理系にゅーす

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解像度

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1: 2015/01/16(金) 17:05:49.73 ID:???.net
掲載日:2015年1月15日

 東京大学の土井靖生さんらにより、2006年に打ち上げられた赤外線天文衛星「あかり」の全天観測データから遠赤外線の画像データが作成された。この遠赤外線データは、これまで広く利用されてきた衛星「IRAS」のデータを約20年ぶりに刷新するもので、解像度が4~5倍向上している。遠赤外線観測では、星や惑星の材料となる低温の塵(ダスト)などの星間物質の分布を把握し、天体が生まれるようすを調べることができる。

 星間物質が重力で集まると、まず大きさが数百光年に達する「巨大分子雲」が作られ、その中で直径数十分の1光年以下の「分子雲コア」と呼ばれる特に密度の濃い領域ができる。今回完成した「あかり」のデータでは、大きな構造の全体を詳しく調べられるので、巨大分子雲から分子雲コアが生まれる過程を調べることができる。
これは世界で唯一のデータだ。

続きはソースで

<画像>
「あかり」が観測した全天の遠赤外線画像。青く示された箇所が温かい星間物質(波長90μm)、赤いほど冷たい星間物質(140μm)の存在を示す。星間物質が温かい領域ほど、より多くの新しい星が生まれつつある。(提供:発表資料より、以下同)
http://www.astroarts.co.jp/news/2015/01/15akari/attachments/akari.jpg

「あかり」が観測した天の川付近の拡大画像。はくちょう座付近(下図の黄色枠)がとらえられている。
(星図は発表者により「ステラナビゲータ」で作成)
http://www.astroarts.co.jp/news/2015/01/15akari/attachments/farir_cyg.jpg

<参照>
ISAS | 高詳細な遠赤外線全天画像データを公開~赤外線天文衛星「あかり」の新しい観測データを研究者が利用可能に~ / トピックス
http://www.isas.jaxa.jp/j/topics/topics/2015/0115_akari.shtml

東京大学 大学院総合文化研究科・教養学部 - 【研究発表】高詳細な遠赤外線全天画像データを公開 -赤外線天文衛星「あかり」の
新しい観測データを研究者が利用可能に - 総合情報ニュース - 総合情報ニュース
http://www.c.u-tokyo.ac.jp/info/news/topics/20150115175744.html

AKARI Far-infrared All-Sky Survey Maps
http://www.ir.isas.jaxa.jp/AKARI/Archive/Images/FIS_AllSkyMap/

<記事掲載元>
http://www.astroarts.co.jp/news/2015/01/15akari/index-j.shtml

引用元: 【宇宙】天文衛星「あかり」が遠赤外線でとらえた全天画像

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1: 2014/11/08(土) 09:35:50.07 ID:???.net
視力2000!アルマが見た惑星誕生の現場

アルマ望遠鏡の試験観測で、史上最高の解像度で見たおうし座HL星の原始惑星系円盤の姿が映し出された。
惑星系が作られつつあるようすが手にとるようにわかる画像は、惑星形成研究の大きな変革を予感させる。
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【2014年11月7日 アルマ望遠鏡】

およそ10年の建設期間を経て2013年から本格稼働が始まったアルマ(ALMA)は、チリ・アタカマ高原に展開したアンテナを組み合わせて高解像度の観測を行う電波望遠鏡だ。
そのアルマがこれまでで最大となる15km間隔にまでアンテナを展開し、「視力2000」に相当する高解像度で試験観測を行った。

観測対象となったのは450光年彼方にある若い恒星おうし座HL星で、周囲の塵とガスの円盤(原始惑星系円盤)が一見CG画像と見紛うほどはっきりととらえられている。

画像
http://www.astroarts.co.jp/news/2014/11/07hl_tau/attachments/hl_tau.jpg
アルマが観測したおうし座HL星の原始惑星系円盤。
太陽系(右)の3倍程度の大きさがある(提供:ALMA (ESO/NAOJ/NRAO))

レコード盤の溝のように見えるすき間の部分は、円盤の物質を掃き集めながら大きな惑星が成長しつつある証拠と考えられる。
生まれて100万年に満たない星の周りで既に大きな惑星が形成されつつあるというのは、これまでの理論では想定されていなかったことだ。

現在、実際に観測研究で利用されるアンテナの展開範囲は最大で1.5kmで、今後じょじょに機能を確認しながら広げていく。
今年9月から12月までの試験観測によるプレビュー画像とはいえ「まさに惑星が作られている現場」の画像を初めて取得できるようになったことで、惑星形成の研究の流れに大きな変革が起こると期待される。

「学生時代に太陽系形成の『京都モデル』(林忠四郎氏が1980年ごろ提唱した惑星形成モデル)を勉強したとき、私が生きているあいだに惑星系が形成されていくようすが実際に見えるようになることはないだろうと思っていました。
次はいよいよ宇宙における生命の兆候の発見に向かいます。
私が生きている間に実現できるかもしれないと思っています」(惑星形成研究者の林正彦・国立天文台長)。
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▽記事引用元
http://www.astroarts.co.jp/news/2014/11/07hl_tau/index-j.shtml
AstroArts(http://www.astroarts.co.jp/index-j.html)2014年11月7日配信記事

☆ご依頼いただきました
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1413980103/190

引用元: 【天文】史上最高の解像度 視力2000!アルマ望遠鏡が見た惑星誕生の現場__

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1: 2014/11/07(金) 14:43:33.06 ID:???.net
理化学研究所(理研)と東京大学は11月7日、マウスの全身および臓器を丸ごと透明化し、1細胞解像度で観察することを可能とする技術を開発したと発表した。

同成果は理研生命システム研究センター 細胞デザインコアの上田泰己 コア長、同 田井中一貴 元研究員(現 東京大学大学院医学系研究科機能生物学専攻薬理学講座システムズ薬理学分野講師)、同大学大学院医学系研究科機能生物学専攻薬理学講座システムズ薬理学分野の久保田晋平 日本学術振興会特別研究員らのによるもの。11月6日付け(現地時間)の米・科学誌「Cell」に掲載された。

免疫疾患やがんなどは、わずか1細胞の変化が、細胞ネットワークを通じて生命システム全体に重大な結果をもたらすことが知られている。
個体全身を1細胞解像度で解析できる技術が確立されれば、既存の技術では検出困難な病態の初期過程のネットワーク構造を明らかにする上で、有効なアプローチとなると考えられている。

同研究グループは、これまでの研究で全脳イメージング・解析技術「CUBIC」を実現しており、マウスとサルの脳を透明化することに成功していた。
脳においては脂質の除去と屈折率の均一化により透明度の高いサンプルを得ることができるが、心臓や肝臓などの臓器では血液中の赤色色素「ヘム」など生体色素の脱色が必要で、その効果的な手法はこれまで開発されていなかった。

今回の研究では、「CUBIC」の透明化試薬が「ヘム」を溶出し、組織の脱色を促進することが判明。希釈した試験薬を血液に循環させるなどして10日~2週間でマウスを丸ごと透明化する技術の開発に成功した。
また、透明化した臓器や個体をシート照明型蛍光顕微鏡で観察することで、1細胞解像度の3次元イメージングデータの取得に成功したという。

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画像
マウスを透明化した様子。左が幼児マウスで、右が成体マウス。
http://news.mynavi.jp/news/2014/11/07/182/images/001l.jpg
臓器と個体を丸ごとイメージングした様子
http://news.mynavi.jp/news/2014/11/07/182/images/002l.jpg
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同技術によって、遺伝学的に組み込んだ蛍光タンパク質だけでなく、臓器や個体の解剖学的な構造を取得するための核染色剤の可視化も可能だとのことで、
同研究グループは「個体レベルの生命現象とその動作原理を対象とする『個体レベルのシステム生物学』の実現に1歩近づき、生物学のみならず、医学分野においても大きな貢献をもたらすと期待できる」とコメントしている。

http://news.mynavi.jp/news/2014/11/07/182/

引用元: 理研と東大、マウスの全身透明化に成功 - 脳の透明化技術を応用[2014/11/07]

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1: 2014/10/03(金) 23:36:24.26 ID:???.net
10月2日の発表によると、海底で新たに数千カ所の山や古代の地溝が発見された。深海の堆積物の下に隠れていた地形が、衛星画像から明らかになったという。

今年3月にインド洋で消息を絶ったマレーシア航空MH370便は、未だに手掛かりが掴めずに捜索が続いている。
難航を極めている主な理由は、世界の深海の大部分で詳しい地図が作成されていないからだ。
今回の新しい衛星 画像は、初めて5キロ四方という詳細な解像度で海底地形をマッピングしている。

観測の対象は、メキシコ湾、南シナ海、南大西洋など、世界の海の大部分をカバーする大規模なミッションだ った。

研究責任者でカリフォルニア州ラホヤにあるスクリップス海洋研究所のデイビッド・サンドウェル(David Sandwell)氏は、「海底地形を素早く包括的に調べるには、宇宙から観測するしかない。
船でこのような地図を 作成する場合、現在のペースなら、あと200年はかかるだろう」と話す。

研究チームは、欧州宇宙機関(ESA)の「クライオサット-2」とNASAの「ジェイソン1(Jason-1)」を利用して 隠れた地形を発見。
どちらも海面の変動を追跡する海洋観測衛星だ。

以下、ソース
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20141003005

引用元: 【地球】宇宙から海底を探査、重力観測衛星

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1: 2014/10/08(水) 20:29:45.90 ID:???.net
ノーベル賞委員会は8日、2014年のノーベル化学賞を、ハワード・ヒューズ医学研究所のEric Betzig氏、マックプランク研究所のStefan W. Hell氏、スタンフォード大学William E. Moerner氏に贈ると発表しました。

受賞理由は、”for the development of super-resolved fluorescence microscopy.” となっており、超高解像度の蛍光顕微鏡の開発業績が評価されたものとなっています。

1873年、科学者のErnst Abbe(エルンスト・アッベ)は、光学顕微鏡の分解能は、開口数と観察波長に依存するとした理論を発表。この理論は、長らく顕微鏡の性能限界を表すものとして使われてきました。

しかし、アッベの理論に従う従来の顕微法では、200nmという分解能が一つの壁となっており、このためにDNAや生体由来のタンパク質といった微細構造は観察が難しく、そうしたサンプルの直接観察は難しいものと考えられていました。

Hell氏は2000年、1本のレーザーによってサンプルの分子を励起させ、もう1本のレーザーによってその励起を失活させる技術によって「STED(Stimulated Emission Depletion, 誘導放出制御) 顕微鏡」を開発。
これにより、従来では敵わなかった分子レベルの光学観察が可能となります。

一方、Moerner氏とBetzig氏は、STED顕微鏡とは異なる方向から、ナノレベルの構造観察実現に向けた研究を行っています。彼らは、一旦サンプル全体から発生する蛍光をとらえた後、確率論に従って画像処理を行うことで、ナノレベルの観察を実現しています。

顕微鏡の開発業績および生体分子の観察法開発いう、化学賞のイメージとは少し離れた印象のある発表でしたが、近年、化学や生物学といった学問領域間の融合を象徴する出来事といえるかもしれません。
http://ggsoku.com/tech/nobel-prize-in-chemistry-2014/

▼STED顕微鏡の原理図
励起用のレーザーに、ドーナツ状のレーザーを重ねあわせることでスポット系を小さくする
http://ggsoku.com/wp-content/uploads/nobel-prize-in-chemistry-2014-500x294.png
http://ggsoku.com/wp-content/uploads/nobel-prize-in-chemistry-2014-01.gif

▼通常の蛍光観察とSTEDの比較。ターゲットスポットが大幅に縮小している
http://ggsoku.com/wp-content/uploads/nobel-prize-in-chemistry-2014-02.png

▼単分子顕微鏡の原理図
http://ggsoku.com/wp-content/uploads/nobel-prize-in-chemistry-20141-500x346.png

▼Betzi氏が2006年に発表した論文の中の観察図
http://ggsoku.com/wp-content/uploads/nobel-prize-in-chemistry-2014-03-500x227.png

ノーベル財団プレスリリース
http://www.nobelprize.org/nobel_prizes/chemistry/laureates/2014/

引用元: 【ノーベル賞2014】化学賞、超高解像度の蛍光顕微鏡開発で米独の3氏が受賞

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1: 2014/08/19(火) 23:11:32.89 ID:???0.net
【北京=山田周平】中国政府は19日、画像の解像度が1メートル級の地球観測衛星「高分2号」を太原衛星発射センター(山西省)から打ち上げ、軌道に乗せることに成功した。
国営新華社が伝えた。米国などは解像度50センチ級の観測衛星を実用化しているが、中国としては最高の技術水準を持つ衛星となる。

新華社は高分2号の用途に都市計画や砂漠化の観測などを挙げているが、軍事利用も想定しているとみられる。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM19H0L_Z10C14A8FF2000/

引用元: 【軍事】中国、解像度1メートル級の観測衛星打ち上げ成功[8/19]

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