1: 2015/06/11(木) 12:31:08.44 ID:???.net
睡眠時無呼吸に伴って血圧が200mmHg以上に上昇する、危険なタイプの高血圧を確認 | ニュースリリース|企業情報|オムロン ヘルスケア
http://www.healthcare.omron.co.jp/corp/news/2015/0610.html
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http://www.healthcare.omron.co.jp/corp/news/img/20150610_1.png
一定間隔で測定した夜間の収縮期血圧(□)の平均値は114mmHgであり、夜間高血圧の診断基準値以下であるが、動脈血酸素飽和度(図上部の実線)が低下している睡眠時無呼吸発生時に測定した血圧(●)の最大値は194mmHgを記録している。
オムロン ヘルスケア株式会社(本社所在地:京都府向日市、代表取締役社長:荻野 勲)と自治医科大学 循環器内科学部門(苅尾七臣教授)は、睡眠時無呼吸症候群の患者が睡眠中に無呼吸発作を起こすときの急激な血圧上昇に関する共同研究*1を実施しています。
その中で、夜間血圧の平均値は一見正常*2であっても、睡眠時無呼吸が発生した時の血圧には、高い人では200mmHg以上に上昇する危険なタイプの高血圧があることがわかりました。
◇
血圧は、通常朝は低く、日中動き出すと上昇し、睡眠中は落ち着くというのが一般的ですが、朝の血圧が高い「早朝高血圧」や夜間睡眠中も血圧が高い「夜間高血圧」の患者は脳卒中などの心血管病リスクが高いことが知られています。中でも夜間の血圧はそれ以外の血圧よりも病態や予後との関係が深く、近年、夜間血圧管理の重要性が世界的に高まってきています。
夜間高血圧の原因としては、睡眠時無呼吸症候群、心不全や腎不全などが考えられます。中でも、睡眠時無呼吸症候群は、降圧治療をしていても血圧がコントロールされない「治療抵抗性高血圧」の最も多い要因と考えられており、患者数は日本だけでも200~300万人と推定されています*3。同疾患は、睡眠中に呼吸が止まる睡眠時無呼吸を繰り返しますが、この睡眠時無呼吸に伴って急激な血圧上昇が発生し、心臓などに大きな負荷をかけます。心血管病の発生は夜間から朝方に多いことが知られていますが、この急激な血圧上昇がその強力な危険因子になると考えられています。
一般に、夜間血圧は24時間自由行動下血圧モニタ(ABPM)で測定されます。これは、携帯型の血圧計を24時間装着し、30分間隔などで測定・記録するものです。しかしこの方法では、睡眠時無呼吸の発生タイミングに合わせて血圧を測定できないため、睡眠時無呼吸に伴う急激な血圧上昇を捉えられず、心血管病リスクを正しく評価できない課題がありました。
そこで、当社と自治医科大学 循環器内科学部門は、睡眠中のSp02(動脈血酸素飽和度)の低下によって睡眠時無呼吸を検知した際に血圧測定を開始し、睡眠時無呼吸に伴う急激な血圧上昇を検出する研究用試作機を共同開発し、その実証研究を2012年より実施してきました。現在、全国25施設の医療機関が同研究に参画し、900症例を超えるデータが集積されています。
その結果、睡眠時無呼吸の重症度や夜間血圧の平均値は同じでも睡眠時無呼吸に伴う血圧上昇の程度には個人差があること、さらに、夜間血圧の平均値は一見正常であっても、睡眠時無呼吸が発生した時の血圧には、高い人では200mmHg以上に上昇する危険なタイプの高血圧があることがわかりました。また、睡眠時無呼吸に伴う血圧上昇は、就寝前の降圧治療によって上昇を効果的に抑えられることが実証されました*4。
このように、睡眠時無呼吸が疑われる患者の夜間血圧管理には、夜間血圧の平均値のみを参考にするだけではなく、睡眠時無呼吸発生時の血圧上昇を測定し、それを抑える治療・血圧管理をしていくことが重要であることがわかります。
今後、同研究の症例取得を進め、睡眠時無呼吸に伴う血圧上昇と心血管病の発生リスクとの関連を研究していく予定です。また、試作機の改良を実施し、2015年度中の販売開始をめざして機器開発を進めていきます。
なお、同研究の中間結果については、6月12日からイタリア・ミラノにて開催される「第25回 欧州高血圧学会」のシンポジウムにて、自治医科大学 苅尾七臣教授が発表されます。また、当社の出展ブースにて、試作機の展示および研究内容の紹介を行います。
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一定間隔で測定した夜間の収縮期血圧(□)の平均値は114mmHgであり、夜間高血圧の診断基準値以下であるが、動脈血酸素飽和度(図上部の実線)が低下している睡眠時無呼吸発生時に測定した血圧(●)の最大値は194mmHgを記録している。
オムロン ヘルスケア株式会社(本社所在地:京都府向日市、代表取締役社長:荻野 勲)と自治医科大学 循環器内科学部門(苅尾七臣教授)は、睡眠時無呼吸症候群の患者が睡眠中に無呼吸発作を起こすときの急激な血圧上昇に関する共同研究*1を実施しています。
その中で、夜間血圧の平均値は一見正常*2であっても、睡眠時無呼吸が発生した時の血圧には、高い人では200mmHg以上に上昇する危険なタイプの高血圧があることがわかりました。
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血圧は、通常朝は低く、日中動き出すと上昇し、睡眠中は落ち着くというのが一般的ですが、朝の血圧が高い「早朝高血圧」や夜間睡眠中も血圧が高い「夜間高血圧」の患者は脳卒中などの心血管病リスクが高いことが知られています。中でも夜間の血圧はそれ以外の血圧よりも病態や予後との関係が深く、近年、夜間血圧管理の重要性が世界的に高まってきています。
夜間高血圧の原因としては、睡眠時無呼吸症候群、心不全や腎不全などが考えられます。中でも、睡眠時無呼吸症候群は、降圧治療をしていても血圧がコントロールされない「治療抵抗性高血圧」の最も多い要因と考えられており、患者数は日本だけでも200~300万人と推定されています*3。同疾患は、睡眠中に呼吸が止まる睡眠時無呼吸を繰り返しますが、この睡眠時無呼吸に伴って急激な血圧上昇が発生し、心臓などに大きな負荷をかけます。心血管病の発生は夜間から朝方に多いことが知られていますが、この急激な血圧上昇がその強力な危険因子になると考えられています。
一般に、夜間血圧は24時間自由行動下血圧モニタ(ABPM)で測定されます。これは、携帯型の血圧計を24時間装着し、30分間隔などで測定・記録するものです。しかしこの方法では、睡眠時無呼吸の発生タイミングに合わせて血圧を測定できないため、睡眠時無呼吸に伴う急激な血圧上昇を捉えられず、心血管病リスクを正しく評価できない課題がありました。
そこで、当社と自治医科大学 循環器内科学部門は、睡眠中のSp02(動脈血酸素飽和度)の低下によって睡眠時無呼吸を検知した際に血圧測定を開始し、睡眠時無呼吸に伴う急激な血圧上昇を検出する研究用試作機を共同開発し、その実証研究を2012年より実施してきました。現在、全国25施設の医療機関が同研究に参画し、900症例を超えるデータが集積されています。
その結果、睡眠時無呼吸の重症度や夜間血圧の平均値は同じでも睡眠時無呼吸に伴う血圧上昇の程度には個人差があること、さらに、夜間血圧の平均値は一見正常であっても、睡眠時無呼吸が発生した時の血圧には、高い人では200mmHg以上に上昇する危険なタイプの高血圧があることがわかりました。また、睡眠時無呼吸に伴う血圧上昇は、就寝前の降圧治療によって上昇を効果的に抑えられることが実証されました*4。
このように、睡眠時無呼吸が疑われる患者の夜間血圧管理には、夜間血圧の平均値のみを参考にするだけではなく、睡眠時無呼吸発生時の血圧上昇を測定し、それを抑える治療・血圧管理をしていくことが重要であることがわかります。
今後、同研究の症例取得を進め、睡眠時無呼吸に伴う血圧上昇と心血管病の発生リスクとの関連を研究していく予定です。また、試作機の改良を実施し、2015年度中の販売開始をめざして機器開発を進めていきます。
なお、同研究の中間結果については、6月12日からイタリア・ミラノにて開催される「第25回 欧州高血圧学会」のシンポジウムにて、自治医科大学 苅尾七臣教授が発表されます。また、当社の出展ブースにて、試作機の展示および研究内容の紹介を行います。
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引用元: ・【医学】睡眠時無呼吸に伴って血圧が200mmHg以上に上昇する、危険なタイプの高血圧を確認 オムロン
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