理系にゅーす

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X線

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1: 2018/05/28(月) 23:55:17.60 ID:CAP_USER
ドイツ電子シンクロトロン(DESY)自由電子レーザー科学センター、スウェーデンのウプサラ大学などの研究チームは、X線レーザーを用いて75フェムト秒(1フェムト=10^-15、すなわち10億分の1のさらに100万分の1)未満という極めて短い時間で水を常温から10万℃まで急速昇温させる実験に成功したと発表した。研究論文は「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に掲載された。

実験には、米国のSLAC国立加速器研究所に設置されているX線自由電子レーザー・線形加速器コヒーレント光源(LCLS:Linac Coherent Light Source)を用いた。水のジェット流に対して、超高強度のX線を極めて短時間だけ照射するという実験である。

通常の水の加熱では、外部からのエネルギーを受けて水分子が激しく動くことによって温度が上昇する。しかし、今回の実験による水の温度上昇は、これとは根本的に違う仕組みで起こるという。

研究チームの説明によると、強力なX線があたることで水分子のもっている電子が外に弾き出され、その結果、電荷のバランスが崩される。

続きはソースで

https://news.mynavi.jp/article/20180528-637495/

レーザー照射開始から約70フェムト秒後の水の状態のシミュレーション。
ほとんどの水分子はすでに水素(白)と酸素(赤)に分離している(出所:Carl Caleman, DESY/ウプサラ大学)
https://news.mynavi.jp/article/20180528-637495/images/001.jpg
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引用元: 【物理】世界最速75フェムト秒で水を10万℃まで昇温、特異な相変化を観察

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1: 2018/01/16(火) 07:22:52.86 ID:CAP_USER
今から数十億年前の地球がまだなかった頃、太陽系のもとになるガス雲には、近くで起きた超新星爆発によって吹き飛ばされた元素が含まれていた。
言い換えれば、超新星が爆発したあとに残る残骸には、私たちのような生命に必須の元素も含まれている。

 このほど、NASAのチャンドラX線観測衛星が新たに撮影したX線画像から、超新星爆発の際に各元素がどのように撒き散らされるかが明らかになった。
観測されたのは、カシオペア座の方向に1万1000光年離れたところにある超新星残骸カシオペア座Aである。

 上の動画で、ケイ素が放つX線は赤、硫黄は黄色、カルシウムは緑色、鉄は紫色で示されている(青は衝撃波)。
X線は肉眼では見ることができないが、チャンドラX線観測衛星で観測すると非常に明るく見える。

 カシオペア座Aの超新星爆発の光は1680年頃に地球に届いたと考えられている。
爆発の際には、莫大な量の元素が放出された。NASAが発表したデータによると、圧倒的に多かったのは酸素だった(酸素が放つX線はあまりに広い範囲にわたっているため、動画のシミュレーションでは再現されていない)。

続きはソースで

画像:超新星残骸カシオペア座A ちょうどアイザック・ニュートンが反射望遠鏡の製作に成功した1667年頃、ある超新星の光が地球に届いた。実際には1万年ほど前に爆発した星の光がはるばる旅をして地球までやって来たのだ。
このすさまじい爆発で誕生したのが、カシオペヤ座Aと名付けられた、我々が住む天の川銀河で最も新しい超新星の残骸である。
このハッブル望遠鏡の画像は、ガス状の光芒が連なる複雑な構造を詳しくとらえている。色の違いは光を出す元素の違いを反映しており、赤い光は硫黄分が多い組成を、紺青色の輝きは酸素が多いことを意味している。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/011200011/19.jpg

ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/011200011/
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引用元: 【宇宙】超新星爆発が「生命の元素」を拡散、DNAも可~超新星残骸カシオペア座Aの観測で詳細が判明、NASA

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1: 2017/11/24(金) 12:18:48.92 ID:CAP_USER9
クローン羊ドリー、早期老化ではなかった 英研究
2017年11月24日 9:53 発信地:パリ/フランス
http://www.afpbb.com/articles/-/3152806
http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/b/3/700x460/img_b3a5ca8408e0c8a5248bf2754f00a08a171774.jpg
クローン羊の「ドリー」(1997年2月3日撮影、資料写真)。(c)AFP/Colin MCPHERSON

【11月24日 AFP】世界初のクローン羊「ドリー(Dolly)」は2003年、7回目の誕生日を迎える前に安楽死させられた。
この時点でドリーは加齢に関連する変形性関節症を患っていたとされ、クローンで老化の進行が速まるのではとの懸念が高まった。

 だが、早期老化にクローンが関連しているとする懸念は見当違いとみられるとの研究結果が23日・・・

続きはソースで
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引用元: 【英研究】クローン羊ドリー、早期老化ではなかった

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1: 2017/11/16(木) 02:37:38.61 ID:CAP_USER
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月14日、X線天文衛星「ひとみ」の観測データを解析した結果、地球から2億光年以上離れたペルセウス座銀河団のガスが太陽と同じ物質でできている可能性が高いという研究結果を発表、科学雑誌「ネイチャー」に掲載した。宇宙の成り立ちを解明する手がかりがまたひとつ発見された。

〈でき方が違えば、物質も違う〉

宇宙が同じ物質でできていると言われても、そもそもどういうことなのかわかりにくい。
宇宙が誕生したとき、物質は水素とヘリウムしかなかった。
その後、宇宙に星が誕生して核反応が始まり、超新星爆発を起こすなどして宇宙には様々な物質が誕生した。
太陽も地球も人間の身体も、このような星の爆発で宇宙に飛び散った星のガスが集まってできたものと考えられている。
このような星の爆発にはいろいろなタイプがあり、それによって生まれる物質も異なる。
どのように星が生まれ、爆発し、次の星が誕生したかによって、物質の種類が決まるわけだ。

〈全く違う銀河が、太陽と同じだった〉

全く違う銀河が同じ物質でできていることを確認した。
我々の太陽は天の川銀河(銀河系)の中の星のひとつだ。
天の川銀河のように円盤型の渦巻銀河では新しい星が多く生まれており、太陽も46億歳と比較的若い(宇宙ができてからの138億年に比べれば)。
一方、2億光年離れたペルセウス座銀河団は、ボールのような楕円銀河の集合体。
こういう場所では新しい星が少なく、比較的高齢の星が多いという。
そのペルセウス座銀河団の物質が太陽と同じであることを発見したのが今回の発表だ。
論文の名義は「ひとみコラボレーション」、つまりX線天文衛星「ひとみ」の開発者や研究者一同。
責任著者の1人である山口弘悦准教授(メリーランド大学)は現在日本にいないため、もう1人の松下恭子教授(東京理科大学)と、「ひとみ」のプロジェクトサイエンティスト大橋隆哉教授(首都大学東京)が発表した。

続きはソースで

画像:黄色のグラフが過去の観測、白いグラフが「ひとみ」の観測。はるかに細かくなった。
http://sorae.jp/wp-content/uploads/2017/11/2017_11_15_astro-h1.jpg

http://sorae.jp/10/2017_11_15_astro-h.html
images


引用元: 【宇宙】宇宙は太陽と同じ物質でできている?X線天文衛星「ひとみ」の観測で判明

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1: 2017/11/05(日) 15:48:33.22 ID:CAP_USER
上田佳宏 理学研究科准教授らの研究グループは、カトリカ大学(チリ)、チューリヒ工科大学(スイス)などと共同で、透過力の強い硬X線で見つかった多数の活動銀河核(銀河の中心部で明るく輝く領域)を、世界中のX線望遠鏡や地上の可視光望遠鏡を用いて詳しく調査することで、巨大ブラックホールの質量、輻射光度、覆い隠しているガスの量を精度よく測定することに成功しました。
その結果、ブラックホールをとりまくガスや塵はそのごく近傍に位置しており、その配置を決める主要因が、中心部から発生する電磁波の輻射圧(光の力)であることを突き止めました。

 本研究成果は、2017年9月28日午前2時に英国の科学誌「Nature」に掲載されました。

概要

 銀河の中心に普遍的に存在する巨大ブラックホールの成長メカニズムとその環境の理解は、現代天文学の大きな課題の一つです。
巨大ブラックホールに周囲のガスが流れ込むと、銀河の中心部が明るく輝き、「活動銀河核」として観測されます。
これらの活動銀河核の大多数は、大量のガスや塵に覆われていることがわかっていますが、その理由は長年来の謎のままでした。

 本研究グループは、偏りのない多数の活動銀河核サンプルを作り、その「統計的性質」を調査するという方法をとりました。
活動銀河核の一つ一つについて、その基本的性質である

(a)光度(ブラックホールからの輻射エネルギーの強さ)、
(b)ブラックホールを隠している視線方向にあるガスの量、
(c)ブラックホールの質量を、X線望遠鏡や地上可視光望遠鏡を用いて精度よく求めていきました。

続きはソースで

画像:ガスと塵に覆い隠された銀河中心巨大ブラックホールの想像図(提供:NASA)
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2017/images/170928_3/01.jpg/image

京都大学
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2017/170928_3.html
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引用元: 【京都大学】「重力よりも強い」光の力が支配するブラックホール近傍の環境 -巨大ブラックホールの成長を決める輻射フィードバック-

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1: 2017/10/15(日) 00:10:34.94 ID:CAP_USER
太陽で発生する微小な「ナノフレア」

太陽X線観測ロケット「FOXSI」による超高感度観測などにより、一見太陽フレアが起こっていないように見える領域で微小な「ナノフレア」が発生していることが明らかになった。コロナ加熱問題の理解につながる発見である。

【2017年10月13日 JAXA宇宙科学研究所/国立天文台】
太陽の表面温度は摂氏約5500度だが、その外側に広がる希薄な大気であるコロナは数百万度もの高温となっている。なぜこのような高温コロナが存在しているのか、どのように加熱されているのかは謎で、「コロナ加熱問題」として知られている。

コロナ加熱のメカニズムにはいくつか仮説があるが、中でも有力なのは、表面での微小な爆発現象である「ナノフレア」が頻繁に発生することでコロナに熱が供給され、高温が保たれているとする考え方だ。ナノフレアが発生している場合、コロナよりもさらに熱い1000万度以上の超高温プラズマが存在することがシミュレーションで予言されていたが、これまでその存在を確実に示した観測はなかった。

JAXA宇宙科学研究所の石川真之介さんたちの研究チームは、国際共同プロジェクトの太陽X線観測ロケット「FOXSI(Focusing Optics X-ray Solar Imager)」と太陽観測衛星「ひので」によって太陽の温度構造を調べた。FOXSIは1000万度以上の超高温プラズマ、「ひので」に搭載されたX線観測装置は数百万度のプラズマにそれぞれ高い感度を持つので、両機が同時に観測を行うことで対象領域の温度構造が詳しくわかる。

続きはソースで

▽引用元:AstroArts 2017年10月13日
http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/9445_nanoflare

(左下)「ひので」がX線でとらえた太陽像に、FOXSI-2の観測による等高線データ(水色)を重ねたもの。黄色い枠部分は活動領域12234。(左上)活動領域12234の観測データ。「ひので」データ(上)でフレアによるX線増光は見られないが、FOXSIデータでは超高温プラズマの存在が示されている。横軸は時間経過。(右上)ナノフレアのイメージ図(提供:ISAS/JAXA、UC Berkeley、NASA、NAOJ)
http://www.astroarts.co.jp/article/assets/2017/10/9241_nanoflare.jpg

▽関連
宇宙科学研究所
2017年10月10日
「見えない」ナノフレア、太陽X線超高感度観測で発見した存在の証拠
http://www.isas.jaxa.jp/topics/001146.html
http://www.isas.jaxa.jp/topics/assets_c/2017/10/20171012_2-thumb-700xauto-3348.jpg
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引用元: 【宇宙】太陽で発生する微小な「ナノフレア」 太陽X線観測ロケット「FOXSI」による超高感度観測

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