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色覚

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1: 2015/02/26(木) 08:32:37.29 ID:???.net
掲載日:2015年2月25日
http://news.mynavi.jp/news/2015/02/25/037/

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 視覚の研究で大きな発見があった。トンボには、色覚に関わるオプシン遺伝子がけた違いに多いことを、産業技術総合研究所の二橋亮(ふたはし りょう)主任研究員と深津武馬(ふかつ たけま)首席研究員らが見つけた。大半の動物は2~5種類のオプシン遺伝子しかないのに対し、トンボは、ギンヤンマの33種類を最高に15種類以上のオプシン遺伝子を持っていた。

トンボの複眼は色覚能力が極めて高く、周りに色があふれるように超多彩に見えているようだ。色覚の多様性と進化をたどる新しい手がかりとして注目される。東京農業大学の矢嶋俊介(やじま しゅんすけ)教授、川原玲香(かわはら りょうか)博士研究員、総合研究大学院大学の蟻川謙太郎(ありかわ けんたろう)教授、木下充代(きのした みちよ)講師らとの共同研究で、2月24日付の米科学アカデミー紀要オンライン版に発表した。

 光は眼の光受容細胞で電気信号に変換され、脳で情報が処理される。光受容細胞には、光センサーのオプシンタンパク質が存在する。異なる種類のオプシン遺伝子が感受性の異なる光センサーを作り出す。ヒトは、青、緑、赤の3原色に対応した光センサーを作り出す3種類のオプシン遺伝子を持つ。このため、ヒトは可視光が見えるが、紫外線は見えない。

 研究グループは、最新の次世代シーケンサーで網羅的にトンボの遺伝子を解析して、オプシン遺伝子を調べた。トンボは複眼を持つ昼行性の昆虫で、聴覚や嗅覚が退化しており、ほかの昆虫と比べて視覚への依存度が高い。12種類のトンボで、オプシン遺伝子が15~33種類もあり、ほかの動物より格段に多かった。

 アカトンボの1種のアキアカネで、どの波長の光によく反応するかを解析した。その複眼は、背側と腹側が構造的に異なり、背側では1つ1つの個眼が大きいのに対して、腹側では個眼は小さく、細胞内に蓄積する色素も違う。電極を刺して電気生理的に調べると、背側では紫外線(300nm)~青緑色(500nm)の短波長によく反応し、腹側では紫外線から赤色(620nm)までの幅広い波長に応答しており、複眼の背側と腹側で色覚が異なっていた。

続きはソースで

引用元: 【生物】トンボの複眼は色覚遺伝子多く超多彩 - 産総研

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1: 2015/02/03(火) 20:47:09.37 ID:???*.net
画像 
http://www.knb.ne.jp/fit/d320/news_image/6348-00-6348-20150203192612.jpg

 こちらの模様、見覚えのある人も多いと思います。色の見え方を調べる色覚検査の道具です。実は10年以上前から小学校では実施されておらず、今、再開してほしいという声があがっています。現状と課題を取材しました。

 高岡市の南星金子眼科クリニックです。「ここにある数字を読んでください」「12、8、15、74」色覚異常があるかどうかを調べる色覚検査です。かつては全国の小学校で一斉に行われていました。この眼科では「子どもが色覚異常なのではないか」といった保護者からの相談に応じて検査を行っています。

 生まれつきの色覚異常は男性の20人に1人、女性の500人に1人の割合でみられます。毎年全国の小学校で4年生が一斉検査を受けてきましたが検査がいじめや差別につながると、2002年の学校保健法の改正で中止されました。しかし中止から10年以上が経過して、今、問題が出てきているといいます。

 日本眼科医会の調査では、色覚異常の子どもの半数近くが異常に気づかないまま育っていることがわかりました。一方、航空や鉄道関係の一部、警察官や自衛官などは採用試験の検査で色覚が「職務遂行に支障がないこと」などとなっていて、就職活動の際に初めて自分が色覚異常であることを知る人も少なくありません。進路を断念、変更したケースもあり、「色覚異常を早く知ったうえで進路を決めたい」という声が多くあがっているといいます。

一部抜粋、続きは(動画あり)
http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=6348

引用元: 【社会】色覚検査、学校では今

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1: 2014/12/24(水) 12:19:58.58 ID:???.net
Yahoo!ニュース - 色覚は3億年以上前から存在か、魚の目の化石が示唆 (AFP=時事)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141224-00000007-jij_afp-sctch


地球に大陸が1つしかなかった太古の時代の魚の目の化石が、色を認識する視覚が3億年以上前から存在していることを示唆しているとした研究論文が23日、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)で発表された。

 熊本大学(Kumamoto University)などの研究チームは、恐竜が現れるはるか以前に生息していた棘魚(きょくぎょ)の一種の化石を分析し、光を感受する「棒状」と「円錐状」の視細胞を発見した。これら「桿体(かんたい)」細胞と「錐体(すいたい)」細胞とみられる構造は、これまでに発見された中で最古のものという。

 論文共同執筆者の一人、熊本大の田中源吾(Gengo Tanaka)氏は「これは世界初の脊椎動物の網膜の化石の発見だ」と語る。

 軟組織は通常64日以内に腐敗してしまうため、目の化石が発見されることは極めて珍しいと論文の著者らは指摘している。

 米カンザス(Kansas)州にあるハミルトン採石場(Hamilton Quarry)は、生態系全体が急速に堆積物の下に埋もれてできたとみられ、保存状態の良い化石の宝庫となっている。

 この場所で発見された化石の中には、絶滅した棘魚の一種である「Acanthodes bridgei」の化石が含まれていた。これは、これまで知られているものの中で最古の顎を持つ脊椎動物(顎口類)に分類される。

 長い流線型の体と、とげのあるひれを持つこの生物は、浅瀬の汽水域に生息していたと考えられており、約2億5000万年前のペルム紀末に絶滅した。この時に起きた地球史上最大の大量絶滅では、9割近くの生物種が姿を消した。

 ハミルトン採石場で発見されたAcanthodes bridgeiの化石標本には、元の目の色と形、さらには光を吸収する網膜色素などの要素が保持されていた。

 田中氏はAFPの取材に、この化石はリン酸塩の薄い被膜で覆われて保存されていたと語り、組織の分析から「化石に含まれる石化した桿体細胞と錐体細胞の世界初の記録が得られた」と論文に記した。

 これらの細胞と、光を吸収するメラニン色素がともに存在することは、薄暗い光の中では感度の高い桿体細胞を使い、明るい日中は錐体細胞を使ってものを見ることができた「可能性が高い」ことを示唆している。現代の動物では、錐体細胞が特定の波長の光に個別に反応するため、さまざまな色の識別が可能になっている。

 論文は「錐体細胞の存在は、Acanthodes bridgeiが色覚を持っていた可能性が高いことを示している」としているが、結論付けるためには決定的な証拠が必要だという。

 視覚は5億2000万年以上前から存在したと考えられているが、見つかった化石は色を感知する受容体についての世界初の直接証拠だという。

画像
http://amd.c.yimg.jp/im_siggkiazZMUhjverrYRacbmUxA---x600-y519-q90/amd/20141224-00000007-jij_afp-000-3-view.jpg
米メリーランド州ボルティモアの水族館に展示された魚の目のディスプレー(2008年4月23日撮影、資料写真)。

引用元: 【古生物学/神経科学】色覚は3億年以上前から存在か、太古の時代の魚の目の化石が示唆

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