理系にゅーす

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1: 白夜φ ★ 2013/09/30(月) 23:47:29.80 ID:???

バレリーナの回転、バランスの秘密は脳の変化
2013年09月28日 13:53 発信地:パリ/フランス

【9月28日 AFP】バレリーナの脳の構造は長年訓練を積むうちに、体のバランスを崩さずに回転できるよう変化することを突き止めた研究論文が27日、英医学誌「Cerebral Cortex(大脳皮質)」最新号で発表された。
研究結果は、慢性的な目まいの治療への応用が期待される。

英ロンドン大インペリアルカレッジ(Imperial College London)の論文によると、プロのバレリーナたちの脳スキャンを行ったところ、内耳にある平衡器官からの信号を処理する部位と、目まいを認識する部位の2か所で、一般の人々と違いがみられた。

多くの人は素早く回転すると、その後しばらくふらつきを感じる。
これは頭の回転を感知する平衡器官の中に入っている液体が、回転を止めた後もしばらく揺れ続け、この揺れが有毛細胞を通じてまだ回転していると認識されるためだ。

これに対しバレーダンサーは、つま先で片足立ちし素早く体を旋回させる「ピルエット」をふらつくことなく続けることができる。
科学者たちは長らくこの謎の解明に挑んできた。

インペリアルカレッジの研究チームは、バレリーナ29人と、年齢や運動能力が同程度の女性ボート選手20人を暗い部屋で回転椅子に座らせ、その椅子を回転させる実験を行った。
被験者には回転が止まった後、感じている回転リズムで椅子に取り付けられた小型ハンドルを回してもらった。
その結果、椅子を止めた後もバレリーナたちが回転を感じていた時間は驚くほど短かった。

合わせてチームは、MRI(磁気共鳴画像装置)を使ってバレリーナたちの脳も調べた。
すると運動機能をつかさどっている小脳の中で、平衡器官からの信号を処理する部位が、バレリーナの脳では通常よりも小さかったという。

研究を主導したバリー・シームンガル(Barry Seemungal)氏は、バレーダンサーは何年もの訓練を経て(回転に関する感覚の)受容が抑制されるよう脳が適応し、このためピルエットで回転してもバランスを崩さずに踊り続けることができると説明している。

また同氏は、慢性的なめまいに苦しむ患者の脳の同じ部分を調べれば、より良い治療法への道が開ける可能性があると話した。(c)AFP

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▽記事引用元 AFPBBNews 2013年09月28日 13:53
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2970720/11417324

▽関連リンク
Imperial College London
Ballet dancers' brains adapt to stop them feeling dizzy
by Sam Wong 27 September 2013
http://www3.imperial.ac.uk/newsandeventspggrp/imperialcollege/newssummary/news_26-9-2013-17-43-4#fni-5



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1: 白夜φ ★ 2013/09/28(土) 01:34:46.11 ID:???

微小カプセルで脳腫瘍治療 東大チーム、マウスで実験

 
抗がん剤を入れた小さな高分子のカプセルを注射し、膠芽腫という悪性脳腫瘍の増殖を抑えるマウス実験に成功したと、東京大の片岡一則教授、三浦裕助教らのチームが25日発表した。

脳の血管を構成する細胞はきつく結合していて血中の物質を簡単には外に出さない。
薬を血中に投与しても、血管の外にある腫瘍にまでは届きにくく、大きな治療効果が期待できなかった。

チームは今回、腫瘍と、それを取り巻く血管細胞の表面だけにある特定の分子にくっつく直径30ナノメートル(ナノは10億分の1)ほどのカプセルを作製。
人の膠芽腫を頭に移植したマウスの静脈に投与した。

2013/09/25 19:27 【共同通信】

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▽記事引用元 47NEWS 2013/09/25 19:27
http://www.47news.jp/CN/201309/CN2013092501001798.html

▽関連リンク
ACS Nano, Article ASAP
DOI: 10.1021/nn402662d
Publication Date (Web): September 12, 2013
Copyright c 2013 American Chemical Society
Cyclic RGD-Linked Polymeric Micelles for Targeted Delivery of Platinum Anticancer Drugs to
Glioblastoma through the Blood?Brain Tumor Barrier
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/nn402662d



【医学】小さな高分子のカプセルを注射し膠芽腫という悪性脳腫瘍治療 マウスで実験/東大の続きを読む

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1: アヘ顔ダブルピースφ ★ 2013/09/23(月) 22:47:29.72 ID:???

魚に「季節センサー」 宇大・飯野教授ら、300年の謎解明

魚は脳にある血管嚢を通じて日の長さの変化を感じ、季節の移ろいに適応していたことが22日までの宇都宮大農学部の飯郷雅之教授らの研究で分かった。魚の繁殖期は血管嚢で制御されていた。

血管嚢は魚類特有の器官で300年以上前から存在は知られていたが、その機能は未解明で研究者間で論争が続いてきた。飯郷教授は「長年の研究の成果で、宝の山にぶつかったよう」と世紀をまたぐ発見を喜んでいる。

一連の研究は飯郷教授の研究グループと名古屋大の吉村崇教授らが共同で約10年前から進めていた。

飯郷教授らはこれまで鳥類と哺乳類が季節を感じ取る仕組みを解明。
いずれも脳下垂体の付け根にある部位「下垂体隆起葉」が日の長さに適応してホルモン分泌を増やし、繁殖期をコントロールしていることが分かった。

だが下垂体隆起葉は魚類にはない。そこで秋に生殖腺を発達させて繁殖期を迎えるサクラマスで、同様のホルモンの増減が脳のどこで起きているかを調べたところ、血管嚢の王冠細胞で生じていることが分かった。

飯郷教授は「季節に適応する仕組みが解明されることで、養殖魚の採卵時期を調整し、
さまざまな時期に出荷できるようになるかも知れない」と話している。

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下野新聞 9月23日 朝刊
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20130923/1360207



【生物】魚に「季節センサー」 脳にある血管嚢を通じて日の長さの変化を感じ、季節の移ろいに適応 300年の謎解明の続きを読む

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1: リバースパワースラム(北海道) 2013/09/21(土) 12:42:47.86 ID:GczX3FdT0 BE:6278018898-PLT(12100) ポイント特典

 
 ついに攻殻機動隊やマトリックスが目前に。ワシントン大学がインターネットを介して人間と人間の脳を接続、離れた両者間でリアルタイムに意志を伝えるブレイン・マシン・インタフェース (BMI: Brain-machine Interface)実験に成功した

 2匹のラットを使っての試みはデューク大学がすでに成功させていたが、今回の成功で人類は初めてヒト脳間の段階へ進み、しかも映画のように「脳にプラグを埋め込む」などの外科手術を必要としない非侵襲による技術を実現

まず送信者Aの頭部に電極のついた帽子を装着。EEGで脳の活動を監視する
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http://marticleimage.nicoblomaga.jp/image/12/2013/9/0/9018ac14c83470616328acdf86595ba085ac350d1379679757.jpg
簡単なシューティングゲームを見ながら、脳波で画面上のカーソルを動かし、ターゲットを撃ち落とす瞬間に (青い丸のなかに下の白い点が移動していく)
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http://marticleimage.nicoblomaga.jp/image/12/2013/7/0/70f38e402ddcd34b806c1bf01c70fcd43a8abfa31379679757.jpg
右手の指を動かすよう「思い浮かべる」。実際に指は動かさず、単に思い浮かべるだけ
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http://marticleimage.nicoblomaga.jp/image/12/2013/9/3/93870f3f07e9cc13dfeb98df9b78382ec8fed0bb1379679757.jpg
その時の脳の活動が検出され、インターネットを介して受信者Bに送信
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受信者Bはノイズキャンセリングヘッドフォンをつけ、監視モニターは見ていない。頭部には脳内に微弱な電流を流すTMSが被せられており、送信者Aから送られてきた信号によって勝手に右手の指が動かされる
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http://marticleimage.nicoblomaga.jp/image/12/2013/f/0/f0e0938dda8b522c9211641859160a38cf2d601d1379679757.jpg

 「インターネットはコンピュータを接続するための方法だったが、いまや脳を接続するための方法となった」と受信者として参加したアンドレア・ストッコ(Andrea Stocco) はコメントした

 ますますオンライン/オフラインの境目は曖昧になっていき、最近の脳科学の目覚ましい進歩によって人類がテレパシーを手にする日は近いのかもしれない

http://japan.digitaldj-network.com/articles/18232.html



【脳科学ヤバい】人間の脳を「ネットで繋ぐ」インターフェース実験がついに成功 ワシントン大学の続きを読む

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1: チリ人φ ★ 2013/09/19(木) 06:37:27.51 ID:???

米国の研究チームが、車を運転するテレビゲームを高齢者にやらせたところ脳の認知力が改善したとの結果をまとめた。過去にも、ゲームが高齢者の脳に効果があったとの研究内容が発表されている。

娯楽として楽しむだけでなく、今後の高齢化社会でゲームが重要な役割を果たすかもしれない。


米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)のアダム・ガザレイ博士が率いる神経科学の研究チームは、高齢者の脳にゲームが与える影響に関する論文を英科学誌「ネイチャー」2013年9月5日号で公表した。

被験者は60~85歳の46人で、4週間にわたって計12時間「ニューロレーサー」という3Dのカーレースゲームをやらせた。プレーヤーはパソコンの画面に映し出される車を、コントローラーで操作して正しく動かす。
「運転中」に風が吹いたり、坂道をクリアしたりする。画面上に特定の色や形をした「サイン」が現れたら、右手の指でコントローラーを操作して消さなければならない。こうした動きで実生活に必要な集中力、臨機応変な対応力、記憶力を試験した。

ゲームのように複数の作業を同時にこなす「マルチタスク能力」は、加齢によって劣化するのが常。だが4週間の実験の結果、被験者の点数はゲームをプレーしなかった20代よりも高く、マルチタスクのレベルは6か月後も維持されていたという。

ニューロレーサーは、ガザレイ博士のチームが特別に開発したゲームだ。ネイチャー誌では、この実験により、適切に設計された訓練方法があれば、加齢で衰えた認知力を改善できる可能性があることを示したとしている。

類似の研究はほかにもある。米アイオワ大学では、別のテレビゲームで実験した。2013年5月6日付のAFP通信の記事によるとゲームは、プレーヤーが、最初の画面で道路標識や車の絵が短時間表示されている間に絵柄を覚え、次の画面で出てくる選択肢のなかから2つを当てる「ロードツアー」というもの。正答率が低いと次のレベルに進めず、段階を追って難しくなる。

被験者は、「ロードツアー」を続けたグループと、電子版のクロスワードパズルをやらせたグループに分けた。
1年後の再測定で、最低10時間ロードツアーをプレーした組の認知能力は3歳、14時間の組は4歳、それぞれ若返ったという。クロスワードパズルのグループと比較すると、認知能力は1.5歳~7歳近くも若返りを見せたそうだ。論文は米科学誌「プロスワン」に掲載された。

海外の医療事情に詳しい専門紙の記者に取材すると、「科学的なエビデンスが十分積み上がっていないと、数本の論文だけで結論を出すわけにはいきません」と前置きしたうえで、「論文が、権威のあるネイチャーやプロスワンに掲載されている事実を踏まえると、研究の成果に一定の信頼があると考えられます」と話す。
いいかげんな内容の論文なら審査段階で落とされるし、教育機関や国が補助金を支給せずに研究自体がとん挫しているはず、というわけだ。事実、2008年には米イリノイ大学で、あらかじめ「研修」を実施した60~70歳の被験者が、自力で都市を建設する複雑なシミュレーション型テレビゲームに挑戦したところ、「研修なし」のグループより記憶力や推理力、変化したものを特定する能力が改善したという研究結果もあった。
「テレビゲームと高齢者の脳」は、全米の複数の研究機関で数年にわたって取り上げられているテーマなのだろう。

ただ、「ネイチャー」でガザレイ博士が「ゲームが万能薬だと考えてはならない」と警告しているように、どんな種類のゲームでも高齢者の認知力を改善するわけではない。専門紙の記者も、ガザレイ博士の実験で使われた「ニューロレーサー」が「特注」だった点を指摘し、「試験結果を導くためにプログラムされており、市販されているゲームとは違う」と話す。しかし裏を返せば、「ニューロレーサー」の要素を取り込んだ類似のゲームを開発すれば、さらなる成果が期待できるかもしれない。

従来はチェス、日本なら囲碁や将棋といったボードゲームが高齢者の「脳トレ」になると言われていた。
これからはテレビゲームが、脳の活性化にひと役買う時代になる可能性はある。

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http://www.j-cast.com/2013/09/15183203.html



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1: ケンシロウとユリア百式φ ★ 2013/09/19(木) 11:29:57.43 ID:???

アルツハイマー病など認知症の原因物質の一つとみられるたんぱく質「タウ」が、患者の脳内に蓄積した様子を可視化することに成功したと、放射線医学総合研究所(千葉市)のチームが発表した。

発症の早期発見や症状進行度の評価への応用が期待できるという。
米科学誌ニューロン電子版に19日、掲載される。

樋口真人(まこと)チームリーダー(神経科学)らのチームは、タウと結び付いて弱い放射線を出す、特殊な化学物質を開発。
これを注射して、放射線を体外から測定すると、タウの蓄積した場所が浮かび上がった。

この技術で検査したところ、アルツハイマー病の患者は、記憶をつかさどる「海馬」という領域にタウが蓄積していた。症状が進行した患者ほど、脳内の広い領域でタウが増加していた。
アルツハイマー病とは別の認知症の患者も、タウが脳内に蓄積していた。

ソース:読売新聞(2013年9月19日10時04分)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130919-OYT1T00268.htm
画像:ダウが蓄積している海馬
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http://www.yomiuri.co.jp/photo/20130919-840850-1-L.jpg



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