1: 2018/01/14(日) 13:35:54.86 ID:CAP_USER
毎日発表される論文を眺めていても飽きないのは、重要な発見や新しい考えに出会うだけでなく、馬鹿げて研究の対象になどなりえないと思うようなことが結構真面目に研究され、論文になっていることを知り、ホッとすることができる点だ。
(中略)
今日紹介する英国・ノッチンガム大学からの論文もそんな研究の一つで、「また面白いタイトルで人を引きつけて」と読み始め、「あくびの研究は重要だ」と真面目に読み終わることになった。
タイトルは「A neural basis for contagious yawning(あくびがうつる神経的基盤の一つ)」で、9月11日号のCurrent Biologyに掲載された。
確かに誰かがあくびを始めると、あくびが広がるという現象は誰もが経験している。
個人的には、前の日に飲みすぎたり、話に飽きたり、部屋の炭酸ガス濃度が上がるからではと単純に考えていたが、この現象が真面目に研究されてきたことが論文を読むとよくわかる。
これまでの研究で最も有力な説は、ミラーニューロン仮説だ。
ミラーニューロンは、サルがエサを取る行動時に活動する神経を調べていたイタリアの研究者が、サル自身がエサを取るときだけでなく、たまたまサルが実験に関わる研究をしていた研究者が同じエサを掴んだのを見たサルの脳でも同じように興奮する神経があることに気づいて発見された細胞だ。
要するに、他の個体の行動を自分の行動に映すのに関わる神経細胞だ。
この説では、あくびがうつるのは、ミラーニューロンが興奮して行動を真似ようとすることが原因になる。
実際、あくびがうつるのは人間以外の動物でも見られる。
しかし、MRIを用いた研究では、人間のミラーニューロンがあくびで興奮する証拠はなく、また個人差が大きいことから、ミラーニューロン仮説の可能性は低い。
もう一つの仮説が、他人のあくびが私たちの本能を刺激して、相手を真似る行動を誘発するという仮説がある。実際、生後すぐの赤ちゃんでは、あくびも含めて他人の真似をする回数が多いが、3歳児をすぎるとただ身振りを真似る行動はなくなる。
この本能の名残があくびがうつる現象として大人になっても残っているという考えだ。
詳細・続きはソースで
aasj
http://aasj.jp/news/watch/7320
(中略)
今日紹介する英国・ノッチンガム大学からの論文もそんな研究の一つで、「また面白いタイトルで人を引きつけて」と読み始め、「あくびの研究は重要だ」と真面目に読み終わることになった。
タイトルは「A neural basis for contagious yawning(あくびがうつる神経的基盤の一つ)」で、9月11日号のCurrent Biologyに掲載された。
確かに誰かがあくびを始めると、あくびが広がるという現象は誰もが経験している。
個人的には、前の日に飲みすぎたり、話に飽きたり、部屋の炭酸ガス濃度が上がるからではと単純に考えていたが、この現象が真面目に研究されてきたことが論文を読むとよくわかる。
これまでの研究で最も有力な説は、ミラーニューロン仮説だ。
ミラーニューロンは、サルがエサを取る行動時に活動する神経を調べていたイタリアの研究者が、サル自身がエサを取るときだけでなく、たまたまサルが実験に関わる研究をしていた研究者が同じエサを掴んだのを見たサルの脳でも同じように興奮する神経があることに気づいて発見された細胞だ。
要するに、他の個体の行動を自分の行動に映すのに関わる神経細胞だ。
この説では、あくびがうつるのは、ミラーニューロンが興奮して行動を真似ようとすることが原因になる。
実際、あくびがうつるのは人間以外の動物でも見られる。
しかし、MRIを用いた研究では、人間のミラーニューロンがあくびで興奮する証拠はなく、また個人差が大きいことから、ミラーニューロン仮説の可能性は低い。
もう一つの仮説が、他人のあくびが私たちの本能を刺激して、相手を真似る行動を誘発するという仮説がある。実際、生後すぐの赤ちゃんでは、あくびも含めて他人の真似をする回数が多いが、3歳児をすぎるとただ身振りを真似る行動はなくなる。
この本能の名残があくびがうつる現象として大人になっても残っているという考えだ。
詳細・続きはソースで
aasj
http://aasj.jp/news/watch/7320

引用元: ・【脳科学】あくびがうつる現象の脳科学(Current Biology掲載論文)
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