1: 2015/07/18(土) 11:18:38.54 ID:???.net
肺小細胞がんの全ゲノム解読(PDF) - 国立がんセンター
http://www.ncc.go.jp/jp/information/pdf/press_release_20150716.pdf

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(前略)


背景
肺がんはがん死因第一位であり、本邦では年間7万人以上もの方に死をもたらす難治がんです。肺小細胞がんは進行がんで発見されることが多く、難治性が高い肺がんとして知られています。
これまでに、PI3K経路の遺伝子の異常などが一部の症例で見られることが、当センター等の研究で明らかにされ、治療法の開発が進められています(J Thorac Oncol. 9: 1324-31, 2014)。
しかしながら、肺小細胞がんがどのようなゲノムの異常を蓄積して発生するのかその全貌は明らかではありませんでした。そこで、国立がん研究センター(研究所ゲノム生物学研究分野河野隆志分野長)、愛知県がんセンター(中央病院遺伝子病理診断部 谷田部恭部長)の研究グループはドイツケルン大学が主導する国際共同プロジェクトに参画し、難治性の高い肺がんである肺小細胞がん110例の全ゲノム解読を行いました。

研究成果の概要
1. これまでの研究で、肺小細胞がんでは、点変異により、TP53, RB1, CREBBPがん抑制遺伝子が不活性化していることは明らかになっていましたが、全ゲノムシークエンス解析により、点変異以外のゲノム再構成によっても、これらの遺伝子が不活性化されていることを明らかにしました。異常の頻度は、TP53(100%), RB1(93%), CREBBP(15%)でした。ゲノムの再構成の検出には、ゲノム全域に亘るシークエンス解析が必要です。本研究の成果は、がんの本態解明にこのような全ゲノム解析が有効であることを示しています。

2. TP73遺伝子では、スプライシング異常により、発がん推進型タンパク質が発現していることが知られていましたが、その原因がイントロン領域のゲノム再構成によりことが明らかにされました。
TP73遺伝子の異常は13%の症例で認められました。
3. NOTCH1-3遺伝子の不活性化変異が25%の症例で生じていることが明らかになりました。NOTCH遺伝子群は、肺小細胞がん発生に対して、がん抑制的に機能していると考えられます。
4. 既存の分子標的薬の標的となるキナーゼ遺伝子、BRAF, KIT, PIK3CA遺伝子の活性化変異が数%に存在することが再確認されました。

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引用元: 【遺伝子医学】肺小細胞がんの全ゲノム解読 国立がんセンター

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