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150528/k10010094551000.html

引用元: 【学会】食物アレルギー 高額な血液検査 「科学的根拠なし」

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1: 2014/07/20(日) 00:38:24.77 ID:???.net

血液型と性格「関連なし」…日米1万人超を調査
2014年07月19日 20時59分

血液型と性格の関連性に科学的根拠はないとする統計学的な解析結果を、九州大の縄田健悟講師(社会心理学)が発表した。

日米の1万人以上を対象にした意識調査のデータを分析した。
「A型の人は真面目」「B型は自己中心的」といった血液型による性格診断は、国内で広く信じられているが、就職や人事などで差別される「ブラッドタイプ(血液型)・ハラスメント」の問題も指摘されており、一石を投じそうだ。

研究成果は6月25日に発行された日本心理学会の機関誌「心理学研究」に掲載された。

縄田講師によると、血液型と性格を結びつける考え方は国内では流布しているが、海外ではほとんど知られていない。
1970年代に出版された関連本がきっかけで、その後もテレビ番組などで紹介されたことで広がったという。

縄田講師は、経済学分野の研究チームが、2004~05年に日米の1万人以上を対象に、生活上の様々な好き嫌いなどを尋ねた意識調査に、回答者の血液型が記載されていることに注目。
血液型によって回答に違いがあるかどうかを解析した。

その結果、「楽しみは後に取っておきたい」「ギャンブルはすべきではない」など、計68項目の質問に対する回答のうち、血液型によって差があったのは「子供の将来が気にかかる」などの3項目だけで、その差もごくわずかだった。
このため「無関連であることを強く示した」と結論づけた。

△引用ここまで 全文は記事引用元でご覧ください

▽記事引用元
http://www.yomiuri.co.jp/science/20140719-OYT1T50087.html
YOMIURI ONLINE(http://www.yomiuri.co.jp/)2014年07月19日 20時59分配信記事

▽関連リンク
公益社団法人日本心理学会
血液型と性格の無関連性
――日本と米国の大規模社会調査を用いた実証的論拠――
http://www.psych.or.jp/publication/journal_pdf/8502/8502_05.pdf

心理学研究2014 年 doi.org/10.4992/jjpsy.85.13016
血液型と性格の無関連性
―日本と米国の大規模社会調査を用いた実証的論拠―
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpsy/advpub/0/advpub_85.13016/_pdf



引用元: 【心理学】血液型と性格の関連性に科学的根拠はないとする統計学的な解析結果を発表


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~~引用ここから~~

1: 幽斎 ★@\(^o^)/ 2014/05/01(木) 12:20:26.18 ID:???0.net

根拠不充分とされた空間除菌・消臭剤 室内の人に健康被害説も
http://www.news-postseven.com/archives/20140501_253602.html

部屋に置くだけでインフルエンザ対策! という触れ込みで人気を集めてきた空間除菌・消臭剤が、ドラッグストアの店頭から消え始めている。
消費者庁がこの3月、「根拠不充分」と待ったをかけたからだ。
「問題となっているのは、二酸化塩素を利用した空間除菌をうたう17社の消臭剤。
確かに、◯菌効果があるという実験データはありますが、それは生活環境とかけ離れた限られた条件、すなわち密閉された空間だったり、実際の商品よりも二酸化塩素濃度を高めて実験していた場合。
したがって景品表示法に基づき表示を改める行政指導を出しています」(消費者庁表示対策課)

 17社の商品のうち、一般的によく知られているのは、置くだけでウイルス除去できるとしている大幸薬品の「クレベリンRゲル」や、「首から下げるだけ」の除菌をうたう大木製薬の「ウイルオフバリア」など。

※女性セブン2014年5月8・15日号

続きはソースで 
~~引用ここまで~~



引用元: 【国内】「置くだけでインフルエンザ対策」・・・根拠不充分とされた空間除菌・消臭剤 室内の人に健康被害説も


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