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海底

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1: 歩いていこうφ ★ 2013/06/19(水) 19:04:14.25 ID:???

2013年6月18日、人民日報が伝えたところによると、有人潜水艇「蛟龍号」は現地時間17日午後4時30分頃、南シナ海―冷泉区の海底から母船の甲板に帰還した。これは蛟龍号の初の試験的応用航行の、第1回潜水任務が順調に完了したことを意味する。今回の航行では4時間に渡る水中作業が実施された。現場総指揮者は、今回の潜水は予定されていた以上の成果を得ることができたと述べた。

蛟龍号は18日に初の「乗客」、同済大学の周懐陽(ジョウ・ホアイヤン)教授を乗せて潜水した。

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◆海底生物の発見、研究の重要な力に

蛟龍号の試験的応用航行の現場総指揮者である劉峰(リウ・フォン)氏は、「今回の潜水は技術的潜水であり、予定されていた以上の成果を得ることができた。まずは潜水艇の技術的状態が非常に安定的で良好であることを確認し、次に長基線測位システムの初の実験が大成功を収め潜水艇が操縦どおり動くことが確認された。さらに潜水士の操縦技術を確認し、潜水艇で海底から300m以上の海底山脈に登頂した」と説明した。

劉氏は、「今回は技術的潜水であったが、有人潜水艇が同海域で冷泉区を探査するのは初のことで、多くのイガイやクモガニなどの海底生物を発見し深海生物の共同体や冷泉区の研究に力強い支援を提供した」と語った。

蛟龍号は約1時間の潜水後、予定されていた作業エリアに到達した(深度約1400m)。蛟龍号はそれから4時間の水中作業を実施し、その間に4枚の写真を水面上に送信し、冷泉区の煙突状の炭酸塩岩およびイガイのサンプルを持ち帰った。

◆18日に初の乗客が潜水

現場指揮部は、17日夜に蛟龍号は18日に2回目の潜水を実施する予定だと発表した。そして予定通りに潜水が行われ、潜水エリアは17日と同じ冷泉区。
2回目の潜水では国家深海基地管理センター操縦士の唐嘉陵(タン・ジアリィン)氏が操縦を担当し、中国科学院声学研究所の張東昇(ジャン・ドンション)氏が引き続き測位システムの実験を担当、そして周懐陽氏が蛟龍号に搭乗した初めての乗客となった。

18日の潜水は9時20分に開始し、15時56分に母船に帰還した。

蛟龍号の初の試験的応用航行は6月10日に開始され、113日に渡り3つの段階を経ることになる。第1段階は南中国海での測位システムの実験で「南シナ海深海科学計画」の科学研究を同時実施する。これには海底生態系、生物、地形などの調査が含まれる。

ソース:レコードチャイナ http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=73467
http://img.recordchina.co.jp/imgout.php?m=5&img=CFP440703627.jpg&s=389248&u=



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1: 白夜φ ★ 2013/06/12(水) 17:40:17.92 ID:???

【 2013年6月11日 大津波から回復し始めた海底生態系 】

東日本大震災(2011年3月11日)の大津波は、三陸沿岸域の海底生態系にも大きな影響をもたらした。
岩手県大槌町の湾内では貝やウニなどのいくつかの底生生物が一時姿を消したが、震災から一年半後には再び生息し出していることが、東京大学大気海洋研究所の清家弘治助教らによる潜水調査で分かった。
海底生態系が、大津波による影響からすでに回復を始めているようだという。

研究グループは震災の6カ月前の10年9月に、同町の大槌湾と船越湾の計10地点で潜水調査を行っていた。
そこで津波襲来から6カ月後の11年9月と18カ月後の12年9月に同じ地点で潜水調査を行い、大津波の前後での水深や堆積物などの海底環境、底生生物などの状況を比較した。

その結果、水深10メートルの泥底であった大槌湾は、大津波後の11年9月には水深が約8メートルと浅くなり、海底には砂利が堆積していたが、12年9月の調査では再び水深は10メートル程度となり、海底は泥で覆われるなど回復していた。

海底生物のうち大槌湾の二枚貝のフリソデガイや巻貝の仲間のキサゴ、船越湾のウニの仲間のハスノカシパンなどは、大津波後に姿を消した。
しかし船越湾に生息していたウニの仲間のオカメブンブクは、大津波から6カ月後には姿がなかったが、18カ月後には再び同じ地点に生息していることが確認された。

このオカメブンブクについては、船越湾のものは3回の調査で、生息(2010年)→非生息(11年)→生息(12年)という変化を示したが、大槌湾では非生息→非生息→生息という異なる傾向を示した。
この差については、船越湾と大槌湾とで▽元々の環境条件が異なっていること▽津波によるインパクトが違っていたことなどが理由として考えられるという。

東日本大震災では、大槌湾岸にある同研究所の国際沿岸海洋研究センターも大津波に襲われ、3階建て同センターの3階部分まで冠水し、3隻の調査船や全ての研究設備、海洋生物の標本類などが壊滅的な被害を受けたが、教職員や学生、共同利用研究者などに人的被害はなかったという。
______________

▽記事引用元 SciencePortal 2013年6月11日配信記事
http://scienceportal.jp/news/daily/1306/1306111.html

海底生態系の調査場所
(提供:東京大学大気海洋研究所)
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http://scienceportal.jp/news/daily/1306/images/130611_img1_w500.jpg
船越湾におけるオカメブンブクの分布
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http://scienceportal.jp/news/daily/1306/images/130611_img2_w500.jpg

▽関連
東京大学大気海洋研究所 2013年6月10日配信記事
大津波が海底生態系に及ぼした影響を潜水調査で解明
http://www.aori.u-tokyo.ac.jp/research/news/2013/20130610.html



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【海洋技術】地球深部探査船「ちきゅう」が最深記録を達成…海底下2132m掘削/海洋研究開発機構


1:海洋研究開発機構は6日、地球深部探査船「ちきゅう」が青森県・八戸沖で海底下2132メートルにまで掘り進み、科学調査掘削としては世界最深記録を更新したと発表した。水深は約1180メートルだった。

これまでの最深記録は1993年にエクアドル沖で米国の掘削船が達成した海底下2111メートル(水深は3462・8メートル)だった。
9月半ばまでに、海底下約2200メートル以上まで掘り進める予定。

ちきゅうは4月、宮城県沖で、海面からの水深と海底下の深さの合計でも科学掘削の世界記録7740メートルを達成している。

ソース:共同通信(2012/09/06 18:41)
http://www.47news.jp/CN/201209/CN2012090601001458.html

参考リンク:海洋研究開発機構のプレスリリース
http://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20120906/
参考リンク:地球深部探査船「ちきゅう」の特設ページ
http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/CHIKYU/index.html 



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