1: エタ沈φ ★ 2013/09/02(月) 17:07:01.07 ID:???

POPsとは
POPs(ポップス)は、難分解性、生物濃縮性、長距離移動性、毒性の4つの性質をあわせ持つ物質で、正式には残留性有機汚染物質と呼ばれています。ダイオキシン類やPCB(ポリ塩化ビフェニル)、過去に農薬として使用されたDDT、ディルドリンやヘプタクロルなど、現在21物質が対象となっており、2004年に発効したPOPs条約 (残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約) の下、国際的に協調して廃絶、排出削減などが進められています。

ウリ科作物のPOPs汚染
近年、国内産のキュウリとカボチャから相次いで、食品衛生法に定められた残留基準値を上回るPOPs(ディルドリンとヘプタクロル) が検出されて問題になりました。これらの物質は1970年代に使用禁止になった農薬ですが、土壌中で分解されにくいため、現在でも農耕地土壌に残留しています。
これは、「食の安全」 を揺るがす問題であり、産地では出荷の自粛、広範な土壌や作物の検査など、緊急対応を余儀なくされました。さらに、汚染された作物が出荷されたり流通したりすることを未然に防ぐための技術が求められました。

(独)農業環境技術研究所では、まず、「POPs汚染はウリ科作物だけなのか」を調査しました。
それが分かれば、問題の広がりや解決の方向性が見えると考えられたからです。その結果、調査したウリ科作物はすべて、土壌中のPOPsを吸収するのに対し、ほかの科の作物はまったく、もしくは、ほとんど吸収しないことが分かりました。
そこで私たちは、ウリ科作物にターゲットを絞り、POPs汚染を低減するための技術開発に取り組みました。

残留土壌で生育させた各種作物のディルドリン含量:
茎葉部で検出されなかった作物:テンサイ、アマランサス、ソバ、ケナフ、ダイズ、ラッカセイ、アルファルファ、ヒマ、アマ、ニンジン、トマト、タバコ、エゴマ、ゴマ、ヒマワリ、イネ、トウモロコシ、ソルガム、ネギ

;検出された作物:ジュート、コマツナ、(以下すべてウリ科野菜、*:とくに高含量のもの)キュウリ*、メロン、ヘチマ、スイカ、トウガン、ユウガオ、ニガウリ、ニホンカボチャ*、セイヨウカボチャ*、クロダネカボチャ*、ズッキーニ*; (32作物のディルドリン含量の棒グラフ)

対策技術のあの手この手
◆土壌診断技術: 栽培前に土壌を分析 (土壌診断) することで栽培後のウリ科作物中のPOPs濃度が
予測できれば、その畑でウリ科作物を栽培してよいかどうかを判断できます。
そこで分析方法を検討したところ、土壌からPOPsを抽出する溶媒に、メタノールと水の50%混液(容積比)を使うと、ウリ科作物中の濃度を予測できることが分かりました。

images

農業と環境 No.161 (2013年9月1日)
http://www.niaes.affrc.go.jp/magazine/161/mgzn16107.html

依頼がありました
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1376913483/45



【農学】ウリ科作物に残留するPOPsを減らすの続きを読む