理系にゅーす

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細胞

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1: 2014/11/07(金) 14:43:33.06 ID:???.net
理化学研究所(理研)と東京大学は11月7日、マウスの全身および臓器を丸ごと透明化し、1細胞解像度で観察することを可能とする技術を開発したと発表した。

同成果は理研生命システム研究センター 細胞デザインコアの上田泰己 コア長、同 田井中一貴 元研究員(現 東京大学大学院医学系研究科機能生物学専攻薬理学講座システムズ薬理学分野講師)、同大学大学院医学系研究科機能生物学専攻薬理学講座システムズ薬理学分野の久保田晋平 日本学術振興会特別研究員らのによるもの。11月6日付け(現地時間)の米・科学誌「Cell」に掲載された。

免疫疾患やがんなどは、わずか1細胞の変化が、細胞ネットワークを通じて生命システム全体に重大な結果をもたらすことが知られている。
個体全身を1細胞解像度で解析できる技術が確立されれば、既存の技術では検出困難な病態の初期過程のネットワーク構造を明らかにする上で、有効なアプローチとなると考えられている。

同研究グループは、これまでの研究で全脳イメージング・解析技術「CUBIC」を実現しており、マウスとサルの脳を透明化することに成功していた。
脳においては脂質の除去と屈折率の均一化により透明度の高いサンプルを得ることができるが、心臓や肝臓などの臓器では血液中の赤色色素「ヘム」など生体色素の脱色が必要で、その効果的な手法はこれまで開発されていなかった。

今回の研究では、「CUBIC」の透明化試薬が「ヘム」を溶出し、組織の脱色を促進することが判明。希釈した試験薬を血液に循環させるなどして10日~2週間でマウスを丸ごと透明化する技術の開発に成功した。
また、透明化した臓器や個体をシート照明型蛍光顕微鏡で観察することで、1細胞解像度の3次元イメージングデータの取得に成功したという。

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画像
マウスを透明化した様子。左が幼児マウスで、右が成体マウス。
http://news.mynavi.jp/news/2014/11/07/182/images/001l.jpg
臓器と個体を丸ごとイメージングした様子
http://news.mynavi.jp/news/2014/11/07/182/images/002l.jpg
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同技術によって、遺伝学的に組み込んだ蛍光タンパク質だけでなく、臓器や個体の解剖学的な構造を取得するための核染色剤の可視化も可能だとのことで、
同研究グループは「個体レベルの生命現象とその動作原理を対象とする『個体レベルのシステム生物学』の実現に1歩近づき、生物学のみならず、医学分野においても大きな貢献をもたらすと期待できる」とコメントしている。

http://news.mynavi.jp/news/2014/11/07/182/

引用元: 理研と東大、マウスの全身透明化に成功 - 脳の透明化技術を応用[2014/11/07]

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1: 2014/10/31(金) 08:42:47.34 ID:???.net
体のさまざまな組織になるES細胞を使って重い目の病気の患者を治療する臨床試験を行ってきたアメリカの研究グループは、
この3年間に治療を受けた患者18人の半数以上で視力が改善し、細胞ががん化するなどの異常はなかったとする報告書を公表しました。

この臨床試験を行ったのはアメリカのベンチャー企業、「アドバンスト・セル・テクノロジー社」などのグループです。
グループは、体のさまざまな組織になるES細胞から目の網膜の細胞を作り出し、「加齢黄斑変性」など、重い目の病気の患者18人に移植しました。
その結果、10人の患者で視力が改善したほか、移植した細胞ががん化するなどの異常は見られなかったということです。
国内では先月、理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダーらのグループが、iPS細胞を使った世界初の手術を今回と同じ「加齢黄斑変性」の患者に行っています。
ES細胞で安全性と効果を示すデータが出たことについて国立成育医療研究センターの阿久津英憲部長は「ES細胞やiPS細胞を使った治療で危惧されていた、がん化したり目的外の細胞に変化したりする問題がなかったことは非常に重要な結果だ。今後、こうした細胞を使った治療を進めるうえでも心強い報告だ」と話しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141029/k10015776161000.html

引用元: 【再生】ES細胞を使った臨床試験で加齢黄斑変性などの患者の半数以上が視力改善、がん化はなし…米国

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1: 2014/10/25(土) 07:57:29.02 ID:???.net
細胞を培養して作った筋肉を人工関節に取り付け、指のように曲げ伸ばすことに成功したと東京大の竹内昌治教授らのチームが24日、発表した。

失われた筋肉を補う再生医療への応用が期待される成果。竹内教授は「筋肉で自然な動きをするロボットの開発にもつながる」と話している。

チームは、ラットの筋肉の細胞をゼリー状のシートに入れ、シートを重ねて培養。
長さ約8ミリで約1・5ミリの厚さがある立体的な筋肉組織を作った。

長さ約2センチの人工関節の両側に筋肉を取り付け、電気刺激で片方ずつ交互に縮ませると、スムーズに曲げ伸ばしできた。

http://www.47news.jp/CN/201410/CN2014102401002066.html

引用元: 【医療】培養筋肉で指の曲げ伸ばし 東大チームが成功

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1: 2014/10/24(金) 20:45:06.15 ID:???.net
メカジキは剣のように鋭い吻(ふん)を持つことで知られる魚だが、最近になってこの吻にまつわる変わった特性が発見された。メカジキが吻を丈夫に保ち、いつでも狩りを行なえる状態にしているというのだ。

研究論文によると、メカジキは特異な方法で骨を修復し、硬く丈夫な状態を維持しているという。

マカジキやメカジキなど、一般にカジキと呼ばれるスズキ目カジキ亜目の魚は上顎骨(嘴骨=しこつ)が前に突き出ていることで知られるが、この骨は獲物を打ちのめし、捕えるのに用いられる。

上顎骨を丈夫に保つには、外から加わる強大な力に耐えるだけでなく、損傷を受けた場合に修復できることが必要だ。哺乳類の場合、修復には2種類の骨細胞が必要になる。
1つは損傷された骨を分解し吸収するためのもの、そしてもう1つは新しい健康な細胞を作るためのものだ。
“骨のリモデリング”と呼ばれるこのプロセスでは、骨の内部に検知可能な痕跡が残る。

ところが、メカジキの骨には2種類の骨細胞のどちらも存在しない。
メカジキが吻を修復できないのだとしたら、獲物の捕獲に使えるほどの丈夫さをどうやって保っているのか。
エルサレムにあるヘブライ大学の生物学者ロン・シャハル(Ron Shahar)氏はその謎を解き明かしたいと考えた。

以下、ソース
ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト 10月21日(火)18時35分配信
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20141021002

引用元: 【生物】メカジキの吻はなぜ折れないのか?

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1: 2014/10/23(木) 16:32:26.10 ID:???0.net
http://www.yomiuri.co.jp/science/20141022-OYT1T50165.html?from=ytop_main4
【ワシントン=中島達雄】がん細胞を狙い撃ちする分子標的薬の新しい有力候補となる化合物を見つけたと、米シカゴ大の中村祐輔教授の研究チームが22日、米医学誌「サイエンス・トランスレーショナル・メディシン」に発表した。


中村教授によると、この化合物を使ってマウスで実験したところ、肺がんが完全に消えたという。

研究チームは、がん細胞の増殖で重要な役割をする「TOPK」というたんぱく質に注目。30万種類の化合物の中から、TOPKの働きを妨げる化合物を探し出した。

この化合物を、肺がんのマウス6匹に週2回ずつ3週間、注射した。
すると、5匹のがん細胞は、最初の注射から25~29日後に完全に死滅した。
TOPKの働きが妨げられ、がんの細胞分裂が止まったとみられる。
化合物をそのまま投与すると白血球が減るなどの副作用があったが、化合物を脂質の膜で包む改良を加えると、副作用は小さくなったという。

引用元: 【科学】がん狙い撃ち新物質、シカゴ大・中村教授が発見

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1: 2014/10/22(水) 23:20:48.30 ID:???.net
京大、iPSから心臓組織シート 世界初、血管細胞含め作製


人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から、心筋や血管など数種類の細胞でできた複雑な心臓組織シートを作ることに京都大の山下潤教授のチームが成功し、22日付の英科学誌電子版に発表した。

チームによると、iPS細胞を、血管の細胞を含む実物に近い構造の心臓組織に一体的に変化させ、シートにしたのは世界初。心臓病患者に移植する再生医療につなげたいとしており、心筋梗塞のラットで機能の回復を確認した。

チームは、血管の成長に関わるタンパク質「VEGF」に着目。
これまでと違い段階的に投与。
するとiPS細胞が心筋細胞のほか、血管内皮と血管壁の細胞に同時に変化した。

2014/10/22 18:20 【共同通信】
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▽記事引用元
http://www.47news.jp/CN/201410/CN2014102201001500.html
47NEWS(http://www.47news.jp/)2014/10/22 18:20配信記事

▽関連リンク
Scientific Reports 4, Article number: 6716 doi:10.1038/srep06716
Received 18 March 2014 Accepted 03 October 2014 Published 22 October 2014
Human iPS cell-engineered cardiac tissue sheets with cardiomyocytes and vascular cells for cardiac regeneration
http://www.nature.com/srep/2014/141022/srep06716/full/srep06716.html

引用元: 【再生医療】iPS細胞から心臓組織シート 世界初、血管細胞含め作製/京都大

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