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銀河

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1: 白夜φ ★ 2014/02/10(月) 22:33:40.07 ID:???

136億歳の星を発見

【2014年2月10日 Phys.org】

これまで見つかった中で最も古い、136億年前に誕生した星が天の川銀河内で発見された。
この星の材料を生み出した宇宙初期の超新星爆発の性質などを知る手がかりにもなるという。
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オーストラリア国立大学のStefan Kellerさんらの研究から、天の川銀河内6000光年彼方にある恒星が136億年前に誕生したものであることが判明した。
これまでに132億歳の星が2つ発見されているが、それを上回る「宇宙最古の星」ということになる。

研究チームは、同大学がサイディングスプリング天文台に持つSkyMapper望遠鏡を用いた5年間のサーベイ観測データから、この恒星のスペクトル(光の成分)に検出可能な量の鉄が存在しないことをつきとめた(注)。
これは、この星が宇宙初期に作られたことを示している。
なぜなら、誕生したばかりの宇宙にはヘリウムや水素といった軽い元素しかなく、鉄のような重元素は星が終末を迎える超新星爆発で作られる、つまり星の世代を経て合成されるからだ。

今回のような鉄をほとんど含まない星の場合、そこに含まれる重元素(水素とヘリウム以外の元素)は、太陽のおよそ60倍の質量を持つ星が低エネルギーの超新星爆発を起こしてまき散らした炭素その他の比較的軽い元素が大半を占めるとみられる。
他にも同様の星が数個検出されていることから、こうした低エネルギーの超新星爆発は当時ありふれた現象で、宇宙初期の星や銀河の形成、そして元素分布の進化に大きな役割を担っていたのかもしれないという。
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注:「検出された鉄の量」 本研究で検出可能な鉄の量の下限値は、太陽に含まれる鉄の量のおよそ100万分の1なので、鉄が存在してもそれより少ないということになる。

images

▽記事引用元 AstroArts 2014年2月10日配信記事
http://www.astroarts.co.jp/news/2014/02/10oldeststar/index-j.shtml

▽関連リンク
Nature (2014) doi:10.1038/nature12990
Received 09 July 2013 Accepted 05 December 2013 Published online 09 February 2014
A single low-energy, iron-poor supernova as the source of metals in the star SMSS J031300.36?670839.3
http://www.nature.com/nature/journal/vaop/ncurrent/abs/nature12990.html



宇宙最古 136億歳の星 天の川銀河内で発見/オーストラリア国立大学の続きを読む

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1: 白夜φ ★ 2014/01/24(金) 22:43:55.89 ID:???

M82に11等級の明るい超新星 観測実習中に発見

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【2014年1月23日 CBET 3792/ロンドン大学天文台】
おおぐま座の銀河M82に11等級の明るい超新星2014Jが出現した。
ロンドン大学天文台での観測実習中に偶然見つかったもので、今後どれだけ増光するか注目される。

1月21.805日(世界時)、英・ロンドン大学天文台のSteve J. Fosseyさんがおおぐま座方向の銀河M82に超新星2014Jを10.5等(R等級)で発見した。

当日学生を指導していたSteve J. Fosseyさんは、天気が悪くなってきていたので予定していた実習の代わりにCCDカメラの使い方の簡単なデモをしようと思いたった。
学生らが対象に選んだ銀河M82に望遠鏡を向けたところ、これまでなかったはずの明るい光が見えた。
雲が近づく中、大慌てで異なるカラーフィルターや別の天体望遠鏡での観測を行い、見間違いや機器のノイズではないことを確認したという。

超新星の位置は以下のとおり。
赤経 09時55分42.14秒
赤緯 +69度40分26.0 秒(2000.0年分点)

美星天文台(岡山県)や広島大学東広島天文台(広島県)などでの分光観測から、極大1~2週間前のIa型超新星とみられる。

超新星出現の情報を受けて山形県の板垣公一さんが画像をチェックしたところ、15日に撮影した画像にすでに写っていたことがわかった。
板垣さん撮影の画像(右画像2枚目)を見ると、超新星が増光していく様子がよくわかる。
皆さんが最近撮影したM82の画像をチェックしてみると、この超新星が写っているかもしれない。

多くはずっと暗い等級で発見、観測される超新星が11等級で見つかるのは異例のことだ。
今後さらに明るくなるとみられており、2011年9月に10等級に達した超新星2011fe以来の明るい超新星となる可能性もある。
約1200万光年という距離の近さも記録的で、1993年におおぐま座の銀河M81(今回のM82のすぐそばにある銀河)で発見された超新星1993J以来となる。

眼視確認や写真撮影に挑戦して、どこまで明るくなるか見届けてみてはいかがだろうか。

------------------- 引用ここまで 全文は記事引用元をご覧ください ---------

▽記事引用元 AstroArts 2014年1月23日配信記事
http://www.astroarts.co.jp/news/2014/01/23sn2014j/index-j.shtml


【画像】
ロンドン大学天文台で撮影された銀河M82。十字の箇所が超新星2014J。クリックで超新星出現前との比較表示
(提供:UCL/University of London Observatory/Steve Fossey/Ben Cooke/Guy Pollack/Matthew Wilde/Thomas Wright)
http://www.astroarts.jp/news/2014/01/23sn2014j/sn2014j.jpg
板垣公一さんが撮影していた発見前の超新星。1月14日~20日の光度変化がわかる。クリックで拡大(撮影:板垣公一さん)
http://www.astroarts.jp/news/2014/01/23sn2014j/sn2014j_itgk.jpg



おおぐま座方向の銀河M82に超新星2014Jを発見 M82に11等級の明るい超新星 観測実習中に発見/ロンドン大学天文台の続きを読む

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1: 依頼39-146@白夜φ ★ 2014/01/22(水) 00:06:50.02 ID:???

板垣さんがおおぐま座の銀河に超新星2014Gを発見

【2014年1月21日 CBET 3787】
山形県の板垣公一さんが1月14日、おおぐま座の銀河NGC 3448に超新星2014Gを発見した。

山形県の板垣公一さんが1月14.574日(世界時)、おおぐま座方向の銀河NGC 3448に超新星2014Gを15.6等で発見した。
超新星の位置は以下のとおり。

赤経 10時54分34.13秒
赤緯 +54度17分56.9 秒(2000.0年分点)
NGC 3448周辺の星図と、DSS画像に表示した超新星

東広島天文台(広島県)や伊パドヴァ天文台での分光観測から、II型超新星とみられる。

板垣さんの超新星発見は今年2個目、通算で92個目となった。

------------------- 引用ここまで 全文は記事引用元をご覧ください ---------

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▽記事引用元 AstroArts 2014年1月21日配信記事
http://www.astroarts.co.jp/news/2014/01/21sn2014g/index-j.shtml

▽関連リンク
国立天文台
日本人が発見した超新星一覧
http://www.nao.ac.jp/new-info/supernova.html

*ご依頼いただきました。



板垣さんがおおぐま座の銀河に超新星2014Gを発見 今年2個目、通算で92個目の続きを読む

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1: 依頼 39-125@白夜φ ★ 2014/01/17(金) 22:37:57.52 ID:???

板垣さんがりゅう座の銀河に超新星2014Fを発見

超新星2014Fの発見画像。 
銀河NGC 6667の西端、十字の箇所に出現している。クリックで広域表示(撮影:板垣さん) 


【画像】
http://www.astroarts.jp/news/2014/01/17sn2014f/sn2014f.jpg 


【2014年1月17日 CBET 3785】
山形県の板垣公一さんが1月11日、りゅう座の銀河NGC 6667に超新星2014Fを発見した。
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山形の板垣公一さんが1月11.871日(世界時)、りゅう座方向の銀河NGC 6667に超新星2014Fを16.8等で発見した。
超新星の位置は以下のとおり。

赤経 18時30分31.79秒
赤緯 +67度59分29.7 秒(2000.0年分点)
NGC 6667周辺の星図と、DSS画像に表示した超新星

東広島天文台(広島県)での分光観測から、II型超新星とみられる。

板垣さんの超新星発見は今年1個目、通算で91個目となった。

-------------- 引用ここまで 全文は記事引用元でご覧ください ---------


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▽記事引用元 AstroArts 2014年1月17日配信記事
http://www.astroarts.co.jp/news/2014/01/17sn2014f/index-j.shtml

*ご依頼いただきました。



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1: 伊勢うどんφ ★ 2014/01/15(水) 12:44:23.34 ID:???

山形の板垣公一さんが昨年12月28日、コップ座の銀河NGC 3693に超新星2013huを発見した。
2013年の板垣さんの超新星発見数は10個、通算で90個にのぼる。


山形の板垣公一さんが12月28.858日(世界時)、コップ座方向の銀河NGC 3693に超新星2013huを17.4等で発見した。
超新星の位置は以下のとおり。

赤経 11時28分07.86秒
赤緯 -13度11分33.6 秒(2000.0年分点)

美星天文台(岡山県)で行われた分光観測から、II型超新星とみられる。
板垣さんが2013年に発見した超新星はこれで10個目、通算で90個目となった。

【2014年1月14日 CBET 3776】
http://www.astroarts.co.jp/news/2014/01/14sn2014hu/index-j.shtml
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1: 白夜φ ★ 2014/01/11(土) 01:30:50.74 ID:???

60億光年彼方まで、誤差1%の精度で距離を測定

【2014年1月9日 カブリIPMU】
観測プロジェクト「バリオン音響振動分光サーベイ」で、60億光年彼方の銀河までの距離を誤差1%の高精度で測定することに成功した。
宇宙の膨張を加速させると考えられている謎のダークエネルギーの正体解明につながると期待される。


【画像】
バリオン音響振動の波紋 
http://www.astroarts.jp/news/2014/01/09boss/bao.jpg


米メキシコ州で行われている観測プロジェクト「バリオン音響振動分光サーベイ」(BOSS)で、60億光年彼方にある銀河までの距離を誤差1%の高精度で測定することに成功した。

これほどの高い精度で距離が測定できた天体は、従来は天の川銀河の中にある太陽から数千光年以内の星々だけだった。
今回の測定は、「バリオン音響振動」と呼ばれる、宇宙に存在する銀河の分布に周期的に現れる波紋を測定するという新しい手法で実施された。

近傍(現代)から遠方(昔)までおよそ120万個の銀河の位置を測定し、その密度分布から波紋の大きさ(みかけの角度)を観測すると、銀河までの正確な距離がわかる。
宇宙の歴史における各時代ごとの波紋の大きさを調べることにより、宇宙膨脹が時間と共にどのように変化してきたか、なぜ膨張が加速し始めたのか、手がかりを得ることができるという。

今回測定された銀河地図を利用した別の研究成果を、カブリIPMU特任研究員の斎藤俊さんらが発表している。
正体不明のエネルギー(ダークエネルギー)によると考えられている宇宙の加速膨張を、アインシュタインの重力理論の修正によって説明しようとする試みがあるが、この理論を検証したものだ。

斎藤さんらは、1億光年という大きなスケールで重力的に銀河がどう集まっているのかを観測し、赤方偏移歪みと呼ばれる効果を精密に測定して重力理論を検証した。
今回の観測では、アインシュタインの重力理論に修正が必要な積極的な証拠は見つからなかった。

赤方偏移歪みによる重力理論の検証は、宇宙加速膨張の謎に迫るうえで、バリオン音響振動による距離測定とは相補的な役割を果たすという。

現在のところBOSSプロジェクトの測定結果は、ダークエネルギーの働きは宇宙誕生以来変化していないことを示唆している。
現在の宇宙の姿や大規模構造を説明する宇宙モデルは、さらに裏付けを得て強固になっている。
(※参照リンク等は引用元でご覧ください)


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▽記事引用元 AstroArts 2014年1月9日配信記事
http://www.astroarts.co.jp/news/2014/01/09boss/index-j.shtml 


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