1: フロントネックロック(WiMAX) 2013/12/13(金) 00:07:43.36 ID:vrsF6WKc0 BE:2309732339-PLT(12001) ポイント特典

東大宇宙線研、熱い酸素ガスを広範囲に放出する遠方銀河を発見

東京大学宇宙線研究所(ICRR)は12月9日、地球から90億光年離れた場所に熱い酸素ガスを放出している銀河を12個発見したと発表した。

今回の成果は、同研究所のユマスラポン研究員と大内正己准教授の率いる国際研究チームによるもので、12月10日発行の天文学専門誌「アストロフィジカル・ジャーナル」に掲載された。今回の研究は、日本学術振興会の科研費・基盤研究A(23244025)のサポートを受けて行われた。

【画像】
http://news.mynavi.jp/news/2013/12/12/521/images/001l.jpg

すばる望遠鏡の観測データによるカラー合成イメージ。それぞれ、[OII]ブロブ1とその周辺領域(中央の大パネル)、[OII]ブロブ1の拡大図(右上の中パネル)、他11個の[OII]ブロブ2~[OII]ブロブ12(左右の小パネル)。小パネルの各辺はそれぞれ40万光年に対応する。比較のため、右上パネル左上に、[OII]ブロブと同距離にあると想定した場合のアンドロメダ銀河画像(提供:ロバート・ジェンドラー氏)を表示している。


天の川銀河のような銀河には、大量のガスの中で星が活発的に生まれている銀河もあれば、既に星の生成は終わり、最期を迎えるのを待っているだけの銀河もある。後者の銀河は「楕円銀河」とも言われ、この銀河は数十億年よりも若い星は存在しないため、星生成は数十億年前、もしくはそれ以前に終わったと考えられている。
従来この星形成の終わりは銀河進化の最終段階で起こるとされるが、その物理的なメカニズムは解明されていない。一般的には、超大質量ブラックホールや星形成の熱により銀河からガスが飛び出すことが原因と考えられているが、これまでの観測では1つのエネルギー源でのみ調べられ、どのエネルギー源がどのように寄与することにより星形成が終わるのかを観測して調べることはできなかったという。

つづく
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