1: 白夜φ ★ 2013/08/23(金) 22:11:22.13 ID:???

チンパンジーも右脳で顔認識 京大が確認、人間と同様

チンパンジーも人と同様、主に脳の右半球で相手の顔を認識することが、京都大霊長類研究所の足立幾磨助教らの研究で分かった。
顔認識の非対称性が確認されたのは人以外の霊長類で初めてといい、米学会誌ジャーナル・オブ・ニューロサイエンスで14日発表した。

人は相手を見たとき、相手の左半分の情報がより多く入力される右脳で顔を認識するとされる。
このため、左半分は笑顔、右半分は真顔を組み合わせた「キメラ顔」を笑顔と認識する場合が多い。

グループは、右半分の顔と、それを左右反転させた左半分の顔を合わせた「右右キメラ顔」と、同様に左半分で作った「左左キメラ顔」で実験した。

チンパンジーのキメラ顔でチンパンジー4頭に実験すると、左左キメラ顔を元の顔と同一として選ぶ回数は、右右キメラ顔の1・4~2倍だった。
右脳で判断しているらしい。人の顔で人で実験しても同様の結果だった。

また、チンパンジーに人のキメラ顔を判別させると、中年のチンパンジーは青年より左左キメラ顔を同一とした。
足立助教は「中年のチンパンジーはいろいろな人と接しているので、人の顔で右脳がよく働くようになったのでは。
経験が顔認識に大きく影響することも人と同じだ」と話している。

▽記事引用元 京都新聞2013年08月14日 15時50分配信記事
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20130814000061

人のキメラ顔の例
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http://www.kyoto-np.co.jp/picture/2013/08/20130814140042kaokakunin.jpg

▽関連
The Journal of Neuroscience, 14 August 2013, 33(33):13344-13349;
Laterality Effect for Faces in Chimpanzees (Pan troglodytes)
http://www.jneurosci.org/content/33/33/13344.abstract



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