1: 2016/06/04(土) 17:33:49.44 ID:CAP_USER
【プレスリリース】スピンをレーザーで制御する 〜レーザー照射で消磁と金属化を放射光で観測〜 - 日本の研究.com
https://research-er.jp/articles/view/46935
1.発表者:
津山 智之(研究当時:東京大学大学院工学系研究科 修士課程2年)
Suvankar Chakraverty(研究当時:理化学研究所創発物性科学研究センター 研究員)
十倉 好紀(東京大学大学院工学系研究科 教授、理化学研究所創発物性科学研究センター センター長)
和達 大樹(東京大学物性研究所 准教授)
2.発表のポイント:
•軟 X 線(注1)の反射率の磁気円二色性(注2)を用いて、強磁性の絶縁体酸化物の薄膜において、磁性が消えていく消磁と金属化していく様子の観測に成功した。
•レーザー(注3)を強くあてることで絶縁体であった薄膜が金属となり、消磁の時間スケールが短くなるという画期的な成果を上げた。
•スピンの制御をレーザー強度で調節できる本成果は、レーザーにより磁気情報を場所ごとに操作するなどの実用化につながることが期待される。
3.発表概要:
放射光施設における軟 X 線を利用した磁気円二色性測定は、最近の技術革新により薄膜やナノサイズの極小試料における磁化の観測が元素別に可能になるなど、物質科学だけでなく、次世代のデバイスとして期待されているスピントロニクスへの応用が期待されています。一方、スピントロニクスにおいては、高速化に向けてスピンの制御を磁場でなくレーザーなどの光により行うことが求められています。東京大学物性研究所の和達大樹(わだちひろき)准教授と同大学院工学系研究科の十倉好紀(とくらよしのり)教授(理化学研究所創発物性科学研究センター センター長)らの研究グループは、ドイツの Helmholtz-Zentrum Berlin の研究グループと共同で、強磁性で絶縁性を示す鉄酸化物 BaFeO3の時間分解磁気円二色性測定(注4)を行い、レーザーを照射することにより消磁と絶縁体から金属への転移(注5)の観測に成功しました。更にレーザー強度を上げていくことで、絶縁体であった薄膜が金属化すると同時に消磁していく時間が短くなることが分かりました。本成果は今後、レーザーによる磁気情報の書き込みなどの際に、レーザー強度によって場所ごとに書き込む情報を変えるなどの応用につながることが期待できます。
この研究成果は、米国科学誌 Physical Review Letters(6月6日(月)オンライン予定)に掲載されます。
続きはソースで
https://research-er.jp/articles/view/46935
1.発表者:
津山 智之(研究当時:東京大学大学院工学系研究科 修士課程2年)
Suvankar Chakraverty(研究当時:理化学研究所創発物性科学研究センター 研究員)
十倉 好紀(東京大学大学院工学系研究科 教授、理化学研究所創発物性科学研究センター センター長)
和達 大樹(東京大学物性研究所 准教授)
2.発表のポイント:
•軟 X 線(注1)の反射率の磁気円二色性(注2)を用いて、強磁性の絶縁体酸化物の薄膜において、磁性が消えていく消磁と金属化していく様子の観測に成功した。
•レーザー(注3)を強くあてることで絶縁体であった薄膜が金属となり、消磁の時間スケールが短くなるという画期的な成果を上げた。
•スピンの制御をレーザー強度で調節できる本成果は、レーザーにより磁気情報を場所ごとに操作するなどの実用化につながることが期待される。
3.発表概要:
放射光施設における軟 X 線を利用した磁気円二色性測定は、最近の技術革新により薄膜やナノサイズの極小試料における磁化の観測が元素別に可能になるなど、物質科学だけでなく、次世代のデバイスとして期待されているスピントロニクスへの応用が期待されています。一方、スピントロニクスにおいては、高速化に向けてスピンの制御を磁場でなくレーザーなどの光により行うことが求められています。東京大学物性研究所の和達大樹(わだちひろき)准教授と同大学院工学系研究科の十倉好紀(とくらよしのり)教授(理化学研究所創発物性科学研究センター センター長)らの研究グループは、ドイツの Helmholtz-Zentrum Berlin の研究グループと共同で、強磁性で絶縁性を示す鉄酸化物 BaFeO3の時間分解磁気円二色性測定(注4)を行い、レーザーを照射することにより消磁と絶縁体から金属への転移(注5)の観測に成功しました。更にレーザー強度を上げていくことで、絶縁体であった薄膜が金属化すると同時に消磁していく時間が短くなることが分かりました。本成果は今後、レーザーによる磁気情報の書き込みなどの際に、レーザー強度によって場所ごとに書き込む情報を変えるなどの応用につながることが期待できます。
この研究成果は、米国科学誌 Physical Review Letters(6月6日(月)オンライン予定)に掲載されます。
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引用元: ・【物性物理学】スピンをレーザーで制御する レーザー照射で消磁と金属化を放射光で観測 [無断転載禁止]©2ch.net
スピンをレーザーで制御する レーザー照射で消磁と金属化を放射光で観測の続きを読む