1: 2014/12/09(火) 17:15:14.87 ID:???.net
Yahoo!ニュース - 中国の長征ロケット・シリーズ、200機目の打ち上げを達成 (sorae.jp)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141208-00010002-sorae_jp-sctch


 中華人民共和国は12月7日、ブラジルと共同開発した地球観測衛星CBERS-4を載せた、長征四号乙ロケットの打ち上げに成功した。
こ回の打ち上げで、中国の長征ロケット・シリーズは200機目の打ち上げとなった。またここ最近の100機に限れば、打ち上げ成功率は世界第1位をひた走っている。

 最初の長征ロケットである長征一号は、当時開発が進められていた大陸間弾道ミサイル「東風5」を基に開発され、1号機は1970年4月24日、人工衛星「東方紅一号」を搭載して打ち上げられた。これにより中国は、ソ連、米国、フランス、日本に次ぐ、世界で5番目の人工衛星打ち上げ国となった。

 その後、返回式衛星(FSW)と呼ばれるフィルム回収式の偵察衛星を打ち上げる手段として、打ち上げ能力を増やした長征二号ロケットが開発された。長征二号は2段式のロケットで、地球低軌道に2tの打ち上げ能力を持っていた。1974年11月5日に1号機の打ち上げを試みるも離昇20秒後に爆発、失敗に終わる。原因はジャイロからの信号を伝達するケーブルに問題があったためと記録されている。

 その後、改修を施した長征二号甲が登場する。長征二号甲は基本的に長征二号と同じ機体だが、長征二号の失敗の原因となったケーブル部に手が加えられている。1975年11月26日に1号機が打ち上げ成功し、FSWを軌道に乗せた。その後1978年1月26日までに全3機が打ち上げられた後、引退した。

 またその後、打ち上げ能力を高めた長征二号丙が登場した。見た目は長征二号、長征二号甲と似ているが、改良により、地球低軌道への打ち上げ能力が2.4tにまで向上している。FSWなどの他、イリジウム衛星など他国の商業衛星を打ち上げるロケットとしても使われ、第3段として固体ロケットを装着した構成や、また近年は打ち上げ能力を4tまで高めた改良型も登場した。1982年9月9日に初飛行し、現在も活動している。

 そして、1980年代中期に開発されたFSWの改良型FSW-2を打ち上げるために、長征二号丁が開発された。当初は長征二号丙の開発を担当した中国運載火箭技術研究院(CALT)が長征二号丙の改良型を提案するもコスト高により却下、代わりに上海航天技術研究院(SAST)が提案した案が採用され、これが長征二号丁となった。1992年8月9日に初飛行し、現役である。ただし、当初開発された長征二号丁は1992年と1994年、1996年の3回だけ打ち上げられて運用を終え、2003年からは尾部にフィンが追加されるなどした、改良型の長征二号丁が運用に就いている。

引用元: 【宇宙開発】中国の長征ロケット・シリーズ、200機目の打ち上げを達成

2: 2014/12/09(火) 17:15:43.63 ID:???.net
 一方、1970年代から、通信や放送に最適な静止衛星を打ち上げるための、新しいロケットの開発が始まった。そして誕生したのが長征三号で、第1段と第2段は長征二号丙と同じだが、その上に液体酸素/液体水素を使用する第3段を追加している。1984年1月29日に初飛行し、2000年6月25日までに13機が打ち上げられた後、引退した。

 また1994年には長征三号の第3段を改良し、打ち上げ能力や軌道投入精度を高めた長征三号甲が登場し、1994年2月8日に初飛行し、現役である。また2007年には中国初の月探査機「嫦娥一号」も打ち上げている。

 また1996年には、長征三号甲の第1段に4基の液体ロケットブースターを装備し、打ち上げ能力をさらに高めた長征三号乙が登場した。
1996年2月15日に行われた1号機の打ち上げは失敗し、発射場近くの村に墜落、宇宙開発史上最悪とも呼ばれる大惨事を引き起こした。
その後はいくつかの海外の通信衛星や月探査機「嫦娥二号」の打ち上げにも使われ、現役である。また打ち上げ能力を若干高めた増強型も存在する。

 そして2008年には、長征三号甲と乙の打ち上げ能力の間を埋めるために長征三号丙が開発された。甲は静止トランスファー軌道に2.6t、乙は5.2tの打ち上げ能力をそれぞれ持ち、長征三号丙は3.7tと、まさに中間の性能を持つ。見た目も長征三号乙の4基あるブースターを2基にするという実に分かり易い変化をしている。2008年4月25日に初飛行し、こちらも現役だ。

 また長征にはもうひとつ、長征四号というシリーズも存在する。四号はもともと、前述の長征三号が開発される際に提案されたバックアップ案だった。このとき、長征二号を製造していた中国運載火箭技術研究院(CALT)が液体酸素と液体水素を使用する第3段を搭載した構成を提案し、そのライヴァル企業である上海航天技術研究院(SAST)が、四酸化二窒素と非対称ジメチルヒドラジンを使う第3段を搭載する構成を提案していた。

 最終的にCALT案が選ばれ、これが現在の長征三号となった。一方、このCALT案は、液体酸素と液体水素を使う先進的な設計であったことから、そのバックアップとしてSAST案も開発が行われた。その後、長征三号が無事に実用化されたため、SAST案は極軌道打ち上げロケットへ転用され、現在の長征四号となった。

 長征四号の最初の機体、長征四号甲は1988年9月6日に初飛行し、1990年9月3日に2機目が打ち上げられ、引退した。その後1999年5月10日に、長征四号甲のフェアリングを大型化し、またエンジンなどに改良を施して打ち上げ能力を高めた長征四号乙が登場。さらに2006年4月26日には、第3段に再点火可能なYF-40エンジンを搭載した長征四号丙が投入された。現在長征四号乙と丙が、主に軍事衛星や地球観測衛星の打ち上げに使用されている。

 長征シリーズのロケットは打ち上げ200機目を実現するまで44年間を費やしたが、後半の100機はわずか7年間で達成している。また、この後半100機中、失敗は2機のみで、打ち上げ成功率は98%と、世界でもっとも高い。

 さらに現在、大型ロケットの長征五号、小型ロケットの長征六号、中型ロケットの長征七号の開発を進められており、また海南島には新しいロケット打ち上げ基地も造られている。これら次世代の長征は早ければ来年から運用が開始され、いずれは現在の長征シリーズを代替することになっている。

 また、NASAが開発中の超大型ロケット、スペース・ローンチ・システム(SLS)に匹敵するほどの超大型ロケット長征九号、そしてまた別の小型ロケットの長征十一号の開発も始まっている。

 これからも、宇宙開発における中国の躍進は続いていくことだろう。

4: 2014/12/09(火) 17:19:46.70 ID:XsIkb22z.net
ソ連崩壊時に安く買い

5: 2014/12/09(火) 17:21:47.51 ID:usze3RFe.net
FTAのお祝いに、2、3機属国に売ってあげろよwww

6: 2014/12/09(火) 17:23:38.32 ID:+/YpM/If.net
ところで月探査機はどこえ?

7: 2014/12/09(火) 17:23:52.78 ID:MHGm/dCS.net
村を焼き払って歴史とかはなくなったのでしょうか?

8: 2014/12/09(火) 17:33:18.51 ID:7oYaUCLC.net
ゴミを宇宙に まき散らしやぁがって

10: 2014/12/09(火) 17:51:50.13 ID:HOwO5LSn.net
>中国の長征ロケット・シリーズは200機目の打ち上げとなった。
>またここ最近の100機に限れば、打ち上げ成功率は
>世界第1位をひた走っている。

>最初の長征ロケットである長征一号は、当時開発が進められていた
>大陸間弾道ミサイル「東風5」を基に開発され、

なにげにすごいな。
国家予算をつぎ込んでしかもICBMの開発実績もあるし
あなどれんわ

11: 2014/12/09(火) 18:03:46.25 ID:KMW7a2UU.net
長征ロケット打ち上げの黒歴史
https://www.youtube.com/watch?v=PLABnHbNqX4


12: 2014/12/09(火) 18:11:22.79 ID:jEhcwjn8.net
馬鹿の一つ覚え。

13: 2014/12/09(火) 18:18:50.37 ID:+NHDUI1h.net
まともに利用してるのは数機でしょ?
他はスペースデブリになってるんだよな。
そのうちのどれくらいに危険物質を積んでうちあげたんだろう…

14: 2014/12/09(火) 18:20:13.92 ID:gT1RkIAC.net
さすがはチャイナ
予算たくさんありそうだしな
派手な失敗もあった記憶があるがそれでも成功率1位なのか

15: 2014/12/09(火) 18:22:06.95 ID:jodpbZu6.net
むかし、そうか系の漫画誌「希望の友」に長征を扱った読み切り長編マンガが
載ってた気がするが、漫画家が誰だったか思い出せない
表面上、毛沢東をヒーロー扱いしてたが、現実はかなりひどいことになってたんだろうな
と、子供ながらに想像できたよ

19: 2014/12/09(火) 19:21:22.83 ID:MQnY35z6.net
>>15
今の四川省などの少数民族地帯をさまよって、冷たい仕打ちをした村は後に殲滅。
そうでない村は騙して四川省に編入、漢族の文化流入や漢族の入植で蔵族や羌族は
劣位に落とされた。

17: 2014/12/09(火) 18:36:30.19 ID:rb7a3Hb0.net
あのとき400人死んだとして一機あたり2人の人命か

20: 2014/12/09(火) 19:27:28.47 ID:MQnY35z6.net
たどりついた陝西省延安は水利の悪い崖地と半砂漠の高原地帯。
アフガニスタンと同じような植生。
換金作物はケシしか作れないので、ケシを育てていた兵器を買ったというね
弁護するなら、内蒙古甘粛新疆では「乾燥阿片隗」が代用貨幣で駱駝商隊の
主要取引商品/貨幣だったということだ。

21: 2014/12/09(火) 19:36:52.89 ID:nwseS2rX.net
1996年2月15日に行われた1号機の打ち上げは失敗し、発射場近くの村に墜落、宇宙開発史上最悪とも呼ばれる大惨事を引き起こした。

ロケットがミサイルになってた奴ねw
しかしだいぶ進歩したな、あなどれん。
比例は次世代にでも入れて、宇宙防衛も考えるべきだわ。

22: 2014/12/09(火) 19:48:02.04 ID:l5uWvXgv.net
ペンシル長征ロケット200機だろう
特撮でうまく誤魔化して実は他国にこっそり依頼と

23: 2014/12/09(火) 20:21:15.75 ID:iWGbr7WR.net
村が全滅したのを憐れんで時のクリントンが三段目の姿勢制御技術をン兆円で売ったそうだ
^^))/

24: 2014/12/09(火) 21:21:42.26 ID:Y0R3ruLQ.net
ソ連崩壊の時に、盗み取ったロケットだろう。
日本も盗めばよかったのに・・・。
情報機関がないと辛いね。

25: 2014/12/09(火) 21:34:17.92 ID:J11FR2sd.net
ソビエト崩壊時にもらったのはソユーズ宇宙船の技術で、
ロケット自体は昔から支那オリジナル。

アメリカ帰りの技術者が中心になって開発したので、
技術の系譜としてはソビエト系ではなくアメリカ系のロケット。
とは言えデルタの末裔であるH-IIが日本オリジナルであるように、長征もまた支那オリジナル。

26: 2014/12/09(火) 21:44:05.41 ID:oL4IU9sP.net
犠牲と金と人をぶち込めばなんとかなるもんだな
たいしたもんだ

28: 2014/12/09(火) 23:16:05.66 ID:5K7r2m3J.net
何人◯したんだ!

29: 2014/12/09(火) 23:28:58.06 ID:/5guNusm.net
何だかんだゆって金と人を投入し続けてここまで来たのは大したものだ
そら人死には出ない方が望ましいけどな

30: 2014/12/09(火) 23:40:45.41 ID:IXUih2x8.net
アメリカ、ソ連ロシア、中国、北朝鮮・・・
軍事技術(ミサイル)がそのままロケットに応用されてる
もとはナチスドイツのV2ミサイルなんだけど

そんななか日本は研究一筋でよく頑張ってるよ

31: 2014/12/10(水) 00:09:24.95 ID:4w4QdSmE.net
予算の限界がないからね

32: 2014/12/10(水) 02:56:21.83 ID:1KIF9lvPv
あまりに優秀だと
弾道ミサイル撃ちたい症候群になる。

16: 2014/12/09(火) 18:25:36.52 ID:ZJsgTUN/.net
これは凄いな。
社会主義国はこの辺世論気にせず金使えるからな。