1: 2016/07/01(金) 07:51:22.80 ID:CAP_USER
恐竜時代の鳥の翼、琥珀の中でありのまま保存 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/063000244/
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/063000244/00.jpg
1億年近く前に生きた原始的な鳥の翼が、琥珀に閉じ込められた非常に保存の良い状態で見つかった。羽毛の重なり方、模様、色、配列など、現在の鳥類にそっくりの形態が、当時の鳥類にもすでに備わっていたことがわかる。
科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」の6月28日号に論文が掲載された。白亜紀末期に絶滅した鳥類の系統、エナンティオルニス類のものである可能性が最も高いという。ナショナル ジオグラフィック協会もこの研究を支援している。(参考記事:「琥珀の中から新種の吸血バエ化石を発見」)
「我を忘れるほどの発見」
恐竜の多くが羽毛に覆われていたという事実は1990年代から一般に浸透してきた。一方、当時の鳥の羽毛に関する手がかりは、これまでのところ、炭化・圧縮された化石に残る羽毛の痕跡や、琥珀の中で化石化した個々の羽毛くらいしかなかった。(参考記事:「驚きの恐竜展を開催、もはや鳥展、米NYで」)
羽の痕跡からその並びがわかることもあるが、たいてい細部までは保存されていなかったし、色に関する情報が残っていることもまれだった。他方、琥珀に封入された1枚切りの羽毛では、その持ち主である動物までたどり着くことができなかった。
今回、新たに見つかった翼のサンプルは2つ。それぞれ重さ1.6グラムと8.51グラムしかないが、骨の構造や羽毛群、軟部組織を備えている。論文の共著者で中国地質大学のリダ・シン氏によれば、動物の本体から抜け落ちたのではない羽毛が研究されるのは白亜紀のものとしては初めてという。
「琥珀内の羽毛を調べていて一番問題なのは、わずかな断片だったり、体から離れたものだったりして、どんな動物に生えていたのかが永遠にわからないことです」と語るのは、共著者の1人であり、カナダのロイヤルサスカチュワン博物館で無脊椎動物の古生物学を担当する学芸員、ライアン・マッケラー氏だ。「これほどのサンプルが見つかることはまずありません。我を忘れるほどの発見です」
現代の鳥類に近い姿
X線マイクロCTによる分析で、2つのサンプルは骨の大きさと成長段階からいずれも幼鳥と判明。羽毛の特徴や骨の構造も類似していることから、同一の種に属する可能性がある。(参考記事:「エジプトの猫ミイラ、新X線技術で撮影に成功」)
どちらのサンプルも、皮膚、筋肉、かぎ爪、羽軸が確認でき、風切羽(かざきりばね)や雨覆羽(あまおおいばね)が並んでいるのも見て取れる。いずれも、配置や微小構造が現代の鳥類に近い。
裸眼では羽毛は黒く見えるが、顕微鏡分析では風切羽はおおむね濃い茶色、雨覆羽はやや薄い茶色から銀色、白色の帯まで色の幅があることがわかった。
続きはソースで
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/063000244/
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1億年近く前に生きた原始的な鳥の翼が、琥珀に閉じ込められた非常に保存の良い状態で見つかった。羽毛の重なり方、模様、色、配列など、現在の鳥類にそっくりの形態が、当時の鳥類にもすでに備わっていたことがわかる。
科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」の6月28日号に論文が掲載された。白亜紀末期に絶滅した鳥類の系統、エナンティオルニス類のものである可能性が最も高いという。ナショナル ジオグラフィック協会もこの研究を支援している。(参考記事:「琥珀の中から新種の吸血バエ化石を発見」)
「我を忘れるほどの発見」
恐竜の多くが羽毛に覆われていたという事実は1990年代から一般に浸透してきた。一方、当時の鳥の羽毛に関する手がかりは、これまでのところ、炭化・圧縮された化石に残る羽毛の痕跡や、琥珀の中で化石化した個々の羽毛くらいしかなかった。(参考記事:「驚きの恐竜展を開催、もはや鳥展、米NYで」)
羽の痕跡からその並びがわかることもあるが、たいてい細部までは保存されていなかったし、色に関する情報が残っていることもまれだった。他方、琥珀に封入された1枚切りの羽毛では、その持ち主である動物までたどり着くことができなかった。
今回、新たに見つかった翼のサンプルは2つ。それぞれ重さ1.6グラムと8.51グラムしかないが、骨の構造や羽毛群、軟部組織を備えている。論文の共著者で中国地質大学のリダ・シン氏によれば、動物の本体から抜け落ちたのではない羽毛が研究されるのは白亜紀のものとしては初めてという。
「琥珀内の羽毛を調べていて一番問題なのは、わずかな断片だったり、体から離れたものだったりして、どんな動物に生えていたのかが永遠にわからないことです」と語るのは、共著者の1人であり、カナダのロイヤルサスカチュワン博物館で無脊椎動物の古生物学を担当する学芸員、ライアン・マッケラー氏だ。「これほどのサンプルが見つかることはまずありません。我を忘れるほどの発見です」
現代の鳥類に近い姿
X線マイクロCTによる分析で、2つのサンプルは骨の大きさと成長段階からいずれも幼鳥と判明。羽毛の特徴や骨の構造も類似していることから、同一の種に属する可能性がある。(参考記事:「エジプトの猫ミイラ、新X線技術で撮影に成功」)
どちらのサンプルも、皮膚、筋肉、かぎ爪、羽軸が確認でき、風切羽(かざきりばね)や雨覆羽(あまおおいばね)が並んでいるのも見て取れる。いずれも、配置や微小構造が現代の鳥類に近い。
裸眼では羽毛は黒く見えるが、顕微鏡分析では風切羽はおおむね濃い茶色、雨覆羽はやや薄い茶色から銀色、白色の帯まで色の幅があることがわかった。
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引用元: ・【古生物学】恐竜時代の鳥の翼、琥珀の中でありのまま保存 白亜紀末に絶滅した鳥は、現代の鳥にそっくりの翼をもっていた [無断転載禁止]©2ch.net
恐竜時代の鳥の翼、琥珀の中でありのまま保存 白亜紀末に絶滅した鳥は、現代の鳥にそっくりの翼をもっていたの続きを読む