1: ハンナ・もろきみ・アーレントφ ★ 2013/11/21(木) 14:04:55.89 ID:???0

 道南地方でエゾシカの捕獲数が増えている。渡島、檜山両管内で、2012年度は過去最多となる1357頭を記録。畑を荒らされるなど農業被害も広がっており、各自治体は電気柵の設置など駆除強化に知恵を絞っている。

 「これじゃあまるでシカ公園だ」。森町姫川地区の農業宮本秀逸さん(64)は、畑に無数に広がるシカの足跡を見て嘆いた。5年ほど前から、栽培する小豆などがシカに踏みつけられ、芽をかじられるなどの被害に悩まされている。宮本さんが「今年は特にひどかった」
と話す通り、畑から近くの沢にかけてシカによる獣道が何本もできていた。

 森町では、食害防止などを目的とした駆除による捕獲数は昨年度は27頭だったが、本年度は42頭。生息域は今では「町内全域に広がっている」(農林課)という。

 道南地方全体では、駆除と狩猟による捕獲数の合計は2012年度で1357頭と、06年度の292頭と比べて4倍以上。

 函館市では、エゾシカによる農業被害額の集計を始めた07年度の700万円(被害面積15・5ヘクタール)から毎年度被害は増え続け、09年度は2941万円(同25ヘクタール)と過去最多を記録。その後、防護柵設置などの対策が功を奏し、被害額は減少に転じたものの、12年度でなお1021万円(同7・6ヘクタール)に上る。

 同総合振興局によると、道南地方のエゾシカは明治時代中期にいったん絶滅したという。しかし道央圏からの流入に加え、1980年代に狩猟目的のレジャー用に放されたシカが繁殖したことが、急増の背景となっているようだ。

 道内の他地域と比べると、道南でのエゾシカ捕獲数はまだ少ないが、「著しいペースで増えている」(渡島総合振興局)と警戒を強めている。

ソース(北海道新聞) http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki2/505525.html
図表=道南でのエゾシカ捕獲数
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http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki2/image/8240_1.jpg



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