1: 白夜φ ★ 2013/06/22(土) 23:26:52.10 ID:???

氷から水、きっかけ解明=結晶構造崩壊を計算-総研大など

氷の結晶構造が崩壊し、解けて水になるきっかけをコンピューターのシミュレーションで解明したと、総合研究大学院大(神奈川県葉山町)の院生望月建爾さんらが英科学誌ネイチャーに発表した。
 
岡山大の松本正和准教授や分子科学研究所(愛知県岡崎市)の大峯巌所長との共同研究で、さまざまな化学物質の構造や水を含むたんぱく質の構造が変わる仕組みを解明するのに役立つという。
 
水分子は小さな水素原子2個と大きな酸素原子1個から成る。
固体の氷では、分子が六角形の網を構成するように整然と並んでいる。
 
しかし、温度が上昇すると分子が揺らぎ出し、分子同士の結合が切れて六角形の形が崩れる所が現れる。
望月さんらはこの結合の切れ方に注目し、分子間に働く力の計算を繰り返した。
 
分子が揺らいで結合が切れ、六角形の形が崩れても、初めのうちはすぐつながって元に戻る。
しかし、温度上昇で揺れがひどくなると、つながる際に間違った分子の組み合わせが発生してしまい、連鎖的に組み替えが起きて結晶構造が崩壊することが分かった。(2013/06/22-19:07)
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▽記事引用元 時事ドットコム 2013/06/22-19:07配信記事
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013062200252
画像:固体の氷の結晶構造が崩壊し、液体の水に変わってゆくイメージ。
総合研究大学院大と岡山大、分子科学研究所は、崩壊のきっかけを解明したと発表した(総研大・岡山大・分子研提供)
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http://www.jiji.com/news/kiji_photos/0130622at57_p.jpg

▽関連
・総合研究大学院大
2013年6月20日(木)
【プレスリリース】機能分子科学専攻 大学院生 望月建爾さんの論文が Natureに掲載されました
プレスリリース概要
『氷の融解が始まる“きっかけ”を分子レベルで解明することに成功』
http://www.soken.ac.jp/news_all/3059.html
・Nature Volume: 498, Pages: 350?354 Date published: (20 June 2013) DOI: doi:10.1038/nature12190
Received 30 April 2012 Accepted 12 April 2013 Published online 19 June 2013
Defect pair separation as the controlling step in homogeneous ice melting
http://www.nature.com/nature/journal/v498/n7454/abs/nature12190.html



【分子科学】氷の結晶構造が崩壊し解けて水になるきっかけ コンピューターのシミュレーションで解明/総合研究大学院大などの続きを読む