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金髪

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1: 2019/04/02(火) 20:11:09.11 ID:CAP_USER
タンザニアのセレンゲティ国立公園の静かな谷にある水場の近くで、2月17日、写真家のセルジオ・ピタミッツ氏は、移動中のシマウマを撮影しようと待ち構えていた。開けた場所に数十頭のシマウマがゆっくりと姿を現したとき、群れの中に見慣れないものがいた。1頭だけ妙に白っぽいのだ。

「最初は、埃まみれになったシマウマだと思いました」とピタミッツ氏は語る。しかし、そのシマウマが水の中に入っても、「埃」は洗い流されなかった。写真家は夢中でシャッターを押した。

 この金髪のシマウマは、シマウマではめったに見られない「限局性白皮症」だろうと、米国ハドソンアルファ・バイオテクノロジー研究所の遺伝学者グレッグ・バーシュ氏ほか数名の科学者が確認した。

 限局性白皮症では、皮膚などにあるメラニン色素が、普通のシマウマに比べて極端に少ない。その結果、縞の色が淡く見える。

「シマウマの白皮症については、まだ何もわかっていません」と、バーシュ氏はメールでの取材に答えている。白皮症のシマウマは非常に珍しく、野生での目撃情報も何件かあるものの、存在がきちんと確認されたのは飼育下のものだけだ。ケニア山国立公園内の私設保護区では、数十頭の限局性白皮症のシマウマが生活している。そのほか、ハワイのサファリパークで生まれた同様のシマウマが、ゾーイと名付けられ、2017年に死ぬまで動物保護施設で過ごした例もある。

 限局性白皮症の原因である遺伝子を持ったシマウマは、ケニアやその周辺に、これまで知られていたより多く分布しているかもしれない。今回の目撃例は、その可能性を示すものだとバーシュ氏は言う。

■群れの中では普通の1頭

 ピタミッツ氏の写真によって、「この状態でも野生で生き延びられることと、“普通の”シマウマに受け入れられているらしいことが確認できました」とバーシュ氏は言う。

 米カリフォルニア大学ロサンゼルス校の生物学者で、ナショナル ジオグラフィック協会の支援を受けているレン・ラリソン氏は、ケニア山の私設保護区にいる「金髪の」オスのシマウマの場合、「ハーレムを持つオス」として振る舞っていると指摘する。つまり、普通のシマウマと同様に、1頭のオスと複数の雌からなる群れをつくっているということだ。

野生では他にも変わった色合いのシマウマがいて、群れにうまく溶け込んでいるとバーシュ氏は言う。例えば、斑点模様のシマウマや、余分な黒縞があるシマウマなどだ。このような珍しい見た目でも、互いの背に頭を乗せたり、交尾したり、普通のシマウマと同じように行動している。

続きはソースで

https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/040200198/ph_thumb.jpg
https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/040200198/02.jpg

ナショナルジオグラフィック日本版サイト
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/040200198/
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引用元: 【動物】〈画像〉超レア! 「金髪」のシマウマが撮影される[04/02]

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~~引用ここから~~

1: Cancer ★@\(^o^)/ 2014/06/02(月) 22:56:38.33 ID:???.net

金髪の遺伝学
Elizabeth Pennisi, June 1, 2014 - 1:15pm

金髪のDNA。小さな遺伝的変化だけで、たとえ遺伝子自体の変化でなくとも、金髪を導くことがある。
http://news.sciencemag.org/sites/default/files/styles/thumb_article_l/public/sn-blondehair.jpg

天然のブロンドになりたいと思うブルネットの人にとって、小さな遺伝的変化がすべてを違ったものにしてくれただろう。科学者たちはゲノムの中の鍵となる部位で、DNAの4文字のうちの1つの置換が特定の遺伝子の活動をシフトさせ、金髪を導くことを発見した。この研究は亜麻色の巻き毛に分子的基礎を与えるだけでなく、遺伝子自体の変化でなく、遺伝子を制御するDNAのセクションでの変化がどれほど重用かを立証するものだ。

「我々が現時点までに部分的に理解してきたたくさんの生物学的事実を統合して意味を理解する助けになるというストーリーは実に素晴らしい」とクイーンズランド大学(オーストラリア、ブリスベン)の分子遺伝学者、リチャード・スターン(Richard Sturm)は話した。
彼はこの研究に関与していない。

我々の外見は肌と髪の色に強く影響されるために、遺伝学者たちは長年これらの形質の遺伝学的基礎とそれらが進化した時期の理解に努めてきた。過去6年間に、何千人もの人々における遺伝的変異の研究が、少なくとも8つのDNA領域を金髪に結びつけた。これは特定のDNA文字(塩基)が髪がブロンドの人々に見られるが他の髪色の人々には見られないという事実に基づいていた。その塩基変化、すなわち一塩基多型(SNPs)のいくつかはメラニンなどの色素産生に関わる遺伝子の中にあった。これらの遺伝子の中の変異は肌と髪の色を変えることが多い。他のSNPsは遺伝子の外にあったが、近隣の遺伝子の機能の制御を助ける調節DNAの一部と思われた。調節DNAの中の変化は髪色の変化は起こすが肌の色は変えない、またはその反対だ。それは調節DNAが身体の特定の部分だけで遺伝子の活動を変えられるためだ。

ヨーロッパ北部では、金髪に強く結びついたSNPに最も近い遺伝子はKITLGだった。それは細胞が身体内の適切な目的地に行って適宜特殊化することを保証するのに重用なタンパク質をコードしている。そのSNPがスタンフォード大学(カリフォルニア州)の進化遺伝学者、デイヴィド・キングズリー(David Kingsley)の目を引いた。彼らはこの遺伝子がイトヨという魚の配色を変化させるのに重用な遺伝子であることを見つけた。イトヨは氷河が後退したときに淡水の川や湖に隔離されて進化したトゲウオ類だ。それぞれの淡水の棲息地で、これらの魚は独立に、何度も何度も、この遺伝子の調節領域を変化させ、水の不透明度に応じて白っぽい、または黒っぽい肌を進化させてきた。「我々には選択肢があった」とキングズリーは回想して言った。「魚の肌の色もヒトの肌の色も研究できた。それはまったく同じ遺伝子におけるまったく同じ問題だった」

そのSNPがヒトKITGLの調節DNAの一部であることを知るために、キングズリーのチームはこんどはマウスを調べた。研究者たちはそれらが正しいやり方であることを知っていた。
その領域に異常があるDNAを持つマウスは、通常の茶色と違って淡い色か白色になるからだ。
彼らはそのDNAのヒト版の2つの変異を作り、マウスに入れた。一方の変異型では、金髪を生むSNPはそのままにされた。もう一方の変異型ではSNPを別の塩基に変え、ブルネットで見られるDNAとそっくりにした。彼らは1つのDNA変異型を1コピーだけ各マウスに挿入した。

>>2以降につづく

ソース:ScienceNOW(June 1, 2014)
The Genetics of Blond Hair
http://news.sciencemag.org/biology/2014/06/genetics-blond-hair

原論文:Nature Genetics
Catherine A Guenther, et al.
A molecular basis for classic blond hair color in Europeans
http://www.nature.com/ng/journal/vaop/ncurrent/full/ng.2991.html

プレスリリース:Stanford University School of Medicine(JUNE 1, 2014)
Subtle change in DNA, protein levels determines blond or brunette tresses
http://med.stanford.edu/ism/2014/june/blond.html


引用元: 【遺伝学】金髪とブルネットの違いの原因が解明された


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