1: 白夜φ ★ 2013/10/26(土) 22:09:55.20 ID:???

サソリ毒の「痛みを感じない」ネズミ、仕組みを解明 米研究
2013年10月25日 12:37 発信地:ワシントンD.C./米国

【10月25日 AFP】砂漠に生息する野ネズミの1種であるミナミバッタマウス(学名:Onychomys torridus)は、その進化の過程で、サソリを捕食するために毒針の痛みを感じないようにする能力を身に付けたとの研究論文が24日の米科学誌サイエンス(Science)に発表された。

この生き残るための珍しい手段では、米国南部とメキシコに生息するサソリ、アリゾナ・バーク・スコーピオン(Arizona bark scorpion)が持つ毒そのものを使って、毒針の猛烈な痛みをまひさせる。

米テキサス大学(University of Texas)などの研究チームは、研究結果は、依存症を引き起こさない鎮痛薬を探求している製薬会社に魅力的な研究対象を提供するかもしれないとしている。

研究を率いたテキサス大学のアシュリー・ロウ(Ashlee Rowe)氏によると、アリゾナ・バーク・スコーピオンの毒は強烈で、刺されると命を落とす恐れもあるという。
「大半の人は、火のついたたばこを押しつけられ、そこを釘で貫かれるような感覚と表現する。焼き印を押されるようだと言う人もいる」

サソリに刺されたミナミバッタマウスは、刺された箇所の毛繕いを「ごく短時間行う。たったそれだけだ」とロウ氏は言う。
また人間が刺された場合、おそらく数分から数時間は痛みが消えないだろうと指摘した。

一般的な実験用のネズミは、後ろ足にサソリの毒を注射すると「足をなめる回数が大幅に増える」ことを研究チームは実験で観察した。
生理食塩水を注射した場合は足をなめる回数が毒の時よりも少なかった。

だがミナミバッタマウスの行動は、まったく逆だった。
後ろ足をなめる回数は、毒をたっぷりと注入された時よりも、生理食塩水を注射された後のほうが多かった。

ミナミバッタマウスは、サソリの毒よりも食塩水の方を明らかに嫌がっていた。

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-*-*-*- 引用ここまで。全文は記事引用元でご覧ください -*-*-*-

▽記事引用元 AFPBBNews 2013年10月25日12:37配信記事
http://www.afpbb.com/articles/-/3002085

▽関連サイト
・Science 25 October 2013:
Vol. 342 no. 6157 pp. 441-446
DOI: 10.1126/science.1236451
Voltage-Gated Sodium Channel in Grasshopper Mice Defends Against Bark Scorpion Toxin
http://www.sciencemag.org/content/342/6157/441.abstract
・University of Texas
Grasshopper Mice Are Numb to the Pain of the Bark Scorpion Sting
http://www.utexas.edu/news/2013/10/24/grasshopper-mice-bark-scorpion/



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