1: 2015/02/26(木) 07:48:41.98 ID:???.net
掲載日:2015年2月25日
http://www.afpbb.com/articles/-/3040701
カバの祖先は、ライオン、サイ、シマウマ、キリンなどが現れるはるか以前の約3500万年前にアジアからアフリカに泳いでやってきた可能性が高いとの研究論文が、24日の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)で発表された。
仏モンペリエ大学(University of Montpellier)などの研究チームによる大昔に絶滅したこれまで未知の近縁種の分析調査により、現存する最もカバに近い近縁種が、実際にはクジラ類となることが確認された。
論文共同執筆者の一人で、同大の古生物学者のファブリス・リオロ(Fabrice Lihoreau)氏は、AFPの取材に
「カバの起源はこれまで謎に包まれていた」と述べ、「だが今回の研究により、カバの祖先は絶滅した偶蹄(ぐうてい)目の水陸生草食哺乳類、アントラコテリウムだということが言える」と続けた。
科学者らは長年、古生物学上の発見に基づき、カバとイノシシ科動物をひとくくりに扱ってきたが、後のDNA分析により、カバの近縁種はブタやイノシシではなくクジラ類であることが示唆されている。
ここで専門家らを悩ませたのが、カバとクジラ類の化石記録に大きな時代差があることだ。これまで、カバの祖先の知られている中で最古とされていた化石は約2000万年前の時代のものである一方、クジラ類の化石は5300万年前のものが発見されていた。
「これが意味することは、カバの祖先はまだ見つかっていないか、現存する哺乳類化石の中から特定されて
いないかのどちらかだった」とリオロ氏は話す。
■アフリカで独自に進化
今回の最新研究によると、ケニアで発見された2800万年前の動物の化石が、この謎を解く重要な手掛かりの一つを与えるものだという。
エピリジェニス・ロコネンシス(Epirigenys lokonensis、エピリはトゥルカナの言葉でカバの意味、ロコネは発見地の地名より)と命名されたこの動物は、ヒツジほどの大きさで体重は100キロと推定される。これは、現在アフリカのサハラ以南に生息する巨大動物「カバの一般的な個体」の大きさの約12分の1だ。そして大半の時間を水中で過ごしていた可能性があるという。
続きはソースで
(c)AFP
<画像>
米カリフォルニア州のサンディエゴ動物園のカバ(2015年1月13日撮影、資料写真)。(c)AFP/MARK RALSTON
http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/0/3/1024x/img_03ab444ebf471f959d412c0c52170b21256282.jpg
<参照>
Hippos stem from the longest sequence of terrestrial cetartiodactyl evolution in Africa
: Nature Communications : Nature Publishing Group
http://www.nature.com/ncomms/2015/150224/ncomms7264/full/ncomms7264.html
http://www.afpbb.com/articles/-/3040701
カバの祖先は、ライオン、サイ、シマウマ、キリンなどが現れるはるか以前の約3500万年前にアジアからアフリカに泳いでやってきた可能性が高いとの研究論文が、24日の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)で発表された。
仏モンペリエ大学(University of Montpellier)などの研究チームによる大昔に絶滅したこれまで未知の近縁種の分析調査により、現存する最もカバに近い近縁種が、実際にはクジラ類となることが確認された。
論文共同執筆者の一人で、同大の古生物学者のファブリス・リオロ(Fabrice Lihoreau)氏は、AFPの取材に
「カバの起源はこれまで謎に包まれていた」と述べ、「だが今回の研究により、カバの祖先は絶滅した偶蹄(ぐうてい)目の水陸生草食哺乳類、アントラコテリウムだということが言える」と続けた。
科学者らは長年、古生物学上の発見に基づき、カバとイノシシ科動物をひとくくりに扱ってきたが、後のDNA分析により、カバの近縁種はブタやイノシシではなくクジラ類であることが示唆されている。
ここで専門家らを悩ませたのが、カバとクジラ類の化石記録に大きな時代差があることだ。これまで、カバの祖先の知られている中で最古とされていた化石は約2000万年前の時代のものである一方、クジラ類の化石は5300万年前のものが発見されていた。
「これが意味することは、カバの祖先はまだ見つかっていないか、現存する哺乳類化石の中から特定されて
いないかのどちらかだった」とリオロ氏は話す。
■アフリカで独自に進化
今回の最新研究によると、ケニアで発見された2800万年前の動物の化石が、この謎を解く重要な手掛かりの一つを与えるものだという。
エピリジェニス・ロコネンシス(Epirigenys lokonensis、エピリはトゥルカナの言葉でカバの意味、ロコネは発見地の地名より)と命名されたこの動物は、ヒツジほどの大きさで体重は100キロと推定される。これは、現在アフリカのサハラ以南に生息する巨大動物「カバの一般的な個体」の大きさの約12分の1だ。そして大半の時間を水中で過ごしていた可能性があるという。
続きはソースで
(c)AFP
<画像>
米カリフォルニア州のサンディエゴ動物園のカバ(2015年1月13日撮影、資料写真)。(c)AFP/MARK RALSTON
http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/0/3/1024x/img_03ab444ebf471f959d412c0c52170b21256282.jpg
<参照>
Hippos stem from the longest sequence of terrestrial cetartiodactyl evolution in Africa
: Nature Communications : Nature Publishing Group
http://www.nature.com/ncomms/2015/150224/ncomms7264/full/ncomms7264.html
引用元: ・【古生物】カバの祖先の謎に迫る、最新化石分析 仏研究
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