1: 2015/07/05(日) 23:17:32.99 ID:???*.net
http://wired.jp/2015/07/05/save-bats/
2006年に米国で初めて発見された、コウモリを絶滅の危機へと追いやる白鼻症候群(white-nose syndrome)。
さまざまな治療法が試されてきたが、最近、土壌バクテリア「ロドコッカス‐ロドクラウス」を使った新しい治療法が開発された。

動物の絶滅についての話をするなら、コウモリについても語られなければならない。
コウモリを滅亡に向かわせている病、「白鼻症候群(white-nose syndrome、WNS)」のことだ。
WNSの原因となる病原菌は「Pseudogymnoascus destructans」と呼ばれる寒いところを好む菌類で、その症状は、2006年、ニューヨーク州北部のコウモリに初めて発見された。
それ以来、たった8年間で5,700万以上のコウモリを死滅させた。
しかし、つい最近、米国林野局の研究者がようやく治療にたどり着いた。

ジョージア州立大学の野生動物研究者であるクリス・コーネリソンは、2011~12年の博士課程在学中、「ロドコッカス‐ロドクラウス」という土壌バクテリアについて学んだ。
このバクテリアは、果物などに発生する一部のカビの生育を阻害することが知られていたため、コーネリソンはこの研究によって、WNS原因菌を抑えることにつながると考えたわけだ。

■コウモリを守ることは、人間を守ること

治療法のための研究は、これだけではなかった。病の重さに驚くとともにその拡大に直面した研究者や生態学者達は、数年を費やして死に物狂いで臨んでいた。
ある研究者は洞窟でヒーターを使い、また別の研究者は人間から洞窟を遮断し、菌が増殖しないよう試みた。
洞窟内に◯菌剤をスプレーしたり、病原菌を打ち負かす他の菌類を入れるという方法も試された。

「最も普及したのは汚染除去だった」とインディアナ州立大学のコウモリ研究者ジョイ・オキーフは言う。
洞窟探検家や洞窟に来る観光客に抗菌剤をかけ、また同様に彼らが持ち込むあるいは持ち出すあらゆる備品にもスプレーをして除菌する方法だ。

しかし、どれもが感染を止めることはできなかった。
WNSは、冬眠中のコウモリの鼻口部や翅のまわりに現れ、皮膜や組織を破壊する。
結果的にコウモリの冬眠は妨げられ、コウモリは健康時の2倍のエネルギーを使うことになる。
つまり、冬眠のために蓄えた脂肪を燃焼し、飢え死にしてしまうのだ。

【中略】

しかし、研究者たちは近いうちに何か解決策を見つけなければならなくなるだろう。
コウモリは冬眠以外の活動期間中、毎晩、自身の体重の3分の2に相当する昆虫を消費する。
その昆虫には作物に大損害を加える害虫も含まれており、北アメリカにおけるコウモリの減少は、
年間で2,290億の農業損失を引き起こす可能性がある。

中略部はソースでどうぞ

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引用元: 【科学】コウモリを絶滅から救う治療法が、研究者を興奮させている理由

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