1: 2016/11/14(月) 23:22:22.36 ID:CAP_USER
病原菌が鉄を細胞内に取り込む仕組み
-細胞膜で働くヘム輸送体タンパク質の立体構造を解明-
鉄(Fe)は、ヒトなどの動物や細菌を含めたほぼ全ての生物にとって重要な元素です。
食物から吸収した鉄分は、体内でさまざまなタンパク質と結合した状態になります。
例えば、赤血球中に存在するヘモグロビンは、鉄を含む「ヘム」という赤い色素とグロビンというタンパク質からできていて、肺で酸素と結合して体中の細胞へ酸素を運ぶ働きをします。
一方で、鉄は病原菌の生存や増殖にも利用されており、ヒト(宿主)の血液のヘモグロビンからヘムを奪い、病原菌の細胞膜を貫通しているタンパク質「ヘムトランスポーター(ヘム輸送体)」を利用して、自分の細胞内に取り込みます。
これまで、このヘム輸送体の働きにはアデノシン三リン酸(ATP)という生体エネルギーを利用して、分子構造を大きく変化させることが分かっていました。
しかし、実際にどのような構造変化が起こり、どのようにヘムが運ばれるのか、その詳しい仕組みは明らかになっていませんでした。
今回、理研の研究チームは、大型放射光施設「SPring-8」を利用したX線結晶解析法によって、病原菌性バクテリアのバークホルデリア セノセパシア菌が持っているヘム輸送体の立体構造を原子レベルで解析しました。
続きはソースで
▽引用元:理化学研究所 2016年11月10日
http://www.riken.jp/pr/press/2016/20161110_1/digest/
図 病原菌の細胞膜を貫通しているヘムトランスポーターの立体構造
http://www.riken.jp/~/media/riken/pr/press/2016/20161110_1/digest.jpg
-細胞膜で働くヘム輸送体タンパク質の立体構造を解明-
鉄(Fe)は、ヒトなどの動物や細菌を含めたほぼ全ての生物にとって重要な元素です。
食物から吸収した鉄分は、体内でさまざまなタンパク質と結合した状態になります。
例えば、赤血球中に存在するヘモグロビンは、鉄を含む「ヘム」という赤い色素とグロビンというタンパク質からできていて、肺で酸素と結合して体中の細胞へ酸素を運ぶ働きをします。
一方で、鉄は病原菌の生存や増殖にも利用されており、ヒト(宿主)の血液のヘモグロビンからヘムを奪い、病原菌の細胞膜を貫通しているタンパク質「ヘムトランスポーター(ヘム輸送体)」を利用して、自分の細胞内に取り込みます。
これまで、このヘム輸送体の働きにはアデノシン三リン酸(ATP)という生体エネルギーを利用して、分子構造を大きく変化させることが分かっていました。
しかし、実際にどのような構造変化が起こり、どのようにヘムが運ばれるのか、その詳しい仕組みは明らかになっていませんでした。
今回、理研の研究チームは、大型放射光施設「SPring-8」を利用したX線結晶解析法によって、病原菌性バクテリアのバークホルデリア セノセパシア菌が持っているヘム輸送体の立体構造を原子レベルで解析しました。
続きはソースで
▽引用元:理化学研究所 2016年11月10日
http://www.riken.jp/pr/press/2016/20161110_1/digest/
図 病原菌の細胞膜を貫通しているヘムトランスポーターの立体構造
http://www.riken.jp/~/media/riken/pr/press/2016/20161110_1/digest.jpg
引用元: ・【構造生物学】病原菌が鉄を細胞内に取り込む仕組み 細胞膜で働くヘム輸送体タンパク質の立体構造を解明/理化学研究所©2ch.net
病原菌が鉄を細胞内に取り込む仕組み 細胞膜で働くヘム輸送体タンパク質の立体構造を解明/理化学研究所の続きを読む