理系にゅーす

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構造

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1: 2014/08/11(月) 21:47:01.02 ID:???.net
チョウの翅の色、数世代で急速に進化
Christine Dell'Amore, August 5, 2014

 アフリカ原産の茶色いチョウを交配すると、わずか6カ月から1年の間に翅が紫色に変化することが、研究チームによって証明された。

上は交配前のビシクラス・アニナナ(Bicyclus anynana)。下は、交配前(左)と交配から6世代後のB・アニナナの翅。交配後、翅に紫色を反射する鱗粉が発達した。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_images/butterfly-wing-color-01-600x642_600x450.jpg

 チョウの翅は環境の変化に敏感で、色が環境によって変化することは知られているが、その仕組みについてまだ解明されていない。

「このように速く進化するとは、実に驚くべき結果だ」と、イェール大学の物理学者で研究の共著者ホイ・カオ(Hui Cao)氏は語る。

◆本来の色

 研究チームは、実験室で寿命2カ月ほどのジャノメチョウの一種、ビシクラス・アニナナ(Bicyclus anynana)を交配した。交配前、顕微鏡を使って紫の波長をよく反射する個体が選ばれている。

 進化を真似て数回にわたって交配が繰り返され、ついに紫色の翅を持つチョウが誕生するに至った。

 顕微鏡でその翅を観察すると、鱗粉が紫の波長を反射するように特定の厚みに変化していたことがわかった。

 次にチームは、このB・アニナナと紫色の翅を自然に進化させた同属の遠類2種を比べることにした。観察の結果、実験室でも自然界と同じような進化のメカニズムが働いていることが明らかになった。つまり、3種とも同じ厚みの鱗粉を持っていたのだ。

◆異なる色のチョウ

 動物が体の色を変化させるには、2通りの方法がある。1つは色素自体の変化で、これには相当のエネルギーを要する。もう1つは、翅や光を反射する部位の構成を微妙に調整する方法である。

 今回の実験では、翅自体を変化させることで、チョウは比較的楽な方法を選んだ。
「そうすることで、より速くかつ容易に環境の変化に順応することができるのだろう」とカオ氏は説明する。

 コーネル大学の昆虫学名誉教授マーク・スクライバー(Mark Scriber)氏は、「この論文は、色に関わる下部構造の進化が色素よりも速く行われることを見事に証明するものだ」と話している。

(つづきはソースを見て下さい)

ソース:ナショナルジオグラフィック ニュース(August 5, 2014)
チョウの翅の色、数世代で急速に進化
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140805002

論文:PNAS
Bethany R. Wasik, et al. Artificial selection for structural color on butterfly
wings and comparison with natural evolution.
http://www.pnas.org/content/early/2014/07/31/1402770111

プレスリリース:Yale University(August 5, 2014)
Butterflies are free to change colors in new Yale research
http://news.yale.edu/2014/08/05/butterflies-are-free-change-colors-new-yale-research

引用元: 【進化生物学】チョウの翅の色、数世代で急速に進化

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1: 2014/09/04(木) 23:08:29.78 ID:???.net
銀河系を含む新超銀河団「ラニアケア」
Nadia Drake, September 4, 2014

 銀河系付近の新しい宇宙地図が作成された。銀河系の位置と、周辺の何万もの銀河との関係を示す地図だ。この関係づけにより新たに定義された「超銀河団」を、研究チームは「ラニアケア(Laniakea)」と名付けた。ハワイ語で「無限の天空」を意味する言葉だ。

銀河同士の間に働く重力を追跡して作成した新しい宇宙地図。銀河(白い点)が巨大な超銀河団を構成し、その中に銀河系(黒い点)がある。白い線は、新たに確定された超銀河団「ラニアケア」の重力中心に向かって各銀河が動く道筋を示す(青は銀河の密度が低い領域。緑は中間。赤は高密度)。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_images/83265_990x742-cb1409765035_600x450.jpg

 宇宙では、銀河は互いに集まって巨大な構造を作る傾向がある。天文学者はこれを超銀河団と呼ぶ。新たに作成された宇宙地図によると、地球が属する銀河系は、直径5億光年、約10万の銀河を含むラニアケア超銀河団の縁近くに位置する。

 この超銀河団も、宇宙のほんの一部にすぎない。宇宙は、観測可能な範囲だけでも、900億光年以上の広がりがある。

 この超銀河団の研究論文の著者であるハワイ大学の天文学者ブレント・タリー(BrentTully)氏は、「地図を見れば場所の感覚が得られる」と話す。「私にとって、場所の感覚を得て、物と物との関係を見ることは、その場所を理解するうえで非常に重要なことだ」。

 銀河系周辺の地図が作成されるのはこれが初めてではない。しかし、これまでの地図では、どの銀河が、銀河系の属する超銀河団に重力によって結びついているかを特定できなかった。

 タリー氏の研究チームは、各銀河が宇宙空間でどのように運動しているかを観測し、ラニアケアの境界と、それに属する銀河とを確定した。研究チームは「特異運動」と呼ばれる値を利用した。観測される銀河の運動から、宇宙の膨張による運動の成分を引いた値だ。

 この特異運動をもとに軌跡を描くことができる。銀河がどのように動くかを示すこの軌跡から、銀河を引き付けている重力の中心(アトラクター)の位置が分かる。こうしたアトラクターが超銀河団の核を形成し、そこに属する銀河の振る舞いを支配している。
しかし、核に引き付けられる特異運動を突き止めるのは容易ではない。

「銀河ごとにそれを観測するのは非常に困難なのだ」と、カリフォルニア州にあるローレンス・バークレー国立研究所の物理学者デイビッド・シュレーゲル氏は話す。シュレーゲル氏は現在、2500万の銀河の地図を作るプロジェクトに取り組んでいるが、大学院生時代に、今回の研究と同様の地図作りにかなりの時間を費やした経験を持つ。

「実際、この種の地図の作成には多くの研究者が取り組んできた。しかし、非常に厄介な研究で、詰まるところ、誰もがあきらめたのだ。ところがこの研究グループ、特にタリー氏は、頑張って取り組みを続けてきた」。

 タリー氏の研究チームは、8000の銀河の特異運動を調べ、銀河系と周辺の銀河がどのアトラクターに支配されているかを突き止めることができた。そして、それをもとに、ラニアケア超銀河団の範囲を確定した。簡単に言うと、運動がラニアケアのグレート・アトラクター(ケンタウルス座の方向にある)に支配されている銀河は、ラニアケア超銀河団に属しているということだ。

(つづきはソースを見て下さい)

ソース:ナショナルジオグラフィック ニュース(September 4, 2014)
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140904002
(「900億光年」の部分は英語版でも"90 billion light-years"となっていました)
論文:Nature
R. Brent Tully, et al. The Laniakea supercluster of galaxies.
http://www.nature.com/nature/journal/v513/n7516/full/nature13674.html

プレスリリース:https://public.nrao.edu/news/pressreleases/supercluster-gbt

引用元: 【天体物理学】銀河系を含む新超銀河団「ラニアケア」

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1: 2014/08/17(日) 23:16:34.54 ID:???0.net
世界トップレベルの名門校、英ケンブリッジ大学が「チョコレート博士」を育成する。

AP通信によると、同大学の大学院がこのほど、チョコレートの基本構造を研究する博士課程を設け、来年1月入学の奨学生の募集を始めた。

期間は3年半で、合格者には奨学金を支給する。
欧州に住む人が対象で、大学での関連分野の研究経験など、条件がある。

この研究の最終目標は、溶けないチョコレートの開発だ。通常は34度前後で溶けるとされるが、それ以上の気温に達する猛暑でも溶けないチョコレートを目指す。
化学工学や生物工学だけでなく、関係する幅広い研究分野の教授が指導する予定。

世界のチョコレート市場は、年間800億ドル(約8兆円)を超えるとされる。
溶けないチョコレートが商品化されれば、市場規模はさらに拡大するとみられている。

[2014年8月17日22時55分]

http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp1-20140817-1352492.html

引用元: 【英国】ケンブリッジ大学が溶けないチョコレート開発へ

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1: 2014/08/11(月) 09:32:09.52 ID:???0.net
【大紀元日本8月11日】2012年11月、宇宙の成長過程と構造、大脳細胞の形成プロセスと構造が
非常に似ているという論文が、英科学誌ネイチャーに発表された。

http://www.epochtimes.jp/jp/2014/08/img/m49497.jpg

上の2枚の写真(ネット写真)が「ニューヨーク・タイムズ」に掲載された。
左はネズミの脳細胞の排列状態で、右が宇宙の構造である。初期の宇宙の中で星団が相互に繋がっている状態は、大脳神経ニューロンが互いに繋がっている構造とほぼ同じように見える。

道家は人体を一つの小宇宙だと唱えているが、これはなかなか理解され難い。
肉眼で見えるこの宇宙空間は人体と相似性がないようだ。
しかし、宇宙と人体とは確かに相似する部分があることが次第に分かってきた。

続きはソースで

(翻訳編集・学静)

http://www.epochtimes.jp/jp/2014/08/html/d28485.html

引用元: 【科学】大脳と宇宙は酷似している

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~~引用ここから~~

1: 野良ハムスター ★@\(^o^)/ 2014/06/21(土) 00:00:35.57 ID:???.net

筑波大学の中野裕昭助教は、神経細胞も筋肉細胞も持たない「平板動物」を、日本各地で採集することに成功した。

平板動物は、消化管・呼吸器・神経細胞・筋肉細胞などを持たない単純な構造をしており、古くから進化科学の研究対象として注目を集めていた。しかし、野生からの採集は困難で、1977年以来、日本での研究はあまり活発におこなわれてこなかった。

今回の研究では、能登、館山、菅島、下田、白浜、瀬底の6ヶ所で最終をおこない、いずれも平板動物を発見することに成功した。

続きはソースで

平板動物。前後、左右の区別はなく、体中に生えた繊毛を使って水槽の底をいろいろな方向に這い回る。
大きさは約1mm(筑波大学 の発表資料より)
http://www.zaikei.co.jp/files/general/2014062023292128.jpg
http://www.zaikei.co.jp/article/20140620/200056.html

奇妙な生きもの「平板動物」を日本各地で確認 ―神経細胞も筋肉細胞もない動物の予想外に広い生息範囲―
(筑波大学プレスリリース)
http://www.tsukuba.ac.jp/attention-research/p201406191800.html

論文 "Survey of the Japanese Coast Reveals Abundant Placozoan Populations in the Northern Pacific Ocean"
Scientific Reports 4, Article number: 5356 doi:10.1038/srep05356
http://www.nature.com/srep/2014/140619/srep05356/full/srep05356.html
~~引用ここまで~~



引用元: 【生物】筑波大、神経も筋肉もない平板動物を日本各地で確認


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1: Cancer ★@\(^o^)/ 2014/05/27(火) 20:55:21.51 ID:???.net

塵に隠れたブラックホールを持つ銀河は群れて分布

【2014年5月23日 NASA】

NASAの赤外線衛星の観測から、塵に隠れたブラックホールを持つ銀河は、隠れていないブラックホールを持つ銀河より群れて分布する傾向にあることがわかった。単なる見かけ上の違いと考えられてきた塵の有無には、何か別の理由があるのかもしれない。

銀河の群れ全体を大きく取り囲むダークマター(紫)。WISEによる「ろ座銀河団」の画像を強調処理したもの。
http://www.astroarts.jp/news/2014/05/23agn/fornax_cluster.jpg

従来は、ブラックホールを取り巻く塵のドーナツ構造の傾きが、見かけの違いを生む要因として考えられてきた。
http://www.astroarts.jp/news/2014/05/23agn/torus.jpg

ほとんどの大規模な銀河には、その中心核に超巨大質量ブラックホールがひそんでいる。
その一部は、周囲のガス物質を重力で引き寄せて膨大なエネルギーを放出し、明るく輝く「活動銀河核」(AGN)として観測される。

これらの“光るブラックホール”は本質的には全て同じはずだが、塵でさえぎられたものと、そうでないものとがある。これは、ブラックホールを取り囲むドーナツ構造の見かけの傾きの違いによるというのがこれまでの一般的な見方だった(画像1枚目)。

だが、NASAの赤外線天文衛星「WISE」が観測した17万を超す活動銀河核のデータから、塵にさえぎられたブラックホールの方がむき出しのものに比べてより群れている傾向が見出された。

続きはソースで

ソース:アストロアーツ(2014年5月23日)
塵に隠れたブラックホールを持つ銀河は群れて分布
http://www.astroarts.co.jp/news/2014/05/23agn/index-j.shtml

原論文:Astrophysical Journal/arXiv
E. Donoso, Lin Yan, D. Stern, R. J. Assef
The Angular Clustering of WISE-Selected AGN: Different Haloes for Obscured and Unobscured AGN
http://arxiv.org/abs/1309.2277

プレスリリース:NASA(May 22, 2014)
NASA's WISE Findings Poke Hole in Black Hole 'Doughnut' Theory
http://www.nasa.gov/press/2014/may/nasas-wise-findings-poke-hole-in-black-hole-doughnut-theory/


引用元: 【天体物理学】超大質量ブラックホールはドーナツ形ではなかった


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