1: エタ沈φ ★ 2013/08/03(土) 09:40:40.08 ID:???

京都大iPS細胞研究所の江藤浩之教授や平田真治研究員のグループが、生まれつき血小板が少ない先天性無巨核球性血小板減少症(CAMT)の患者から作製したiPS(人工多能性幹)細胞で病態の再現に成功、血液成分が作られるメカニズムの一端を明らかにした。米科学誌で2日発表する。

CAMTは、血液細胞への分化を促す生理活性物質トロンボポエチン(TPO)の受容体が失われ、血小板を作る巨核球などができなくなるために発症する。

グループは、CAMTの成人患者の皮膚からiPS細胞を作製し、血液細胞に分化させたところ、血小板と赤血球がほとんどできなかった。血小板だけでなく、赤血球を作るためにもTPO受容体が必要であることが分かった。

江藤教授は「TPOと同様の働きをする物質が貧血薬としても期待できることが示された」と話している。

京都新聞 2013年08月02日 11時00分
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20130802000017

京都大学 プレスリリース
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2013/130802_1.htm

JCI
"Congenital amegakaryocytic thrombocytopenia iPS cells exhibit defective MPL-mediated signaling"
http://www.jci.org/articles/view/64721

画像:CAMT患者さんから作製したiPS細胞
01

http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2013/images/130802_1/01.jpg
画像:CAMT病態の再現
e48c4d4f.jpg

http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2013/images/130802_1/04.jpg



【再生】先天性の血小板減少症の病態、iPS細胞で再現に成功/京大の続きを読む