1: 2015/04/18(土) 08:14:06.90 ID:???.net
史上最大の噴火は世界をこれだけ変えた | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
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1815年に起こったタンボラ山の大噴火により、直径6キロ、深さ1100メートルの巨大なクレーターが生まれた。(Photograph by NASA Earth Observatory)

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タンボラ山の噴火で埋もれた街から出土した遺品。くるみ割り器(写真左上)、急須(右上)、煙草入れ(左下)、シルバーの指輪(右下)。(Photograph by Dwi Oblo, National Geographic
Indonesia)


 今から200年前の1815年4月10日、インドネシアのタンボラ山が大噴火を起こした。それによって村ひとつが丸ごと消滅し、地球全体の気温は数度低下し、世界中で飢饉(ききん)と疫病が蔓延した。

 これは歴史上最大規模の噴火として、今もその記録は塗り替えられていない。イタリアの古代都市ポンペイを地図上から消し去ってしまったベスビオ山の噴火と比べると、実に20倍の規模である。
現在、同じ程度の噴火が起これば、当時よりもさらに大惨事を引き起こすだろうと専門家たちは口を揃える。

 交通、食料、人道的支援のインフラは今のほうがずっと整ってはいるものの、「現在地球の人口は70億人、世界の食料と貿易ネットワークははるかに複雑になっています」と、米イリノイ大学の環境歴史家ギレン・ダーシー・ウッド氏は語る。2010年にアイスランドのエイヤフィヤトラヨークトル山が噴火した後、世界的に空の便に大幅な影響が出たことを覚えているだろうか。あの噴火は、
タンボラ山に比べればかなり小さなものだった。

 タンボラ山の噴火による死者は推定7万1000人から12万1000人とされている。しかし、世界は当時よりも人口が増加し、過密になっている。もし今、タンボラ山と同規模の噴火が起これば、さらに多くの命が危険にさらされるだろうと、ピッツバーグ大学の火山学者ジェイニーン・クリップナー氏は言う。

噴火が引き起こす気温低下 

「世界には、約1500の潜在的活火山が存在しています」と、クリップナー氏。そして、これらの火山から半径100キロ以内に約8億人が生活している。噴火が起これば身に危険が及ぶかもしれない地域にかなりの数の人々が住んでいることになる。

 タンボラ山の周囲で噴火直後に犠牲となった人々の多くは、強烈な熱さのガス、灰、岩石が火砕流となって押し寄せ、命を落とした。そして火砕流は、火山から25キロ離れた村を丸ごと呑みこんだ。
これらの人々が存在していたことを今に伝えるわずかな証しは、地中から見つかった生活用具、激しい熱で炭化した2体の人骨、48語だけを残して消滅してしまった言語である。

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文=Jane J. Lee/訳=ルーバー荒井ハンナ

引用元: 【火山学/気候学】史上最大の噴火は世界をこれだけ変えた 地球全体の気温低下、気候変動による食料難と飢餓

史上最大の噴火は世界をこれだけ変えた 地球全体の気温低下、気候変動による食料難と飢餓の続きを読む