理系にゅーす

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記憶

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1: 2014/09/18(木) 17:29:45.55 ID:???.net
Millennium Magnetic Technologies社(MMT)の設立者であるドナルド・マークス氏は、神経工学の研究に携わる中で、脳の活動パターンを記録すれば人間の思念・感情も同様に記録できる可能性があることを発見した。
そしてドナルド氏は特許を取得した記憶認識テクノロジーによって、見事世界初の記憶保存ビジネスの立ち上げに成功したのである。

記憶を記録する際には、MRI(磁気共鳴画像)と呼ばれる装置で脳内をスキャンされながら、様々なパルスの変化を観測するためにおよそ40種類に渡る質問に回答していく。次の質問に移行する前に10秒程度の間隔をとられるため、記録時間は軽く見積もっても10分以上はかかる。
分析結果はMMT社のデータサーバに保存。自分の記憶を記録として恒久的に残すことが可能となる。

残念ながら現在の科学技術では記録されたデータを記憶として完全に戻すことはできないが、将来的には保存データをヴィジュアル化してスクリーンに投影することも可能になるという。
また、様々な記憶データを読み込んで、自分だけでなく他人の行動を脳内で追体験するような驚くべきプランも考案しているとドナルド氏は語る。

アルツハイマーのような認知症に悩む方々にとって、自分の大切な思い出が心の中から消えていくのは絶望以外の何物でもない。
しかし、MMT社の記憶保存サービスを活用すれば、忘れたくない思い出を一生守ることができる。特に、高齢化の進む日本で今後非常に注目されることだろう。

アーノルド・シュワルツェネッガー主演のSF映画「トータル・リコール」には架空の記憶を脳内にインプットする近未来のテクノロジーが登場するが、MMT社のサービスはまさにSFの世界を想起させるドリームビジネスと言えよう。ちなみに、記憶保存サービスの料金は約2000ドル(およそ21万円)である。
少々割高だが、興味のある方は申し込んでみてはいかがだろうか。

http://www.yukawanet.com/archives/4744779.html
http://www.ibtimes.co.uk/neurotechnology-startup-offers-first-ever-mind-reading-mri-scan-1465644

引用元: 【人体】トータル・リコールの世界が現実に!?アメリカで人間の記憶を記録するビジネスが始まる

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1: 2014/08/29(金) 23:05:51.39 ID:???.net
音楽は脳のさまざまな機能を活性化するため、好きな曲を聴くと楽しい気分になることもあれば、大好きな曲で昔を思い出して懐かしさに浸ることもある理由を説明できるかもしれないとの研究結果が、28日に英科学誌ネイチャー(Nature)系オンライン科学誌「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」で発表された。

 米ノースカロライナ大学(University of North Carolina)のロビン・ウィルキンス(Robin Wilkins)氏率いる神経科学者チームは、若い被験者21人にロック、ラップ、クラシックなどのさまざまな種類の音楽を聴かせ、その間に機能的磁気共鳴断層撮影法(fMRI)スキャナーを使用して脳活動のマッピングを行った。

 被験者に聴かせた6曲は、それぞれ長さが5分間で、うち4曲は各ジャンルを代表するとされるもの、1曲はあまり知られていない曲、もう1曲は被験者が大好きな曲としたものを選んだ。
 その結果、被験者が聴かされている曲が好きか嫌いかを示す脳活動のパターンが存在することを研究チームは発見した。

 さらに研究チームは、大好きとした曲がかかった時に発生する特徴的なパターンも発見した。
 好みだが大好きとした曲ではない曲を聴くと、脳の両半球で「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」と呼ばれる神経回路が活発になる。DMNは「内省重視型」の思考にとって重要とされている。
 また大好きな曲を聴くと、隣接する海馬でも脳活動の活発化がみられた。海馬は、記憶と社会活動に関連する感情をつかさどる脳の部位。

 音楽のジャンルは非常に広く、好みは個人的なものであることを考えると、今回の実験で得られたfMRIパターンが被験者間で非常によく似ていることが確認されたのは驚きだと論文の執筆者らは指摘している。

「クラシックのベートーベン(Ludwig van Beethoven)からヒップホップのエミネム(Eminem)まで、聴く音楽のジャンルは大きく異なっても、音楽を聴くことによって皆同じような感情および精神の状態が経験される理由は、今回の研究結果で説明できるかもしれない」と研究チームは話している。(c)AFP

http://www.afpbb.com/articles/-/3024390

サイレポ
Network Science and the Effects of Music Preference on Functional Brain Connectivity: From Beethoven to Eminem
http://www.nature.com/srep/2014/140828/srep06130/full/srep06130.html

引用元: 【神経】ベートーベンからエミネムまで…音楽がわき起こす「懐かしい気持ち」の仕組み解明か

音楽がもたらす「懐かしい気持ち」の仕組みが解明された?の続きを読む

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1: 2014/08/24(日) 22:46:14.35 ID:???.net
東北大学の谷本拓教授らによる研究グループは、ショウジョウバエの脳内で、色と匂いの記憶は同じ脳部位で処理していることを明らかにした。

私たちは、好きな食事や食あたりをした食材の味や香りなどを強く記憶している。
これらは連合記憶と呼ばれ、報酬と罰が感覚情報と結びいた状態で記憶されている。
しかし、「色」と「匂い」のように異なる感覚器官から伝えられた情報がどのように処理されているのかはこれまで明らかになっていなかった。

今回の研究では、ショウジョウバエを用いた実験で、報酬と罰を伝達する神経回路を阻害すると、視覚記憶と嗅覚記憶の両方が阻害されることが分かった。さらに、報酬や罰の情報が伝達される脳構造「キノコ体」も、視覚記憶と嗅覚記憶の両方に必要であることを解明した。

本研究成果は、異なる感覚情報の連合記憶は脳の特定の神経回路で一括処理されていることを示しており、脳の働きの効率化という興味深いメカニズムを知る大きな手がかりとなる。

なお、この内容は8月19日に「eLIFE」に掲載された。
http://www.zaikei.co.jp/article/20140824/210648.html

色と匂いの記憶を形成する報酬(左)と罰(右)を伝達する細胞(東北大学の発表資料より)
http://www.zaikei.co.jp/files/general/2014082418291026.jpg

プレスリリース:色と匂いの記憶は脳の同じ部分で処理される
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2014/08/press20140822-03.html

論文:Shared mushroom body circuits underlie visual and olfactory memories in Drosophila
DOI: http://dx.doi.org/10.7554/eLife.02395

引用元: 【脳科学】色と匂いの記憶は脳の同じ部分で処理される…東北大

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1: 2014/08/28(木) 08:25:50.94 ID:???.net
遺伝子操作したマウスを使い、「嫌な記憶」を「楽しい記憶」に書き換える実験に、ノーベル医学生理学賞受賞者で、理化学研究所の脳科学総合研究センター長を務める利根川進博士らの研究チームが成功した。
論文は27日付の英科学誌ネイチャー電子版に掲載された。

 人間やマウスの脳では、海馬と呼ばれる部分が出来事を記憶。それが不快だったか、楽しかったかは
へんとう体と呼ばれる部分に記憶されると考えられている。
 利根川博士らは以前、光に反応するたんぱく質を組み込み、狙った神経細胞群に光を照射して活性化させ、記憶を思い出すようにした遺伝子操作マウスを生み出した。

 実験で雄のマウスを小部屋に入れて弱い電気ショックを与えると、海馬の特定の神経細胞群が活性化し、「小部屋は怖い」と記憶する。この細胞群を光で活性化させると、小部屋の外でも思い出し、恐怖で身をすくめる反応を示した。

 ところが、同じ神経細胞群に光を照射しながら雌のマウスと一緒に過ごさせると、今度は「楽しい経験」として記憶。
小部屋に入れても恐怖反応を示さなくなった。

 一方、へんとう体では「書き換え」は生じず、楽しい記憶と嫌な記憶を受け持つ細胞群が異なることが判明。
海馬にある記憶が楽しいか不快かは、へんとう体につながる神経回路の行き先が変わることで変化すると分かった。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014082800027

理研プレス
http://www.riken.jp/pr/press/2014/20140828_2/digest/

Nature
Bidirectional switch of the valence associated with a hippocampal contextual memory engram
http://www.nature.com/nature/journal/vaop/ncurrent/full/nature13725.html#affil-auth

引用元: 【神経】「嫌な記憶」を「楽しい記憶」に=光での書き換えにマウスで成功、理研

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1: 2014/08/08(金) 05:20:07.71 ID:???.net
■記憶シナプス減少が統合失調症に関与か

 統合失調症のさまざまな症状が、記憶や感情を担う脳内ネットワークを構成するシナプスの減少によって生じる仕組みの一端を、国立精神・神経医療研究センター神経研究所微細構造研究部の一戸紀孝(いちのへ のりたか)部長と佐々木哲也研究員らが霊長類のコモンマーモセットの研究で示した。霊長類を使って記憶や感情を担う脳神経細胞の発達過程を調べた初の定量的研究で、精神疾患解明の手がかりになりそうだ。7月27日の米科学誌Brain Structure and Functionオンライン版に発表した。

 ヒトを含む霊長類は、生まれてすぐ脳の神経細胞同士が結合するシナプスを急激に増やし、少年期になると、不要なシナプスを刈り込んで、効率化していく。これは霊長類に特有の脳の発達で、マウスなどではこの現象は見られない。統合失調症などの精神疾患は「シナプス病」とも呼ばれ、シナプスの数が極端に減少して大脳皮質が平均よりも薄くなっていることがMRI画像で報告されている。

 研究グループは、霊長類のモデル動物で、小型のサルのコモンマーモセット(体重約300グラム) を使って、大脳皮質の発達過程を詳しく調べた。脳の海馬と強く結合して記憶や感情に関わる領野(24野・14r野)と、俊敏な判断に関わる領野(8B/9野)はいずれも乳幼児期にシナプスを増大させた後、少年期に入ると減少させていた。しかし、俊敏な判断に関わる領野は、思春期以降もシナプスを減少させていくのに対し、記憶に関わる領野は、思春期に入ると、シナプスを一定数に保っていた。

続きはソースで 

http://scienceportal.jp/news/newsflash_review/newsflash/2014/08/20140806_02.html
http://scienceportal.jp/ SciencePorta (2014年8月6日)配信


プレスリリース~独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター
http://www.ncnp.go.jp/press/press_release140801.html
Abstract
Postnatal development of dendritic structure of layer III pyramidal neurons
in the medial prefrontal cortex of marmoset
http://link.springer.com/article/10.1007/s00429-014-0853-2

引用元: 【医学】記憶シナプス減少が統合失調症に関与か

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1: 2014/07/24(木) 19:31:42.42 ID:???0.net
ソース(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版)
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702304067104580048502713294436

 睡眠時間は実際どのくらい必要なのだろうか?

 一般的に健康な成人には一晩に7~9時間の睡眠が勧められている。ただ、睡眠を研究する科学者たちによると、最近の多くの研究成果を踏まえ、米国人の平均睡眠時間が減っている傾向を反映した新たな指針が必要だという。

写真=調査によると、米国の成人は昔より睡眠時間が減っている Corbis
http://si.wsj.net/public/resources/images/PJ-BW054_YHEALT_DV_20140721163404.jpg

 認識や健康に関わる一定の基準からすると、最適な睡眠時間は長い間考えられていた8時間ではなく、7時間だということが複数の研究で明らかになっている。ただ、多くの医師がこの結果に疑問を呈している。

 最近の他の研究によると、一晩ぐっすり眠るのをたとえ20分でも短縮すると、翌日の活動能力や記憶力が損なわれるという。
また睡眠が少な過ぎるだけでなく、多過ぎることも、糖尿病や肥満、心疾患といった健康上の問題や死亡率の高さと関連していることが分かってきた。

 アリゾナ州立大学フェニックスで寝過ぎの影響について研究しているショーン・ヤングステッド教授は「死亡率と罹患(りかん)率は7時間(の睡眠)で最低水準にある。8時間以上は有害だと一貫して示されている」と話す。

 医療専門家や研究者たちからなる委員会が、睡眠に関する科学論文を調査したうえで新たな指針を出すことになっており、米疾病対策予防センター(CDC)が助成金を出している。指針は2015年までに出される見通しだ。

 カリフォルニア大学サンディエゴ校のダニエル・F・クリプキ名誉教授(精神医学)は6年間にわたって、大規模ながん研究に参加した110万人に関するデータを分析した。睡眠時間が6.5?7.4時間と回答した人々は、睡眠時間がそれよりも短いか長かった人々よりも死亡率が低かった。02年に総合精神医学文書で公表されたこの研究では、薬を含む32の健康要因が調整されている。


■研究の因果関係に疑問の声も

 クリプキ氏が11年に医学誌「Sleep Medicine(睡眠医学)」に発表した別の研究では、最適な睡眠時間は昔から言われてきた8時間よりも短い可能性があることを示す新たな証拠が見つかったとしている。研究者たちは1週間、年配の女性約450人について、手首に取り付けた機器を使って睡眠活動を記録した。約10年後、睡眠時間が5時間未満だった人々や6.5時間以上だった人のほうが死亡率が高いことが分かった。

 睡眠時間が多過ぎることの悪影響を示す研究に対して、くぎを刺す専門家もいる。病気のために睡眠時間やベッドに横たわる時間が長くなっている可能性があるからだ。また、被験者の睡眠パターンの自己報告に基づく研究は正確ではない可能性もある。

続きはソースで

引用元: 【健康】睡眠時間は7時間の方が、8時間より有効かもしれない…「死亡率と罹患率は7時間睡眠で最低水準にある」、研究結果には異論も

睡眠時間は8時間より7時間の方が有効かもしれない…の続きを読む

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