1: 2015/09/07(月) 21:55:09.96 ID:???.net
千葉工大、天体重爆撃が金星を乾燥させたと発表- 地球との差を生んだ要因か | マイナビニュース
http://news.mynavi.jp/news/2015/09/07/366/
◯天体重爆撃が金星を乾燥させた(PDF)
http://www.it-chiba.ac.jp/topics/press0907.pdf

画像
http://n.mynv.jp/news/2015/09/07/366/images/001l.jpg
1発の天体衝突についての計算例。この計算では15km/s、45度の斜め衝突を想定している。赤いハッチがかかった領域が1回の天体衝突で掘削され、金星大気と混ざる。この領域の質量は衝突天体質量に対しておよそ10倍になる。緑色の点線で示した領域は、天体衝突で発生する衝撃波によって粉砕される地殻やマントルの領域を示す。

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衝突天体の総質量に対する除去可能な水分量の計算結果。右Y軸には天体衝突で掘削された岩石の総質量が示されている。金星岩石中の鉄分量と掘削総質量を合わせて、左Y軸に示した除去可能な水分量を算出。データ点の種類と色及び大きさは衝突してくる天体群についてのパラメータの違いを表している。形成末期の金星に降り注いだ天体の総質量は現在のところ不明だが、地球に対しては地球質量の0.5–1重量%の天体が衝突してきたと言われている。


千葉工業大学は9月7日、金星の表層が極度に乾燥している理由について、天体衝突が初期金星の水分を取り除いたとする新説を発表した。

同成果は同大学惑星探査研究センターの黒澤耕介 研究員によるもので、欧州科学雑誌「Earth and Planetary Science Letters」電子版に掲載された。

金星は地球とほぼ同じ質量であり、太陽からの距離も近いため、形成期の金星表層には地球の海水と同程度の水が存在していたと考えられている。しかし、現在の金星表層には地球の海水量の10万分の1しか水分が存在していない。金星表層の水の行方は、地球と金星がいかにして作り分けられたか、表層に液体の水を持つハビタブルプラネットがどのように作られるのかといった問題に直結する課題の1つとされている。

これまでの研究から、太陽に近い金星では海が蒸発し、水蒸気の大気が形成されていたとされる。この水蒸気は若い太陽からの強い紫外線で水素と酸素に分解され、軽い水素は宇宙空間に放出されたと考えられている。しかし、金星サイズの惑星から地球海洋相当量の水に含まれる酸素を宇宙空間に逃すことは難しいため、金星の表層水の行方は水蒸気の紫外線による分解と、水素の宇宙空間への散逸後に残された分厚い酸素大気をいかにして消費するかという問題に帰着するとされてきた。

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引用元: 【惑星科学】天体重爆撃が金星を乾燥させた 地球との差を生んだ要因か 千葉工大

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