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解析

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1: 白夜φ ★ 2013/08/24(土) 01:16:25.80 ID:???

コウモリの長寿命、関連の遺伝子変異を特定か 国際研究
2013年08月21日 10:17 発信地:パリ/フランス

【8月21日 AFP】「大型の動物ほど長生きする」という法則は、ゾウからカゲロウまで、さまざまな動物の寿命について当てはまるとされている。
だが、欧州やアジアの温帯地域に生息するブラントホオヒゲコウモリ(学名:Myotis brandtii)は、この法則に当てはまらない興味深い例だ。
昆虫を餌とするこのコウモリは、体重が5~8グラムほどで、砂糖小さじ2杯分にも満たないが、寿命は40年以上と、イルカと同等でウマやウシよりも長い。

この理由を解明するため、ブラントホオヒゲコウモリの遺伝子コード配列を解析し、その例外的な長寿の原因かもしれない一連の遺伝子の存在を明らかにした国際研究チームの研究結果が、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)で発表された。

研究チームはゲノム解析により、超音波を探知して飛行したり、かすかな光や紫外線を感知したりする能力をもたらす遺伝子を特定。
だが同時に、2種類の成長ホルモンに対する細胞の感受性を制御する「特異な」遺伝子変異も発見した。

うち1つの変異は、ヒトでは小人症の一種に関連しており、糖尿病やがんを防ぐかもしれないことが、これまでの研究で明らかになっていた。

「冬眠や低い繁殖率などと共に(これらは)ブラントホオヒゲコウモリの例外的な長寿命に寄与している」とチームは示唆している。

ブラントホオヒゲコウモリは、生殖が可能になるまでの成長期間が長く、親の7分の1ほどの体重の子を1回に1匹だけ出産する。(c)AFP

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▽記事引用元 AFPBBNews 2013年08月21日10:17配信記事
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2963131/11226203

▽関連リンク
Nature Communications 4, Article number: 2212 doi:10.1038/ncomms3212
Received 20 December 2012 Accepted 26 June 2013 Published 20 August 2013
http://www.nature.com/ncomms/2013/130820/ncomms3212/full/ncomms3212.html



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1: 白夜φ ★ 2013/08/23(金) 22:04:13.81 ID:???

8/8(配信日2013/8/7)
深海に住む鉄のウロコをまとう巻貝・スケーリーフット(通称:黒スケ)共生微生物の全ゲノム解析を達成

発表者
国立大学法人北海道大学
独立行政法人海洋研究開発機構
国立大学法人東京大学
新江ノ島水族館

概要
鉄の鱗を持つユニークな巻貝・スケーリーフットの共生微生物について、全ゲノム配列の解読に成功し、代謝経路を網羅的に同定するとともに、共生微生物の伝播様式を突き止めました。
さらに、スケーリーフットが敏感に環境感知・応答することを捉えました。
本研究は、スケーリーフットと共生微生物が深海底熱水活動域で生存するために発達させてきた生存戦略を世界で初めて遺伝子レベルで明らかにしました。
本研究を足がかりとして、まだ謎の多いスケーリーフットの研究が飛躍的に進むことが期待されます。

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▽記事引用元 東京大学 大学院理学系研究科8/8(配信日2013/8/7)配信記事
http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/press/2013/38.html

▽関連
北海道大学
鉄のウロコをまとう深海の巻貝・スケーリーフット
(通称:黒スケ)共生微生物の全ゲノム解析を達成
http://www.hokudai.ac.jp/news/130808_pr_fish.pdf

▽関連スレッド(過去ログ)
【生物】鉄のよろいを脱いだら白かった、硫化鉄で覆われた黒い貝「スケーリーフット」に近縁な白い新種を発見/JAMSTEC
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1292244132/
【生物】「鉄」のウロコをまとった“鉄壁の貝”の大群衆を発見、生きた姿を展示…世界初
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1259648684/



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1: 一般人φ ★ 2013/06/30(日) 13:15:45.34 ID:???

シンクロトロンを使った画像解析の手法を用いることによりに2億5000万年前に巣穴を共有していた哺乳類の祖先と両生類の奇妙なカップルが存在が明らかになった。

南アフリカ、オーストラリアそしてフランスの共同研究チームは南アフリカのカルー盆地で発見された2億5000万年前の巣穴の化石をスキャンすることによってこのことを発見した。

巣穴の化石を調査することにより、巣穴を共有していた2種類の関連性のない脊椎動物が一緒に寄り添うようにした状態で、たまたま発生した洪水により土砂に埋められて化石化したことが判った。ペルム-三畳紀(P-T)の大量絶滅へと続く厳しい気象条件の最中、両生類のBroomistega と哺乳類の祖先のThrinaxodon は、巣穴で同棲していたのである。

シンクロトロンを使って化石をスキャンすることによって、両生類の方は、肋骨に骨折を負うことで、哺乳類が睡眠のために隠れていた巣穴に逃れてきたことが判った。この研究成果は、哺乳類の祖先の一部は、巣穴を掘るという行動様式に加えて、P-T大量絶滅を生き残るために休眠(dormancy)という生存のための行動様式を生み出していたことを示唆するものとなる。

そして、このシンクロトロンを使った解析によって判明した、三畳紀前期の怪我を負った両生類と獣弓類の奇妙なカップルに関わる研究論文は、「PLoS ONE」(21 June 2013)を通じて発表された。

▽画像
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http://www.sciencenewsline.com/news/images/2013062401440017.jpg

▽記事引用元 Science Newsline(June 24, 2013.)
http://www.sciencenewsline.com/articles/jp/2013062401440017.html

▽POLOS ONE
「Synchrotron Reveals Early Triassic Odd Couple: Injured Amphibian and Aestivating Therapsid Share Burrow 」
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0064978



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1: 依頼35-144@pureφ ★ 2013/06/16(日) 06:23:07.70 ID:???

岡山大など、第2の「クオドリウイルス」系統を詳細に解析

岡山大学は5月17日、農業・食品産業技術総合研究機構(NARO) 果樹研究所との共同研究により、第2の「クオドリウイルス」系統を詳細に解析したと発表した。

成果は、資源植物科学研究所の鈴木信弘教授、NARO 果樹研究所の兼松聡子博士らの共同研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、「Archives of Virology」5月号に掲載された。

「植物病原糸状菌」はウイルスハンティングのフロンティアとなっている。研究チームは、過去5年間に植物病原糸状(「子のう菌」)である「白紋羽病菌 Rosellinianecatrix」から分離された多数のウイルス(菌類ウイルス)の性状解析を行ってきた。白紋羽病菌は、400種以上という非常に広い宿主範囲を持つ土壌に生息する糸状菌だ。日本では特に多年生の日本ナシ、リンゴ、ブドウといった果樹で被害が出ている。

クオドリウイルスの第1例「Rosellinia necatrix quadrivirus1-W1075」は研究チームが2012年に報告したが、今回はその第2例となる。第2例「Rosellinia necatrix quadrivirus1-W1118」も、第1例と同様に白紋
羽病菌 Rosellinia necatrixから分離された。

クオドリウイルスの共通な特徴として、ゲノムが4分節dsRNA(double-strand(stranded) RNA:2本鎖RNA)セグメントからなり、直径45nmの球状粒子を生産すること、末端塩基が多様性を示す。末端塩基の多型はウイルスゲノムとしては極めて珍しい例だという。

これら兄弟ウイルス間で異なる点は、ウイルス粒子がW1118系統でより安定な点だ。2つのウイルスを別種とするか同1種の別系統とし、それぞれのウイルス科により基準が異なるが、W1118とW1075のウイルスの対応するタンパク質間には72~82%配列相同性が認められる。通常、この値はほかのウイルスの科では別種とする閾値より低い値だ。しかし、両者が同じ生物学的性状(同一宿主に無病徴感染する)を示すことから、同1種の別系統とすることを提案したのである。

研究チームのこれまでも含めた一連の研究の大目的は、白紋羽病菌を病気にする(果樹に対する病原力を衰退させる)ウイルスを使用して果樹を白紋羽病から防除(「ヴァイロコントロール」と提唱されている)することだ。
すでに強力なヴァイロコントロール因子となるようなウイルスの発見に成功しており、同時に菌類には実に多様なウイルスのナノ世界が存在することも示している。

つまり、菌類に感染するウイルスの科は現在14種類の新種が存在し、その内の2種は「Megabirnaviridae」と「Quadriviridae」という新しい科に属することを提案し、国際ウイルス分類委員会に承認された形だ。今後も、次々と新しい種、属、あるいは科に属する菌類ウイルスが発見され、その中にヴァイロコントロール因子として有望なウイルスが含まれることが大いに期待されるとしている。

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デイビー日高/マイナビニュース 2013/05/24
http://news.mynavi.jp/news/2013/05/24/057/index.html

クオドリウイルスファミリーに兄弟発見
岡山大学プレスリリース 13.05.17
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id24.html

A second quadrivirus strain from the phytopathogenic filamentous fungus Rosellinia necatrix
Yu-Hsin Lin, Sakae Hisano, Hajime Yaegashi, Satoko Kanematsu, Nobuhiro Suzuki
Archives of Virology May 2013, Volume 158, Issue 5, pp 1093-1098
http://link.springer.com/article/10.1007%2Fs00705-012-1580-8



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1: 白夜φ ★ 2013/06/12(水) 18:07:08.85 ID:???

アヒルのゲノム解読=鳥インフル対策に期待-国際チーム

アヒルの全遺伝情報(ゲノム)の概要を解読したと、中国農業大や英エディンバラ大などの国際研究チームが9日付の米科学誌ネイチャー・ジェネティクス電子版に発表した。
 
アヒルは野生のマガモを家畜化した品種で、いずれもA型インフルエンザウイルスの宿主となることが知られる。
研究成果は詳しい感染メカニズムを解明し、アヒルの感染やヒトへの感染拡大を防ぐ措置を検討するのに役立つと期待される。(2013/06/10-02:05)
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▽記事引用元 時事ドットコム 2013/06/10-02:05配信記事
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013061000009

▽関連
Nature Genetics
The duck genome and transcriptome provide insight into an avian influenza virus reservoir species
http://www.nature.com/ng/journal/vaop/ncurrent/full/ng.2657.html



【遺伝子】アヒルの全遺伝情報(ゲノム)の概要を解読 鳥インフル対策に期待/英エディンバラ大など国際チームの続きを読む

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