理系にゅーす

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1: 2016/02/16(火) 10:27:32.05 ID:CAP_USER*.net
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160216-00000006-jij_afp-int
【AFP=時事】オランダの研究者らが、血液バンク、精◯バンクに続いて同国初の「糞便(ふんべん)バンク」を開設した。
慢性腸内感染症の患者の治療を目的とした最先端医学の一分野だという。

 このほど、新たに立ち上げられたのは「オランダ・ドナー糞便バンク(NDFB)」。ライデン大学(Leiden University)のエド・クイパー(Ed Kuijper)教授(細菌学)は、AFPの取材に「移植のための糞便(中)物質を医師や病院に提供する一助となる」と語った。同施設は、こうした移植に役立てるために必要な糞便の収集、保管、配布を行う。

 クイパー教授によると、糞便移植療法は、慢性の腸内感染症、特にクロストリジウム・ディフィシレ菌(Clostridium Difficile、CD)に苦しめられている患者の唯一の解決策である場合が多い。特に、長期にわたって抗生物質を多用する治療を受けた後の患者の体内で増殖するケースが顕著なのだという。

「ある種の抗生物質が腸内の細菌叢(さいきんそう、マイクロバイオーム)を破壊するため、細菌が増殖して拡散することが可能になる」とクイパー教授は説明。そして「糞便移植により、体に良い細菌を体内に戻すことができる。
この細菌が移植後に腸内で拡散することで、健全な細菌叢が腸内に再生される」と続けた。

 オランダでは毎年約3000人がCD感染と診断されており、感染例の約5%で慢性化するとされる。
同国では毎月約3~4件の糞便移植が実施されている。

 症例によっては、CD感染が重度の下痢や、大腸や腸せん孔の重い炎症を引き起こし、命にかかわる恐れもある。

 糞便のドナーについてクイパー教授は、「健康で、太り過ぎでもやせ過ぎでもなく、優れた腸内細菌叢の持ち主でなければならない」と語った。

 昨年世界初の糞便バンクを2か所開設した米国とは異なり、ドナーに報酬は支払われない。
糞便はそれぞれの自宅で収集され、ドナーは匿名性が保たれる。

 提供された糞便は、オランダ西部の都市ライデン(Leiden)にある糞便バンクに運ばれ、移植に適した製品へと加工される。移植には内視鏡が用いられる。

「糞便バンク」については、他の疾患に関する研究の一助となることが期待されているほか、消耗性疾患のクローン病など、その他の病気に適用される可能性もあるという。

 ただ、「献便」が献血と同程度に受け入れられているわけではないことをクイパー教授は認めている。
「だがそれは、人々の慣れの問題であり、ドナーは難病に苦しむ患者に安全な治療の可能性を提供していると考えている」

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引用元: 【医療】「糞便移植により、体に良い細菌を体内に戻すことができる」 ”糞便バンク”開設、腸内感染症治療に活用 オランダ

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1: 2016/02/16(火) 18:12:42.03 ID:CAP_USER.net
【プレスリリース】福島の放射能汚染を模した実験によりセシウムを強く吸着する鉱物を特定 - 日本の研究.com
https://research-er.jp/articles/view/43387


発表のポイント

福島第一原発事故による放射能汚染の実態を考慮した実験条件でセシウムの吸脱着試験を行い、セシウムは福島の風化黒雲母に選択的に吸着され、そこに強く固定されることを明らかにした。
実汚染レベルでの放射性セシウム濃度では、風化黒雲母が福島では重要な吸着物質であることを初めて実験的に証明した。
福島地方の放射性セシウムの今後の動態(固定や拡散)や、土壌からの除去方法、除染作業で発生した廃棄物の減容化方法の開発などに大きく寄与するものである。


発表概要

 福島第一原発事故によってもたらされた放射能汚染の解決のため、汚染実態についての詳細な研究や、除染のための技術開発等が進められている。
東京大学大学院理学系研究科、東京大学大学院農学生命科学研究科、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構の研究グループは、福島第一原発事故後の降雨によって放射性セシウムが土壌に吸着される環境を模したセシウムの鉱物への吸着実験を行い、低濃度のセシウムは福島地方の土壌に一般的な風化黒雲母と呼ばれる鉱物に選択的に吸着されることを明らかにした。
またこの鉱物に吸着したセシウムは、他の土壌鉱物に比べ鉱物中に強く固定され、容易に溶出しないことが判明した。
これらの成果は、福島地方の実汚染土壌に関するこれまでの観察・分析結果をよく説明するものであるとともに、今後の長期的な放射性物質の固定・移動等の動態予測や除染廃棄物の減容化の手法の開発等に大きく貢献するものである。

続きはソースで

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引用元: 【鉱物学】福島の放射能汚染を模した実験によりセシウムを強く吸着する鉱物を特定 風化黒雲母に選択的に吸着

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1: 2016/02/11(木) 21:32:27.53 ID:CAP_USER.net
働きアリは「老化」しない:英研究結果
WIRED 2016.2.9 TUE配信記事
https://wired.jp/2016/02/09/ants-dont-age/

オオズアリの働きアリは、命が尽きる瞬間まで、老化の兆候がまったく見られないという研究結果が発表された。

人間の場合、老化現象は止められない。
しかし働きアリは、命が尽きる瞬間まで、老化による衰えを一切示さないらしい。

英国王立協会が発行する学術論文誌『Proceedings of the Royal Society』に掲載された論文によると、Pheidole dentata(北米に生息するオオズアリの一種)の小型の働きアリ(マイナーワーカー)は、実験室の環境では140日間生きるが、命が尽きるときまで、老化の兆候はまったく見られなかったという。
オオズアリでは、働きアリの一部が大柄な兵隊アリ(兵アリ)になる。
研究者は通常の働きアリを小型働きアリ=マイナーワーカー(minor worker) 、いわゆる兵隊アリを大型働きアリ=メジャーワーカー(major worker)と呼ぶ。

働きアリたちは、幼虫の世話をしたり、道しるべフェロモンをたどったり、死んだ昆虫をあさったりなど、毎日の作業にいそしんでいるが、こうした働きアリ数百匹が調査対象になった。

研究者たちはこれらの働きアリたちに、脳細胞の死滅や、ドーパミンなどの神経伝達物質の減少、日々の作業効率の低下など、人間に見られるような老化現象が現れるかどうかを注意深く観察した。
その結果、アリがそうした現象の影響を受けることはなく、死の直前まで最高の状態で生き、最期を迎えることがわかった。

続きはソースで

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引用元: 【生物】オオズアリの働きアリ 命が尽きる瞬間まで「老化」しない/英研究結果

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1: 2016/01/28(木) 18:05:36.11 ID:CAP_USER.net
脳の活動から夢を解読?…SFを現実に (読売新聞(ヨミドクター)) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160128-00010001-yomidr-sctch

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 米映画「ロボコップ」では、重傷を負った警察官の体がロボットに置き換わる。SFではおなじみの設定で、有名作品も多い。

 頭で考えるだけで機械を動かす技術は「ブレーン・マシン・インターフェース(BMI)」と呼ばれ、現実でもどんどん進歩している。
事故や病気で手足などの機能を失った人が切実に待ち望む技術だからだ。

 大阪大の脳外科医、平田雅之・特任准教授(53)らの研究チームは2013年、全身の筋肉が動かなくなる筋萎縮性側索硬化症(ALS)の男性の脳波を脳の表面に置いたセンサーで読み取り、義手を動かしたり、パソコンの文字を入力したりする臨床研究に成功した。
平田さんは「脳卒中などで体や意思疎通が不自由な人は国内で150万人以上。早く実用化させたい」と話す。

 この研究を、脳の情報を読み取る科学で支えた一人が京都大の神谷之康(かみたにゆきやす)教授(45)(脳情報学)だ。
学生時代に哲学を学んだ神谷さんは、「物質である脳から、どのようにして心が生まれるのか」を突き詰めていくうちに脳研究の道に入った、という経歴を持つ。

 「夢の解読に成功?」。神谷さんが13年に米科学誌に発表した論文は、世界で話題になった。夢の世界と現実を結んだSFも多い。
例えば米映画「インセプション」は産業スパイが他人の夢に入り込む大胆な設定だった。

 「他人の夢に入るのは、高い壁があります」。神谷さんはそう言いながら、夢の研究を教えてくれた。

 まず3人の被験者で、夢の内容を調べた。睡眠中に脳波をとり、夢を見ている最中に起こして内容を聞く。これを200回繰り返し、夢の内容を「建物」「車」など約20項目に整理した。

 次に被験者に各項目に関係する写真を見せ、同時に機能的磁気共鳴画像(fMRI)という装置で脳が活動する部位を撮影した。
この画像を解析し、3人別々に夢の内容を当てるプログラムを開発したという。

 最後に3人にfMRIの装置の中で寝てもらい、夢の内容の解読に挑戦した。
その結果、3人で延べ60項目のうち「男性」「文字」「部屋」「食べ物」など15項目については、約7割の精度で当たったという。

 「でも男性は誰なのか、どんな食べ物かはわかりません」と神谷さん。
研究が進めば、頭にぱっと浮かんだアイデアを記録するレコーダーができるかも。そんな夢はいいけれど、夜の夢はあまりのぞかれたくないなあ。


 <インセプション>
 2010年公開。レオナルド・ディカプリオさん主演、渡辺謙さん共演。薬を使って他人の夢に侵入、脳内のアイデアを奪う産業スパイの攻防を描いたSFアクション作品だ。
複数の人が夢の世界を共有でき、夢の中で眠るとさらに別の夢の世界に移動するなど、独創的な設定が好評を博した。

引用元: 【認知神経科学】脳の活動から夢を解読?…SFを現実に

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1: 2016/02/02(火) 17:43:24.21 ID:CAP_USER*.net
脳の神経で情報伝達物質が通過する隙間「シナプス間隙(かんげき)」にタンパク質でできた構造があることを、京都産業大総合生命科学部の浜千尋教授や中山実助教らがショウジョウバエで突き止めた。シナプス間隙の機構はほとんど分かっておらず、脳機能の解明につながるという。
米学会誌に発表した。

浜教授らは既に、シナプス間隙にタンパク質「Hig」があり、神経伝達物質「アセチルコリン」受容体の量を制御していることを突き止めていた。研究では、Higと似た構造を持つタンパク質を探し、より詳細にシナプス間隙の仕組みを調べた。

続きはソースで

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ソース/京都新聞社
http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20160202000021

引用元: 【科学】脳神経の隙間に謎の構造物 京産大発見、機能解明へ期待

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1: 2016/01/27(水) 21:30:33.16 ID:CAP_USER.net
共同発表:高オイル産生クロレラの全ゲノム解読に成功
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20160126-3/index.html


ポイント
デンプンやオイル産生能に優れたクロレラの一種Parachlorella kessleriの全ゲノム解読注1)に成功しました。
さらに、トランスクリプトーム解析注2)と代謝マップ注3)の構築を行い、デンプンやオイル産生に関与する遺伝子を明らかにしました。
電子顕微鏡を用いて1個の細胞の内部微細構造を3D画像化する技術(「電顕3D注4)」と略称する)によって、クロレラのデンプンとオイル産生過程における細胞小器官(オルガネラ)注5)と蓄積物質の動態を明らかにしました。
クロレラのオイル産生機構の解明に大きく前進しました。
得られたクロレラの全ゲノム情報は、藻類のゲノムや有性生殖の進化に関する基礎研究のみならず、有用物質注6)やバイオ燃料生産への応用に向けた育種や増産技術といった研究を加速することが期待されます。


クロレラはトレボウクシア藻綱注7)に分類される淡水産の単細胞の緑藻です。タンパク質を豊富に含んでいて増殖も早いことから、「未来の食糧資源」として、両世界大戦後の食糧難の時代には各国で研究され実際に食されてもいます。
最近ではバイオ燃料生産藻類の候補の1つとして注目され、デンプンやオイルの産生をコントロールできるようになってきています(図1)。

東京大学 大学院新領域創成科学研究科の河野 重行 教授と大田 修平 特任助教らの研究グループは、国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)の支援を受け、チェコ科学アカデミー・微生物学研究所注8)のザッハレーダー博士らのグループと協力して、クロレラの一種パラクロレラ・ケスレリ(Parachlorella kessleri)の全ゲノム解読に成功したほか、トランスクリプトーム解析を行い、代謝マップを構築することで、クロレラがデンプンやオイルを産生するときの各酵素の発現量を明らかにしました。
また、電顕3Dによって、クロレラのデンプンとオイル産生過程におけるオルガネラと蓄積物質の動態を初めて明らかにしました。

本研究で明らかにされた全ゲノム情報は、藻類のゲノムや有性生殖の進化に関する基礎研究のみならず、バイオ燃料生産に関する育種や増産技術といった応用研究、カロテノイドや長鎖不飽和脂肪酸といった有用物質を産生させる研究などを加速することが期待されます。
この成果は2016年1月25日付でオープンアクセス誌「バイオテクノロジー・フォー・バイオフューエルズ」オンライン版に掲載されます。

続きはソースで

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引用元: 【遺伝学/観察技術】高オイル産生クロレラの全ゲノム解読に成功 オイル産生機構の解明と応用研究の加速に期待

高オイル産生クロレラの全ゲノム解読に成功 オイル産生機構の解明と応用研究の加速に期待の続きを読む

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