1: 2015/04/06(月) 14:38:05.31 ID:???.net
掲載日:2015年4月3日
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/040200030/

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スロベニアのディウイェ・バーベ洞窟で見つかったホラアナグマの骨。ネアンデルタール人が製作した有史以前の楽器と考えられていたが、新たな研究により、骨に開いた穴は動物の歯によるものと示された。
(Photograph by Reuters)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/040200030/ph_thumb.jpg?__scale=w:768,h:459&_sh=0e40280510

 「ネアンデルタール人の笛」と呼ばれ、人類最古の楽器と考えられてきた太古の骨が、最新の研究によって、人工物ではなく動物がかじってできたものらしいことがわかった。3月31日付の英国王立協会の科学誌
「Royal Society Open Science」に論文が掲載された。

|骨に開いた穴は人為的?

 「ネアンデルタール人の笛」は、ヨーロッパ南東部の複数の洞窟で発見されている。幼いホラアナグマの大腿骨に丸い穴が規則的に開けられており、管楽器の指穴のように見える。なかでも、スロベニアのディウイェ・バーベ洞窟で1995年に出土した4万3千年前のものが最も有名だ。

 これらの「笛」はネアンデルタール人が製作したのか、獣が死骸をあさり骨をかじった跡なのか、専門家の間で論争が続いていた。論文を執筆した古生物学者カユス・ディードリッヒ氏は今回、骨の損傷パターンと先史時代の動物の骨を15カ所の洞窟で調査。この骨笛の穴には石器で人為的に開けられた形跡がなく、氷河期に生きていたハイエナの歯の跡であると結論づけた。幼いホラアナグマの骨は軟らかいため、出土品のような穴を開けることが可能という。

「古人類学者の多くは、ディウイェ・バーベの『笛』が肉食動物にかじられた骨だという見方に同意しています。
一方、笛だとされる例が何度かあったのも事実です」と話すのは、カナダ、ビクトリア大学の考古学者エイプリル・ノウェル氏だ。

 ディウイェ・バーベの遺物はネアンデルタール人の時代にまでさかのぼり、スロベニア国立博物館ではこれを「ネアンデルタール人の笛」と紹介している。類似の骨はほかにも出土しているが、その多くはネアンデルタール人の頃よりも新しいことが今回の研究でわかった。

続きはソースで

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<参照>
‘Neanderthal bone flutes’: simply products of Ice Age spotted hyena scavenging activities on cave bear cubs in
European cave bear dens | Open Science
http://rsos.royalsocietypublishing.org/content/2/4/140022

引用元: 【考古学】「ネアンデルタール人の笛」、動物の仕業だった 骨笛の穴は、ハイエナの歯の跡と判明

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