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複眼

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1: 2016/08/02(火) 07:10:33.99 ID:CAP_USER
単眼も複眼ももつ“目の工場”ケヤリムシの謎 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/a/080100047/
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/a/080100047/ph_thumb.jpg


 ケヤリムシは、動物というより羽根ぼうきに見える。海で泳いでいるとき、羽根のような触手の束が岩から生えていたら、それがケヤリムシだ。触手は口の周りから伸び、周囲の水中に含まれる微小な餌をこし取る。すぐそばまで近付くと触手はすぐに縮こまり、棲管(せいかん)と呼ばれる巣に引っ込んでしまう。この中に、ミミズのような細長い体が隠れている。

 このようにすばやく反応できるのは、触手に目があるからだ。彼らケヤリムシは、不審者の接近を目の付いた口で監視できる「生ける羽根ぼうき」といえる。

 最も単純な動物の目は、濃い色素のある光検出器からなる。この目で、持ち主はいわば「1画素」で世界を感じる。正確な像とは言えないが、光や影の方向を知るには十分だ。このように単純な光検出器がたくさん集まると、いくつもの方向から来る光の情報を得られ、高解像度で世界を把握できる。昆虫の複眼がそうだ。(参考記事:「【写真集】虫の目、間近で見た12選」)

「ナショナル ジオグラフィック」2016年2月号の特集記事「不思議な目の進化」で私はこう書いた。「単純な目をただの通過点とみるのは間違いだ。現存する動物の目は、持ち主に必要な機能に特化している」「多様な目の進化のプロセスを解き明かすには、目の構造を調べるだけでは不十分で、動物が目をどのように使っているかを知る必要がある」

 ケヤリムシの場合、必要な機能は防御しかない。彼らは棲管に入って海底に固着する生活を送り、流れてくる細かな餌を水中から取り込んで食べる。仲間のゴカイなどと違って積極的な捕食はしないため、鮮明な視覚はいらない。自分の体が棲管に入っているか、危険が近付いていないかが分かれば十分なのだ。(参考記事:「ヒトデの目は見えていた!」)

 しかし、複雑な機能が不要であるにもかかわらず、各種いるケヤリムシは単なる光検出器から精巧な複眼にいたるまで、驚くほど多様な目を進化させてきた。スウェーデン、ルンド大学のミカエル・ボーク氏がケヤリムシを「自然界の目の工場」と表現したゆえんだ。

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引用元: 【動物学】単眼も複眼ももつ“目の工場”ケヤリムシの謎 動けないにもかかわらず、なぜ昆虫ばりの複眼まで進化させたのか [無断転載禁止]©2ch.net

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1: 2015/02/26(木) 08:32:37.29 ID:???.net
掲載日:2015年2月25日
http://news.mynavi.jp/news/2015/02/25/037/

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 視覚の研究で大きな発見があった。トンボには、色覚に関わるオプシン遺伝子がけた違いに多いことを、産業技術総合研究所の二橋亮(ふたはし りょう)主任研究員と深津武馬(ふかつ たけま)首席研究員らが見つけた。大半の動物は2~5種類のオプシン遺伝子しかないのに対し、トンボは、ギンヤンマの33種類を最高に15種類以上のオプシン遺伝子を持っていた。

トンボの複眼は色覚能力が極めて高く、周りに色があふれるように超多彩に見えているようだ。色覚の多様性と進化をたどる新しい手がかりとして注目される。東京農業大学の矢嶋俊介(やじま しゅんすけ)教授、川原玲香(かわはら りょうか)博士研究員、総合研究大学院大学の蟻川謙太郎(ありかわ けんたろう)教授、木下充代(きのした みちよ)講師らとの共同研究で、2月24日付の米科学アカデミー紀要オンライン版に発表した。

 光は眼の光受容細胞で電気信号に変換され、脳で情報が処理される。光受容細胞には、光センサーのオプシンタンパク質が存在する。異なる種類のオプシン遺伝子が感受性の異なる光センサーを作り出す。ヒトは、青、緑、赤の3原色に対応した光センサーを作り出す3種類のオプシン遺伝子を持つ。このため、ヒトは可視光が見えるが、紫外線は見えない。

 研究グループは、最新の次世代シーケンサーで網羅的にトンボの遺伝子を解析して、オプシン遺伝子を調べた。トンボは複眼を持つ昼行性の昆虫で、聴覚や嗅覚が退化しており、ほかの昆虫と比べて視覚への依存度が高い。12種類のトンボで、オプシン遺伝子が15~33種類もあり、ほかの動物より格段に多かった。

 アカトンボの1種のアキアカネで、どの波長の光によく反応するかを解析した。その複眼は、背側と腹側が構造的に異なり、背側では1つ1つの個眼が大きいのに対して、腹側では個眼は小さく、細胞内に蓄積する色素も違う。電極を刺して電気生理的に調べると、背側では紫外線(300nm)~青緑色(500nm)の短波長によく反応し、腹側では紫外線から赤色(620nm)までの幅広い波長に応答しており、複眼の背側と腹側で色覚が異なっていた。

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引用元: 【生物】トンボの複眼は色覚遺伝子多く超多彩 - 産総研

トンボの複眼は色覚遺伝子多く超多彩 - 産総研の続きを読む

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