理系にゅーす

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1: 白夜φ ★ 2013/10/02(水) 22:42:05.09 ID:???

涙や唾液作る機能を再生 マウス、胎児の細胞で

 
マウスの胎児から採取した細胞を使い、大人のマウスの涙腺や唾液腺を再生する実験に、東京理科大の辻孝教授らが成功、1日付の英科学誌ネイチャーコミュニケーションズに発表した。

目の表面を守る涙が減って視力低下を招くドライアイや、唾液が出にくくなり虫歯や味覚障害などを引き起こすドライマウスの根本治療につなげたい考え。

ただ、人に応用する場合、胎児から細胞を取るわけにはいかないため、同様の細胞を人工多能性幹細胞(iPS細胞)で作製する方法を開発する必要があるという。

2013/10/02 05:40 【共同通信】

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▽記事引用元 47NEWS 2013/10/02 05:40
http://www.47news.jp/CN/201310/CN2013100201000816.html

▽関連リンク
Nature Communications 4, Article number: 2498 doi:10.1038/ncomms3498
Received 01 February 2013 Accepted 23 August 2013 Published 01 October 2013
Functional salivary gland regeneration by transplantation of a bioengineered organ germ
http://www.nature.com/ncomms/2013/131001/ncomms3498/full/ncomms3498.html



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1: 白夜φ ★ 2013/09/20(金) 08:55:36.31 ID:???

2013年9月13日
独立行政法人理化学研究所

難治性障害「ジストニア」の発症メカニズムに新たな知見
-IP3受容体が小脳と脳幹で機能しないと全身性ジストニアを発症-


「ジストニア」は、持続的な筋肉の収縮が不随意に起きて、身体の捻転や硬直、反復運動などを生じる中枢神経系の難治性障害です。
病態が多様なことから、神経回路レベルでの詳細なメカニズムは明らかになっていません。
これまで、パーキンソン病などと同様に、運動の制御に関わる大脳基底核の異常な活動が原因とされていました。
しかし、最近の研究で小脳の異常活動もジストニアの発症に関わることが明らかになってきました。
ただ、小脳の神経活動が発症にどう関わっているのかの詳しいメカニズムは未解明のままでした。

認知症、アルツハイマー病など脳に関わるさまざまな疾患は、脳神経回路上を情報が正しく伝達されない時に発症すると考えられています。
この脳神経回路の情報伝達に欠かせないものの1つがが神経細胞内にあるカルシウムです。
しかし、カルシウム濃度が過剰になると細胞に悪い影響を与えるため、濃度を調節する必要があります。
この濃度調節に重要な働きをしているのが「イノシトール三リン酸(IP3)受容体」です。
IP3受容体は、細胞内にある“カルシウム貯蔵庫”である小胞体の膜上に存在します。

理研の研究グループは、以前から、このIP3受容体に着目し、これまでにIP3受容体の1つである「IP3R1」を欠損させたマウスが、捻転や硬直などてんかんに似た発作を起こすことを明らかにしてきました。

今回、IP3R1欠損マウスにみられる発作を起こす脳の部位や神経回路を特定するため、小脳と脳幹だけでIP3R1を欠損させたマウス(小脳/脳幹KOマウス)など3種類のIP3R1欠損マウスを作製し、観察しました。
その結果、小脳/脳幹KOマウスだけが発作を起こしました。
また、延髄にある神経細胞群の下オリーブ核から小脳にある情報出力神経細胞のプルキンエ細胞への入力頻度が上昇し、プルキンエ細胞が特徴的な神経活動のパターンを起こすことが、ジストニアの硬直と密接に関わっているという確証を得ました。

さらに、ジストニアは、大脳基底核を含まない神経回路で起きることも示し、従来の大脳基底核の異常活動が原因という説とは異なるメカニズムを突き止めました。
今後、「小脳から出力された異常情報が、大脳からの随意信号の情報とどのように交わってジストニアの症状を起こすのか?」などを解明していくことが、新しい治療法の確立につながると考えられます。

独立行政法人理化学研究所
脳科学総合研究センター 発生神経生物研究チーム
チームリーダー 御子柴 克彦 (みこしば かつひこ)
研究員 久恒 智博 (ひさつね ちひろ)

▽記事引用元 理化学研究所 60秒でわかるプレスリリース
http://www.riken.jp/pr/press/2013/20130913_1/digest/

小脳/脳幹だけでIP3R1を欠損させたマウスにおけるジストニア発症メカニズムのモデル
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http://www.riken.jp/~/media/riken/pr/press/2013/20130913_1/digest2.jpg

報道発表資料
http://www.riken.jp/pr/press/2013/20130913_1/



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1: 依頼36-89@白夜φ ★ 2013/07/16(火) 23:27:21.75 ID:???

一酸化窒素の働き解明 - 新治療薬開発へ一歩/パーキンソン病
2013年7月16日 奈良新聞

県立医大の小沢健太郎准教授らの研究グループが京都大学、三重大学のグループと共同し、一酸化窒素がパーキンソン病の細胞機能障害に影響を与えるメカニズムを突き止めた。
この論文が英国の科学雑誌「Scientific Reports」の16日号に掲載された。

一酸化窒素が同病の発症にかかわっていることは既に知られていたが、研究者によって治療する方向に働くか、悪化させる方向に作用するか意見が分かれていた。

小沢准教授らは一酸化窒素が、あるタンパク質(パーキン)と結びつくとタンパク質の働きを活性化させ、不要なタンパク質の分解を促進させることを解明した。
また長時間作用させた場合は、一酸化窒素と細胞中の活性化酸素が反応し別の物質に変化してしまい、逆に同タンパク質(パーキン)を不活性化させ、細胞機能障害を起こすことも分かった。

小沢准教授は「一酸化窒素がタンパク質を活性化する部分に着目した研究者は同病を改善する方向に作用すると考え、
また変化した物質がタンパク質を不活性化する場面に注目した研究者は病気を悪化させる方向に作用すると考えたのではないか」と話し、
「まだ基礎的な研究の段階だが、一酸化窒素を短時間だけ作用させる薬剤を開発できれば、治療薬として使えるのではないか」と新しい治療薬開発に結びつく可能性を示唆した。

タンパク質のパーキンは異常なタンパク質を分解する働きがあり、寿命が過ぎるなどして異常になったタンパク質を壊して細胞を正常に保っている。

また一酸化窒素の働きは正常なパーキン(タンパク質)であることが条件で、パーキンが不正常なパーキンソン病(遺伝子異常)の場合は治療できない。
小沢教授によると、正常なパーキンを持つ患者はパーキンソン病の9割以上に上るという。

パーキンソン病は手足のふるえやこわばり、動作が緩慢になるという症状の病気で、神経伝達物質・ドーパミンを作る神経細胞が減少することで発症すると考えられるが、詳細なメカニズムは不明な部分が多い。

また一酸化窒素は血管を広げ、血圧を低下させる働きがあることが分かっており、この働きは狭心症の治療に利用されている。

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▽記事引用元 奈良新聞 2013年7月16日配信記事
http://www.nara-np.co.jp/20130716090519.html

▽関連
奈良県立医科大学
H25/07/16血管弛緩物質、一酸化窒素(NO)がパーキンソン病における細胞機能障害を防ぐメカニズムを世界で初めて解明!
http://www.naramed-u.ac.jp/pdf/news/2013/0716NO-mechanism.pdf
Scientific Reports 3, Article number: 2202 doi:10.1038/srep02202
Received 23 May 2013 Accepted 27 June 2013 Published 16 July 2013
S-nitrosylation regulates mitochondrial quality control via activation of parkin
http://www.nature.com/srep/2013/130716/srep02202/full/srep02202.html

※ご依頼いただきました。



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1: 白夜φ ★ 2013/06/14(金) 01:21:17.41 ID:???

サッカーのヘディングで脳にダメージ? 米研究
2013.06.12 Wed posted at 14:59 JST

(CNN) サッカー選手がボールのヘディングを何度も繰り返していると、脳に損傷が起きる恐れがある――。
そんな調査結果が11日の医学誌「ラジオロジー」に発表された。

調査を実施したのは米ニューヨークにあるアルベルト・アインシュタイン医学校のマイケル・リプトン氏のチーム。
若くて健康なアマチュアサッカー選手37人を対象として、集中力と記憶力をテストするとともに、脳の断層撮影検査を行った。

調査対象の選手がその前のシーズン10カ月間にボールをヘディングした回数は、32回から最も多い選手で5400回に上った。

調査の結果、ヘディングの回数と、脳の白質(脳内の各部位への信号伝達を助ける組織)のダメージの間に相関関係がみられたという。

ヘディングの回数が900~1500回に達すると断層撮影検査で脳に損傷が認められ、その後は脳の機能が急激に低下。
ヘディングが1800回前後に達した選手は記憶力に問題がみられた。

脳の修復力はある程度までは機能するが、一定の水準を超えると追いつかなくなるのではないかと研究チームは推測している。

ただしこの水準には個人差があり、今回の調査は対象が少ないなどの問題もある。

リプトン氏のチームはさらに多くの選手の協力を得て調査を進める方針で、「ヘディングの回数の制限を提言できるような段階には至っていない」と強調している。
______________

▽記事引用元 CNN.co.jp 2013.06.12 Wed posted at 14:59 JST
http://www.cnn.co.jp/showbiz/35033306.html

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▽関連
radiology
Soccer Heading Is Associated with White Matter Microstructural and Cognitive Abnormalities
http://radiology.rsna.org/content/early/2013/06/03/radiol.13130545.abstract



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