1: 2017/07/07(金) 05:31:50.08 ID:CAP_USER
 生命は約40億年前に生まれ、わたしたちホ◯・サピエンスの種が初めて現れたのは、およそ20万年前といわれています。その人類の歴史で、人間と最も身近な生き物のひとつとしてネコが挙げられることは間違いないでしょう。しかしネコが、いつごろ、どこで人間に飼われるようになり、イエネコとしての進化をたどったかは多くの謎があります。

 先月、ネコの起源に関する新たな論文が先月学術雑誌に発表されました。古生物学者の池尻武仁博士(米国アラバマ自然史博物館客員研究員・アラバマ大地質科学部講師)が、2回に分けて報告します。

イエネコの起源


ネコのいる日常風景は、現在、世界各地で非常によく見かけられる。しかしイエネコの起源と初期進化については、まだたくさんの謎が残されている。(写真はBubu:2015年著者撮影)
https://wordleaf.c.yimg.jp/wordleaf/thepage/images/20170706-00000007-wordleaf/20170706-00000007-wordleaf-0d283342207d6edaf4ee26c8806cb562e.jpg

 「吾輩はネコ(猫)である」。初めてこう高らかに宣言したモノ(個体)は、生物史上、具体的にいつ、どこで現れたのだろうか? もしかすると1万年前頃、アフリカ北東部 ── 現在のエジプト近郊 ── の農村に住んでいたのかもしれない。おそらく「名前はまだ無かった」はずだ。

 ネコの起源に関する興味深い研究論文が、先月、学術雑誌「Nature Ecology & Evolution」において発表された(Ottoni等 2017 )。猫好きの方、猫を飼っている方、生物進化やサイエンス全般に興味のある方は、こうした論文に目を通してみてるのも一興かもしれない。

ー Ottoni, C., et al. (2017). "The palaeogenetics of cat dispersal in the ancient world." 1: 0139.
http://www.nature.com/articles/s41559-017-0139

 今回の研究で重要と思われる点をここにまとめてみたい。まず中心となるデータは、352点に及ぶイエネコからサンプルされたmDNAだ。全てのmDNAは遺跡地から見つかったイエネコの骨格(骨や歯の化石)やミイラの標本(体毛など)から採取された。遺跡地は世界各地に散らばっており、年代は100年から9000年前のものだ。遺伝子のデータといっても現在のネコの個体からではなく、「太古DNA(ancient DNA)」と呼ばれるタイプのデータにあたる。そのため時代を通した進化の道筋が、より明かにされる可能性が期待できる。

 一連のデータをもとに、研究チームは以下のようなアイデアをまとめた。
1. イエネコ(家猫:Felis silvestris catus)の起源は約10000年前。
2.地理的にアフリカ北東部(現在のエジプト一帯)からアラビア半島西部周辺にあったと考えられる農村で起こった。
3.現生のネコの仲間で最もイエネコと近縁なのは(ヨーロッパ)ヤマネコ(Felis silvestris)属の中の「リビアヤマネコ(Felis silvestris lybica)」という亜種だ。
4.イエネコはネズミなどの駆除、および遠ざける目的で人間に飼われはじめた。

 閑話休題。大学の(古生物や生物進化、太古の地球史などの)講義において、私はこうした最近の化石や生物進化における研究やニュースをよく取り上げる。文字通り「生物40億年からのメッセージ」として、興味の尽きないテーマのはずだ。しかし時々、学生から「どの情報がテストに出るのですか?」という反応が帰ってきて、どうにも辟易してしまう。

 今回は「イエネコの家畜化の起源」に迫りつつ、サイエンスにおけるゲーム性の側面に焦点をあててみたい。一つ断っておきたいが、私はネコについて具体的に研究を行っているわけではない(イヌ やその他の動植物の家畜化の起源や初期進化については、研究者として少しばかり興味はある。)。猫を自分で飼ったこともない(特に自慢にはならない)。そのためネコについての知識も限られているはずだ。

 しかし冒頭に紹介した「吾輩」と称する名前のない猫は、我々人間の行動や人情の機微に対して、鋭い批評眼とユーモアのセンスを持ちわせていた。こうした資質は、サイエンスにおいてもエッセンスとなりえるほど重要なものだからだ。今回は(漱石に敬意を表しつつ)この明治時代の猫の精神にならい、イエネコの進化についてサイエンス的な考察を重ねてみたい。

2017.07.06 15:13
https://thepage.jp/detail/20170706-00000007-wordleaf
https://thepage.jp/detail/20170706-00000007-wordleaf?page=2
https://thepage.jp/detail/20170706-00000007-wordleaf?page=3
https://thepage.jp/detail/20170706-00000007-wordleaf?page=4

続きはソースで 
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引用元: 【ねこ】人は1万年前ネコを手なづけた?最新研究にみるイエネコ家畜化起源の謎 [無断転載禁止]©2ch.net

2: 2017/07/07(金) 05:32:07.04 ID:CAP_USER
遺伝子情報にもとづくイエネコ起源の年代

 イエネコの起源は「約10000年前」という推定値が今回の研究では発表されている。吾輩の知る限り、これは(幸いなことに)長い氷河期が続いた「更新世(Pleistocene)」が終わり、現代を含む地質年代に当たる「完新世(Holocene)」がちょうどはじまったばかりの頃だ。考古学上の新石器時代から青銅器時代(及び鉄器時代)に移行する時期にあたる。マンモスもまだ 世界各地に生きていた時代だ。我々現在の猫が生活する風景とはかなり趣を異にし、はっきり「過酷な時代だった」と呼ぶ吾輩の友人(=ネコ)もいる。

 この10000年前という数値だが、mDNA(=遺伝子の一部)をもとにした「分子時計(Molecular clock)」といわれる手法によって推定されている。大まかにいうと時代の経過とともに起こると考えられるmDNA塩基配列の変化、そして(各個体間・種間における配列の)並び方のパターンに基づいたデータによる。こうしたデータをもとに具体的にどの時代に進化上の枝分かれ(分岐)が起きたのかを、コンピューターによって算出するテクニックだ。

 今回の研究に使われたサンプルは、最も古いものが9000年前のネコの個体からだ。しかし分子時計の手法はイエネコと近縁の種及び亜種が、進化上いつ頃枝分かれ(分岐)したか、具体的な数字を導いてくれる。そのため「約一万年前」という推定値が今回算出されている。

 分子時計の手法は、世界各地の猫の遺伝子データを分析することで、具体的に「何処」からイエネコが派生したのか、その「起源の場所」に関するアイデアも、仮説として導いてくれる。

 しかし、人間たちは何ともまわりくどい方法を好むようだ。吾輩の得意技であるヒゲ感(直感とも呼ばれる)を用いれば、ほぼ瞬時に費用もかけず、こうした年代など導き出せるものだ。そしてこの分子時計によって算出された年代は、必ずしも真実というわけではないとことを、吾輩はここで強調しておきたい。使用する計算方法(モデル)や使用するデータの組み合わせで、こうした数字に誤差が生じる可能性があるからだ。10000年前という年代は、真実というわけではない。(非常に)限られたデータをもとにした、あくまで可能な限りベストな推定値にすぎない。

 例えば2007年に発表されたネコ起源に関する、当時としては画期的な研究は、 「約13100 年前」という数字を発表している(Driscoll等2007 )。(注:後述するように分類学上のイエネコの定義と、様々な近縁種・亜種の解釈によって、算出される年代の推定値に違いも出てくる。)この研究データは、世界中に分布する現在の979匹のイエネコや野生のネコ種・亜種の個体から集められたmDNAのデータをもとにしている。しかし遺跡地などで見つかった昔のネコのサンプル(=太古DNAのデータ)は含まれていない。

ー Driscoll, C. A., et al. (2007). "The Near Eastern Origin of Cat Domestication." Science 317(5837): 519.
http://web.archive.org/web/20070701180657/http://www.sciencemag.jp/highlights/20070629.html 

 このデータにおけるタイプの違いが、冒頭に取り上げた2017年の研究の目玉といえるだろう。さて二つの異なる研究結果が2007年と2017年の論文において提案されているが、どちらがより真相 ── 吾輩の先祖に当たる「ネコの起源」 ── に近いのだろうか?

 こうした判断は研究者やその道の識者、またはこの記事を読んでいる読者の方がそれぞれに下していいものだ。こうした意見の食い違いは、こと複雑な自然現象におけるサイエンス研究においては、つきものといえる。(あまりにはっきりとしている事象なら、わざわざ時間と労力と経費をかけて、研究など行う必要もないだろう。)

4: 2017/07/07(金) 05:32:28.10 ID:CAP_USER
 古代エジプト人が今日の日本や世界各国に見られる、いわゆる「猫ブーム」の火付け役をになった可能性は高い。そしてネコ家畜化が「古代エジプトで最初にはじまった」とする仮説は、以前から支持されてきた。今回のこの研究もエジプト仮説をサポートする役目をはたしている印象をいくらか受ける。

 しかしこの「エジプト仮説」に関して、吾輩には一つ気になる事実がある。古代エジプトにおける猫のペットブーム、そして神格化は約4000年から5000年前に起きたに過ぎない。しかし先述した2007年と2017年のデータは、家畜化が少なくとも10000年以上前に起きたとするデータを示している。何千年にも及ぶ長い空白の期間、吾輩の先祖は、果たしてどこで何をしていたのだろうか?

 ネコの化石記録だが5000年以上前の古い時代のものは、基本的に非常に少ない。(この事実は何を示しているのだろうか? もしかすると家畜化がどのように行われたのか、そのプロセスを考察する上で、何かカギやヒントのようなものが隠されているのかもしれない。)

 動植物の家畜化がいくつも古くから行われた記録が知られる、南アジア一帯にも吾輩は目を向けてみたい。以前に紹介したようにイエイヌ(犬)やニワトリの家畜化は、太古の中国一帯で初めて行われた可能性が高い。吾輩の先祖であるネコも、アジアでペット化された可能性はないだろうか?

 記録上、一番古い中国のイエネコは「約5300年前」のものがある(こちらのScienceの記事参照)。これより古い飼い猫の記録がいくつも、上に述べたように近東において知られている。それではこの最古の中国のイエネコは、シルクロードなどを通して、西から運ばれてきたのだろうか? それとも古代の中国人は、独自に猫の家畜化に成功したのだろうか?吾輩としては非常に気になるところだ。

 もう一つネコの家畜化における重要なミステリーがここにある。どのようにして(How?)、野生ネコの家畜化が具体的に行われたのだろうか? どうして(Why?)他の野生のネコ ── 例えばライオンやトラ、ピューマ、イリオモテヤマネコ等 ── は、(一部の例外を除いて)うまく人になつかないのだろうか? 次回にイエネコ家畜化の起源に関してもう少し探求してみたい。

7: 2017/07/07(金) 05:40:41.67 ID:oYTrUeID
最近鳩が逃げない。カラスも

21: 2017/07/07(金) 06:45:36.99 ID:Wt1+a5bA
>>7
セキレイなんかも凄い人懐っこくなってるよな。

9: 2017/07/07(金) 05:43:45.69 ID:YcumEHrP
猫が人を手なづけたの間違いだろ

38: 2017/07/07(金) 10:31:28.29 ID:KJONCF7F
>>9
その通りだ

13: 2017/07/07(金) 05:53:34.47 ID:4+7flsKn
なんと
おろかな人間どもだにゃ

20: 2017/07/07(金) 06:41:18.98 ID:rXnAuG9E
猫は人にくっついて歩くのが好きだ
縄張りを巡回するのに便利だから説、足元から飛び出すバッタなどを捕まえたいから説がある
そのままくっついて家の中に入ってきたのだろう

22: 2017/07/07(金) 06:47:39.11 ID:0NQflQsP
一万年程前に、はぐれ子猫がニャーと人の前に現れたのが最初。

23: 2017/07/07(金) 07:03:27.52 ID:olRYD/tN
イエネコがイエスネ申に見えた

32: 2017/07/07(金) 09:26:06.87 ID:IYdTAPJ2
>>23
ネコと和解せよ
 イエス・キリスト

26: 2017/07/07(金) 08:28:42.41 ID:SwgbCAfc
面倒見れなくなった叔母の家から猫を引き取ったとたん、その家でハトが巣作りしだした。

ネコは災難避ける。本当なんだなあ

29: 2017/07/07(金) 08:50:39.62 ID:VxJ6gpA6
主人は猫様ですよ
人間は奴隷です

31: 2017/07/07(金) 09:22:49.82 ID:m86UBjDs
どう考えても猫が人間を手懐けたの間違いだろう
現に雑食の中型動物(人間)の捕食対象から除外された
一部に食べ続けてる人種も居るようだがおおむね成功だろう

34: 2017/07/07(金) 10:03:47.09 ID:Hy7aVVbe
ネズミを捕る目的で飼うようになったって言うなら
毒ヘビの多い地帯ではマングースをペットとして飼ってんのか?

36: 2017/07/07(金) 10:12:56.92 ID:mKfXNMxe
>>34
猫はヘビも得意だよ

46: 2017/07/07(金) 12:16:23.08 ID:9JpxnCaw
>>34
余程のことがないかぎり、自然界でマングースは毒蛇をたべない

40: 2017/07/07(金) 11:12:45.40 ID:iWWXL8hg
野良を選択した猫はワイルド派 家を選択した猫は知性派

41: 2017/07/07(金) 11:38:01.30 ID:GEHweViQ
猫がネズミを取ってくるのは
「ほら、お前もこうやって食い物を調達するんだよ」
って人間に教えようとしてるって説がある
実際子猫にも同じようにしてる

42: 2017/07/07(金) 11:50:38.08 ID:jroerYni
猫ほど敗北を知らない動物は他にいないだろ

43: 2017/07/07(金) 12:05:05.20 ID:axePhap7
犬はヒトを犬とは違う生き物だと認識していて、対ヒト用の行動をするらしい。

一方猫は仲間の猫も人も区別せず同じようなコミュニケーションの方法をとるという。
そういう意味じゃ猫にとってヒトはでっかくて不器用な猫にみえるのかも。

44: 2017/07/07(金) 12:08:01.06 ID:IDOCO3pW
日本のイエネコは中国からお経を守るために輸入されたんだっけ?
サシマヤマネコとかをルーツとする土着のイエネコはいなかったのかね

56: 2017/07/07(金) 13:54:16.42 ID:tIKeNSU3
>>44
違う。農業が始まった縄文時代にはすでにいた
特に稲作が始まった5000年前から多くなった

45: 2017/07/07(金) 12:13:40.44 ID:CeSD4J1W
手なずけたのか、手なずけられたふりをしているのか
それは不明だ
猫を被る、という言葉があるのだから

52: 2017/07/07(金) 13:09:03.54 ID:bcd4FcR7
あの身のこなしや反射神経にはホレボレするw

54: 2017/07/07(金) 13:22:49.61 ID:u/5iSu3N
ミツバチとかハトとかカイコとかもほぼ同時期かな

一万年前に何があったのか

57: 2017/07/07(金) 13:55:00.25 ID:tIKeNSU3
>>54
氷河期が終わった

66: 2017/07/08(土) 06:49:48.74 ID:JqyQtY6x
>>54
気候が温暖になって定住が可能になったんじゃないかな?
結局、学問は知識の集積から始まるから、毎日がサバイバルですぐに命を落とすようだと高度化するのは難しい。

88: 2017/07/11(火) 05:04:20.35 ID:vfq5ziHb
人間がネコ様の下僕になったのが1万年前ってことか…