1: 2015/02/13(金) 21:49:24.91 ID:???.net
掲載日:2015年2月12日

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溶岩や灰を巻き上げながら噴火する太平洋の海底火山(PHOTOGRAPH BY NOAA, NSF)
http://nationalgeographic.jp/nng/article/20150210/435064/ph_thumb.jpg

 太平洋や大西洋といった大洋の海底には、中央海嶺と呼ばれる海底山脈があり、その火山活動によって、海洋地殻が形成されている。先週『Geophysical Research Letters』誌に受理された論文によると、その海底火山の活動が、潮の満ち引きに対して驚くほど敏感であることがわかった。さらに、氷河期(氷期)との関係も示唆された。

|海底火山と潮汐、氷期の関係

 コロンビア大学ラモント・ドハティ地球観測所の海洋地球物理学者、マヤ・トルストイは、海底火山の噴火10回分の地震記録を調査、それらの噴火が2週間おきに訪れる「小潮」(こしお)近くに発生している傾向を見出した。小潮時には、火山の上の海面が、他の時期よりもわずかに低くなる。海水の重みが減って小さな地震が誘発され、それが噴火のきっかけになっている可能性がある。

 さらに、10回の噴火すべてが、1月から6月までに発生していた。地球の公転軌道はごくわずかに楕円形をしており、その時期の地球は太陽から遠ざかる方向に移動している。そのため太陽による地殻への引力が減少し、やはり噴火が起こりやすくなると考えられる。

 これらの観測結果を見たトルストイは、潮汐よりずっとゆっくりながら、もっと大きく海水位が変化した事象として、氷期と海底火山の関係に目を付けた。

 氷期には、大量の氷河が大陸を覆っていた。氷河を形成する水の由来は海水であるため、当時の海面は現在より数百フィート(100フィート=30.5m)ほど低かった。その後、地球が温かくなり、氷河が解け出して海面が上昇した。

 過去200万~300万年の間、大陸の氷河や氷床は、約10万年周期で増減を繰り返してきた。地球の公転軌道が、10万年周期で伸び縮みしているためである。

 トルストイは、太平洋の海底地図にも、同じ10万年周期の証拠を発見した。海水位が低い時期に、東太平洋海膨に、溶岩による大きな丘が形成されていたことがわかったのだ。これは、海嶺にかかる水圧が減少した際に、噴火が増えたためであるとトルストイは説明する。

 彼女の説が正しければ、地球の気候に影響を及ぼしている楕円軌道のサイクル(木星と土星の重力によるもの)が、深海底火山の噴火頻度に影響を及ぼしていることになる。

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続く 

引用元: 【地球物理】海底火山の噴火、きっかけは潮の干満 中央海嶺の火山活動は、海水位にきわめて敏感であることがわかった

海底火山の噴火、きっかけは潮の干満 中央海嶺の火山活動は、海水位にきわめて敏感であることがわかったの続きを読む