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理論

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1: 2016/04/27(水) 19:34:21.52 ID:CAP_USER*.net
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/04/post-4997.php
 第一次世界大戦中の有名な「ガリポリの戦い」で、オーストラリア出身の兵士トム・スケイヒルは、非常に危険な任務だった旗振り役を担った。
足元で爆弾が爆発して失明し、帰還させられたが、戦争の英雄として称賛された。

 終戦後、スケイヒルは戦闘の経験を題材にした詩集を上梓し、「盲目の兵士詩人」として好評を博した。
オーストラリアや米国を巡回して詩の朗読会を行い、観客を魅了した。
セオドア・ルーズベルト大統領もスケイヒルとともに壇上に上がり、「私が知る誰よりも、トム・スケイヒルと一緒にステージに立っていることを誇りに思う」と述べている。
米国で治療を受けた後に、スケイヒルの失明は突如回復した。

 だが、伝記作家のジェフ・ブラウンリッグによると、スケイヒルは本当の姿を偽っていたようだ。
実際は、戦闘の危険から逃れるために盲目を装っていたというのだ。

 それだけではない。
酔っぱらって講演した後に、ろれつが回らなかったことを、検証不能な「戦争による障害」が原因だと述べた。
また、レーニンやムッソリーニに会ったと主張した(そのような証拠はない)。
さらに、8日間しか現場にいなかったにも関わらず、ガリポリの戦いでの長期にわたる戦闘経験について語った。

 スケイヒルが行ったように、自己を飾り立てるための嘘を並び立てて上手く切り抜けるには、非常に大胆でなくてはならない。
スケイヒルは、一般に知りうる限り正式な心理検査を受けたことはなかったが、現代の多くの研究者たちであればこの人物を精神病質(サイコパシー)の典型例と判断するだろう。

 その上スケイヒルは、「成功したサイコパス」とも呼ばれる厄介な特性を体現していた。

 一般的な認識とは異なり、多くのサイコパスは、冷血漢でも精神異常の◯人鬼でもない。
彼らの多くは、自らの特性を生かして人生で欲しい物を獲得し、多くの場合は他人を犠牲にしながら、一般人の中でうまく生活している。

「サイコパスはすべて犯罪者」は刑務所ばかりで観察したから

 サイコパシーを簡単に定義することはできないが、多くの心理学者はそれを人格障害であると見なしている。
表面的には魅力的に見えるものの、計り知れないほど不誠実で冷淡で、罪悪感が欠如しており、衝動的欲望を抑えることができない。
複数の研究によると、サイコパスは一般人口の約1パーセントを占めており、理由はよく分かっていないものの、その多くは男性だという。

 サイコパシーの人たちは、そうでない人々よりも犯罪に手を染める可能性が高い。
そうした犯罪者はほとんど常に、自分の行為が道徳的に間違っていることを認識している。
それが自分にとって問題にならないだけなのだ。
いっぽう、一般的な認識とは反対に、暴力的になるサイコパスはごく少数に過ぎない。

 サイコパシーの研究者はサイコパスを探す際に、そうした人々が多く見つかりそうな場所に目を向ける傾向がある。
そのため多くの研究は刑務所や拘置所で行われてきた。
つい最近まで、サイコパシーに関する理論や調査のほとんどにおいて、犯罪者など、明らかに挫折した人物に焦点が当てられてきたのはこうした理由のためだ。

 だが、サイコパシーの傾向をもつ多くの人々は、刑務所や拘置所にはいない。
実際のところ、一部のサイコパスは、大胆さといったサイコパシーの特徴を利用して、職業上の成功を達成している可能性がある。

続きはソースで

Newsweek JP:2016年4月26日(火)18時00分

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引用元: 【科学】サイコパスはすべてが殺人鬼ではない なかにはその特質を生かして成功している者もいる 米エモリー大学 ★2

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1: 2016/04/11(月) 18:10:05.13 ID:CAP_USER.net
産総研:アモルファス材料などの不規則な原子配列を表現する数理的手法を創出
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2016/pr20160411/pr20160411.html


ポイント

•多面体や多面体の並び方を短くて分かりやすい数列で表す理論を創出
• 簡潔な構造表現によりアモルファス材料設計の高度化に貢献
• 材料科学の基盤強化だけでなく、数学やデータ科学などの異分野への応用にも期待


概要

 国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)機能材料コンピュテーショナルデザイン研究センター【研究センター長 浅井 美博】物性機能数理設計手法開発チーム 西尾 憲吾 主任研究員、同研究センター 宮崎 剛英 副研究センター長は、アモルファス材料などの不規則な原子の並び方を簡単に表記できる数理的手法を開発した。

 材料の機能を原子レベルで理解するためには、材料を構成する原子の配列を簡潔に表現する手法が必要である。特に、人間が原子の配列パターンを直感的に理解できて、意味のある情報を容易に読み取れる表現法が求められている。しかし、アモルファス材料は原子が不規則に並んでいるため、原子配列を表現することは難しい。不規則原子配列を表現する手法の一つにボロノイ多面体法がある。この方法では、原子をボロノイ多面体に置き換え、ボロノイ多面体が空間を埋め尽くすモデル(これは「ボロノイ多面体によるタイリング」と呼ばれている)として原子配列を表現する。その際の多面体の配列パターンを数列で表現できれば、対応する原子配列を表現したことになり、アモルファス材料などを計算機で取り扱いやすくなるが、これまでそのような手法はなかった。また、孤立した1個の多面体を数列で表現する方法はすでに幾つか提案されているが、異なる多面体が同じ数列をとる、数列の桁数が多いなどの問題があった。

 今回、「多面体は多角形というパーツの組み合わせで構成されて、多面体タイリングは多面体から構成されている」点に着目して、多面体や多面体タイリングを簡潔な数列で表現できる理論を創出した。

 本理論の詳細は、2016年4月11日に英国科学雑誌Scientific Reportsでオンライン公開される。

続きはソースで

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引用元: 【計算科学/材料科学】アモルファス材料などの不規則な原子配列を表現する数理的手法を創出 多面体に隠されていた規則を発見

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1: 2016/04/12(火) 23:17:24.60 ID:CAP_USER*.net
近藤誠医師が提唱する“がん放置理論”を信じて、せっかく早期で発見できたがんを進行がんにしてしまう患者が後を絶たない。
学術論文を引用しながら標準的治療の効果を否定し、誤ったインフォームドコンセントを広げる近藤理論に専門家は断固、反論すべきだと勝俣医師は主張する。

――近藤誠先生が書かれた「がん放置療法のすすめ」や「医師に◯されない47の心得」(いずれも文藝春秋)などのいわゆる医療否定本がベストセラーになっています。
勝俣先生は「医療否定本の嘘」(扶桑社)や「『抗がん剤は効かない』の罪」(毎日新聞社)を発表され、近藤先生の主張を徹底的に批判されています。

勝俣 近藤先生の主張は、がんの手術は寿命を縮めるだけ、抗がん薬は効かない、検診は無意味、がんは本物とがんもどきに分かれる――というものです。
がんの臨床試験には不正があるとも言っています。つまりがんの標準治療の完全な否定です。

 トラスツズマブの臨床試験ではカプランマイヤー曲線が上に凸なので不正があったと主張しています。もし事実なら世界中で不正な乳がん治療が実施されていることになりますから大問題なはずです。
僕は近藤先生が根拠として挙げている論文を読みましたが、不正な研究ではカプランマイヤーの曲線が凸になるとはどこにも書いていないのです。

――近藤先生の「医師に◯されない47の心得」という本は140万部売れたそうですが、臨床現場で影響はありますか。

勝俣 ある乳がん患者さんは、最初に近藤先生に診療してもらったときはステージ2だったのですが、検査のみで経過観察しているうちに臓器に転移してステージ4という状況になって、
僕のところへ来院しました。
薬物療法を開始したのですが、それでも時々近藤先生のところに行って、「薬物療法は効かないし、害も大きいので止めるように」と言われると休んでしまう。
でも不安なので僕のところに来て、薬物治療を継続する。結局、その方はがんが悪化し、お亡くなりになってしまいました。

――近藤先生から離れられない患者さんもいるということですね。

勝俣 やはり近藤先生の方針を疑問に思っても、多くの方が半分信じています。治療をしなくてもよいという主張に希望を見いだすのでしょうね。
近藤先生の本にもがんを放置しても治るとは書いていない。治療してもしなくても結果は変わらないから「死を覚悟せよ」と言っているようなものです。
ところが患者さんは手術しなくても、薬物を使わなくても良くなると思っている。偉い先生が治療しなくても良いといっているので治療しなくも良くなると思っている。
近藤先生はそこまできちんと説明していないところが一番の問題だと思います。

 僕のところに来た患者さんで胃がんの男性患者さんがいます。ステージ1で発見され、国立がん研究センター中央病院に行ったら、すぐ手術をしましょうという。
その方は、近藤先生の著書を読んでいたので、近藤先生にセカンドオピニオンを受けに行った。すると近藤先生は「放置するに限る」というのです。放置するとがんはどんどん大きくなって、もともと幽門部近くにできたがんだったので、幽門部を塞いでしまった。
嘔吐はあるし食事もできない。その状況になって、いくつかの医療機関を受診するとやはり手術を勧められる。

 水も飲めなくなった頃に僕の本に出会って、僕のところにやってきた。その方は近藤先生の本を10冊くらい読んでいて、付箋をたくさん貼っている。
つまり精読しているんです。でも苦しいから僕のところに来てなんとかしてくれという。
手術を勧めると手術は嫌だという。もう1時間、押し問答ですよ。これは洗脳を解く作業に近い。最終的に手術に応じてくれたので、外科を紹介しました。

 手術した後で、僕のところにお礼を言いに来てくれました。恥ずかしそうでしたが、食事も取れるようになって体重も増えて、とても元気になっていました。
最初はステージ1でしたが、半年ほど放置して手術した時点ではステージ3でした。
ステージ3ですから本当は術後療法として抗がん薬を使った方がいいのですが、まだ抗がん薬まではどうしても受けたくないというので、手術までしたのだからというので患者さんの意向を尊重して、薬物投与は行っていません。

近藤理論を放置してはいけない:日経メディカル 2016/4/12 小崎丈太郎=日経メディカルCancerReview
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/search/cancer/cr/201604/546480.html 

学術論文を誤って引用する罪 
――トラススツマブも話が象徴的ですが、近藤先生の本を読むといろいろな学術論文を引用しています。

勝俣 そこです。一般の方々は論文をたくさん引用しているからすごいことを言っているのではないかと思う。
我々が見れば論文の読み方が偏っていて、レベルも低い。最初から結論ありきで偏った読み方をするから間違った結論に達するのです。

 標準治療を無視して、しかもお金を取って医療を行っているというのは海外では医師免許剥奪という話になりかねないし、弁護士も黙っていないということです。
僕は患者さんにも訴訟してもいいですよと言っているのですが、患者さんは近藤先生の言う事を聞き入れた自分が悪いと、自分を責める人が多く、訴訟までに至った例はありません。

 近藤先生の独特の診療スタイルなんですが、患者さんには手術は寿命を縮める、抗がん薬は効かないなどの持論を展開した後で、「あなたが決めてください」と言うのです。
自分が決めたのだから、がんが進行しても、近藤先生を責める気にはなり難いようです。

―インフォームドコンセントの方法に問題がありそうですね。

勝俣 インフォームドコンセントを日本に広げたのは近藤先生という人もいますが、僕から見れば間違ったインフォームドコンセントを日本に広げたのが近藤先生です。
20年前に近藤先生が広めたインフォームドコンセントはいわば「患者の自己責任型インフォームドコンセント」です。医師が責任逃れのために使うといっても言い過ぎではありません。

――正しいインフォームドコンセントをどのように考えていますか。

勝俣 簡単にいうとソムリエに近いと思いますね。患者さん任せにするのではなく、患者さんの話を聞き、個人個人の状況の違いを押さえた上で、この患者さんに一番適切な治療はこれでは
ないかと示す。患者さんとうまくコミュニケーションを取りながら、一緒に考えて結論を出すことが重要です。
医学的な事実はこうだ、後はあなたが決めなさいという“医師責任逃れ型インフォームドコンセント”がはびこってしまっています。

医学は不確実なもの

勝俣 抗がん薬による術後補助療法を行っていない先の胃がんの患者さんのケースでもそうですが、医学は不確実なものです。
術後薬物療法を行ったからといって、再発が完全に予防できるものではありません。手術も絶対ではなく、1%の手術関連死があるということも説明しなければなりません。
患者さんは怖がるし、迷うと思います。そこに絶対駄目という断定的な言い方をされれば患者さんは信じてしまう。

―迷っている最中に断定されると人間は弱いですね。

勝俣 放置していいというのは患者さんにとっては楽な選択肢です。手術にも薬物療法にも放射線治療にもメリット、デメリットがありそれを天秤にかけながら患者さんに説明して、治療を進めているのが我々です。
ですから断定的なことは本来、患者さんに言う事は出来ないはずです。言う事が決まっていれば、患者さんの言う事に耳を傾けることすら必要なくなります。

続きはソース先で

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引用元: 【医療】“がん放置理論”を提唱する「近藤理論」を放置してはいけない 専門家は反論すべきだと医師主張

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1: 2016/03/27(日) 15:56:08.57 ID:CAP_USER*.net
糖尿病でもスイーツを 京都府立医大病院と開発
2016年03月27日 09時23分
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20160327000013

 大津市内で洋菓子店を営む糖尿病のパティシエが、京都府立医科大付属病院(京都市上京区)と低糖質スイーツを共同開発した。食事制限などで我慢を強いられる自身の経験から、安心や幸せを感じられるよう味や価格にもこだわった。
同じ病気に苦しむ人の間で静かな人気を呼んでいる。

 大津市本宮2丁目の菓子工房「メゾンドロースノア」の松本祥宏さん(34)。29歳で菓子職人の道に入ったが、急に甘いものを食べる生活に変わり、1年ほどして職場で 倒れた。京都の実家に近い同病院で糖尿病と診断され、入院した。

 食事制限が一生つきまとう不安に加え「この仕事を続けられないかも」とショックを受けた。同病院糖尿病医療チーム「Team FUTABA(チームふたば)」の医師から「糖尿病でも一線で活躍する職人がいる」と励まされ、京都や東京で修業を続けた。

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引用元: 【健康】糖尿病でもスイーツを 京都府立医大病院と開発

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1: 2016/03/16(水) 21:20:53.36 ID:CAP_USER.net
スーパーコンピュータでフラーレンの性質を探る | 理化学研究所
http://www.riken.jp/pr/press/2016/20160316_1/


要旨

理化学研究所(理研)計算科学研究機構の平尾計算化学研究ユニットの平尾公彦研究ユニットリーダー、量子系分子科学研究チームの中嶋隆人チームリーダー、シドニー大学のブン・チャン リサーチフェローらの国際共同研究グループ※は、スーパーコンピュータ「京」[1]を利用した高精度電子状態計算[2]により、C60フラーレン分子[3]と高次フラーレン分子の生成熱[4]を世界最高の精度で理論予測しました。

C60フラーレン分子は1985年に発見されて以来、ヒト免疫不全ウィルス(HIV)の特効薬、化粧品、半導体材料など、さまざまな分野への応用が進められています。
そのため、実験・理論の両面からの研究が盛んに行われています。
どのように炭素原子同士が結合し、その結合がどの程度安定であるかといった基本的な物性の指標となるのは生成熱です。
しかしこれまで、実験もシミュレーションも難しいため、フラーレン分子の生成熱の正確な値は分かっていませんでした。

国際共同研究グループは、「京」に理研が開発した分子科学計算ソフトウェア「NTChem[5]」を用いて、C60フラーレン分子と炭素の原子数がもっと多い高次フラーレン分子(C70、C76、C78、C84、C90、C96、C180、C240とC320)の合計10種類の大規模分子系の生成熱を、高精度電子状態計算で算出することに成功しました。
また「より大きなフラーレン分子の生成熱を算出する一般的な計算式」を導き出しました。
さらに、炭素原子だけで構成されている同素体[6]のグラフェン[6]とフラーレン分子の物性が大きく異なる原因を推定しました。
さらに、フラーレン分子を大きくすることによる物性の変化を実験に先んじて理論予測することに成功し、新材料として利用するための計算基盤を作りました。

本研究を発展させることにより、これまで難しかったC60フラーレンや高次フラーレンなどの大規模分子の電子物性や化学反応の理論計算による予測がより正確になります。
また、フラーレン分子の性質を実験に先んじて理論で明らかにすることで、新材料設計の指針を計算科学の立場から立案することが期待できます。

本研究は、米国の科学雑誌『Journal of American Chemical Society』(2月3日号)に掲載されました。

続きはソースで

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引用元: 【計算化学】スーパーコンピュータでフラーレンの性質を探る 世界最大規模の電子状態計算で生成熱の正しい値を予測

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1: 2016/02/02(火) 12:17:26.87 ID:CAP_USER.net
東大など、従来理論を覆す高温超伝導のメカニズムを発見 - 半導体デバイス - 日経テクノロジーオンライン
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/013100381/


 東京大学とフランスのパリ南大学は2016年1月29日、銅酸化物高温超伝導体の超伝導が高温で起きる原因となる新しいメカニズムを発見したと発表した。
数値シミュレーションにより従来の理論では説明の付かない電子の振る舞いを発見し、この異常な振る舞いが高温超電導の直接の原因であることを突き止めた。
高温超伝導体の設計に新たな指針を与える成果という。

 1986年に銅の酸化物群が高温超伝導を示すことが発見されて以来、膨大な数の研究が行われてきたが、そのメカニズムには多くの謎が残されている。
これまでの研究で銅酸化物超電導体も他の超電導体と同様に2つの電子がペア(クーパーペア)を組んで運動していることが分かっており、多くの理論では2つの電子を引き寄せる力(引力)に偶数個の電子で作られた粒子(ボソンの一種)が仲立ちしていると推測していた。

 今回、銅酸化物の電子状態をよく表すと考えられている理論模型について、電子間相互作用の最新理論に基づく数値シミュレーションを実施した。

続きはソースで

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引用元: 【量子力学】東大など、従来理論を覆す高温超伝導のメカニズムを発見

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