1: エタ沈φ ★ 2013/10/17(木) 15:43:13.93 ID:???

北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)は10月15日、超高速かつ簡便な遺伝子診断のための新手法の開発に成功したと発表した。

成果は、JAIST マテリアルサイエンス研究科の藤本健造教授、同・坂本隆助教らの研究チームによるもの。
研究の詳細な内容は、10月2日付けでアメリカ化学会誌「Journal of the American Chemical Society」に掲載された。

生命の設計図である遺伝子は、たった1つの塩基対の違い、つまり「1塩基多型(SNP:Single Nucleotide
Polymorphism)」から、異なる表現型を示すことが知られている。
例えばSNPを調べることで、国産か外国産かといった食品の品種を決定することが可能だ。
よって、最近問題となっている食品の偽装表示を取り締まる有効な手段の1つにもなっている。

一方で、アルコールの代謝活性(お酒の強さ)などは、「アルデヒドデヒドロゲナーゼ」遺伝子のSNPに依存することが知られており、逆をいえば、このSNPを調べることで「お酒の強さ」を調べることが可能だ。
こうした「SNP解析」はガンなどの疾患リスクの定量化などにも使え、安心・安全な生活を送るための有効なツールとなりつつある。

しかし、現時点におけるSNP解析の主流な「DNAチップ」を用いて、蛍光標識した検体DNA溶液を添加し、洗浄することで、検体に含まれる数万種類の相補的なDNA断片を同時に検出することができるという手法は一度に多量のSNPを同時解析できるというメリットがある反面、操作が煩雑で、大掛かりな装置が必要となることが課題となっている。しかも解析にかかる時間も長く、医療機関や保健所、農業試験場などの「現場」で日常的に用いることが困難なのが現状だ。

>>2へ続く


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マイナビニュース
http://news.mynavi.jp/news/2013/10/16/160/index.html

北陸先端科学技術大学院大学 プレスリリース
http://www.jaist.ac.jp/news/press/2013/post-377.html

J Am Chem Soc.
Details of the ultra-fast DNA photocrosslinking reaction of 3-cyanovinylcarbazole nucleoside; Cis-trans isomeric effect and the application for SNP based genotyping.
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/ja406965f

*依頼がありました
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1376913483/240



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