1: ◆CHURa/Os2M @ちゅら猫ρ ★ 2013/12/02(月) 14:37:08.11 ID:???0

★細胞がん化のカギ握るたんぱく質解明…京大など

細胞のがん化のカギを握るたんぱく質の詳しい構造を突き止めたと、岩田想・京都大教授ら日英の研究グループが、2日の英科学誌ネイチャー電子版に発表する。このたんぱく質の働きを抑える薬効物質が見つけやすくなり、新しいがん治療薬の開発につながる可能性があるとしている。

「Rce1」と呼ばれるたんぱく質で、がんを引き起こす代表的なたんぱく質として知られる「Ras」の働きを活性化する。

Rasは普段、細胞の増殖に関わっているが、異常が生じると細胞を際限なく増殖させ、組織をがん化させてしまう。異常なRasの働きを薬剤で止めようとすると、別のたんぱく質も影響を受け、強い副作用が生じるのが課題だった。

Rce1はRas以外のたんぱく質に反応しないため、Rce1が働かないようにすれば、異常なRasの活動も抑えられる。しかし、Rce1だけを細胞から取り出すことが難しく、これまでは詳しく分析できなかった。

グループは独自開発した技術でRce1を取り出し、分析に成功。その構造を原子レベルまで調べたほか、Rasと結合して制御する仕組みも解明した。

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(2013年12月2日 読売新聞)
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=88938



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