1: 2014/12/31(水) 14:03:13.15 ID:???.net
名大、鉛不使用で耐高温の強誘電体を開発-150度C超、二価のスズ原子を単独使用:日刊工業新聞
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720141229eaam.html
名古屋大学の長谷川正教授らの研究グループは村田製作所と共同で、鉛を使わず150度C超の高温まで使用できる電子制御機器材料(強誘電体)を開発した。鉛の代わりに二価のスズ原子を単独で安定的に入れることに世界で初めて成功。同大エコトピア科学研究所の武藤俊介教授らが、最先端のナノ分析装置を使い、スズ原子が電子を2個放出する二価の状態であることを証明した。鉛の代替物質として二価スズが有効とされるが、スズは酸化物中では四価で安定し二価の状態で入れることは極めて難しかった。
長谷川教授らは、物質に10万気圧以上の超高圧力をかける装置を使い、スズを二価の状態でバリウムと置き換えることに成功した。超高圧で結晶を圧縮することによって原子間距離を縮め、スズの価数変化を防いだ。
またスズは価数を示す吸収スペクトルが酸素とチタンの吸収スペクトルに挟まれているため、精度良く測定することが難しかった。武藤教授らはナノメートルレベルの分解能を持つ超高圧電子顕微鏡と電子エネルギー損失分光器(EELS)を利用。スズが二価であることを証明した。
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720141229eaam.html
名古屋大学の長谷川正教授らの研究グループは村田製作所と共同で、鉛を使わず150度C超の高温まで使用できる電子制御機器材料(強誘電体)を開発した。鉛の代わりに二価のスズ原子を単独で安定的に入れることに世界で初めて成功。同大エコトピア科学研究所の武藤俊介教授らが、最先端のナノ分析装置を使い、スズ原子が電子を2個放出する二価の状態であることを証明した。鉛の代替物質として二価スズが有効とされるが、スズは酸化物中では四価で安定し二価の状態で入れることは極めて難しかった。
長谷川教授らは、物質に10万気圧以上の超高圧力をかける装置を使い、スズを二価の状態でバリウムと置き換えることに成功した。超高圧で結晶を圧縮することによって原子間距離を縮め、スズの価数変化を防いだ。
またスズは価数を示す吸収スペクトルが酸素とチタンの吸収スペクトルに挟まれているため、精度良く測定することが難しかった。武藤教授らはナノメートルレベルの分解能を持つ超高圧電子顕微鏡と電子エネルギー損失分光器(EELS)を利用。スズが二価であることを証明した。
引用元: ・【材料科学】鉛の代替物質として二価のスズ原子を使用し、耐高温(150度C超)の強誘電体を開発 名大
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