1: 常世非時香果φ ★ 2013/07/23(火) 21:01:19.93 ID:???

銅の100倍まで電流を流せるカーボンナノチューブ銅複合材料
-今後のデバイス小型化・高性能化に対応できる配線材料のブレークスルー-

ポイント
・銅と同程度の電気伝導度をもちながら、これまでにない電流容量を達成
・227 ℃での電気伝導度は銅の約2倍であり、温度上昇による電気伝導度の低下が小さい
・密度が小さいため、デバイスの軽量化が図れる

 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)
ナノチューブ応用研究センター【研究センター長 飯島 澄男】畠 賢治 首席研究員、CNT用途開発チーム 山田 健郎 研究チーム長、技術研究組合 単層CNT融合新材料研究開発機構【理事長 古河 直純】(以下「TASC」という)チャンドラモウリ スブラマニアン 研究員らは、単層カーボンナノチューブ(単層CNT)と銅を用いて、銅と同程度の電気伝導度をもちながら、銅の100倍まで電流を流せる複合材料を開発した。

 社会に広く利用されている電子デバイスの電力は、銅や金などの配線によって供給されている。
配線に流せる電流は配線の素材と太さによって決まるが、デバイスの小型化が進む中で、これまでの材料の配線では流せる電流量が限界に近づいてきている。

 今回、銅イオンの有機系溶液および水溶液を用いた電気めっき法により、スーパーグロース法で合成した単層CNTと銅を複合化させて、配線用のCNT銅複合材料を作製した。この複合材料は軽量で、これまでにない高い電気伝導度と大きな電流容量をもつ。さらに高温でも優れた電気伝導度を保てる。
このような性質から、今後のデバイスの小型化・高性能化に対応できる配線材料として期待される。

 今回の研究開発は独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という)の「低炭素化社会を実現する革新的カーボンナノチューブ複合材料開発プロジェクト」(平成22~26年度、プロジェクトリーダー 産総研 湯村 守雄)において行った。

 この研究の詳細は、英国の学術誌「Nature Communications」に2013年7月23日18時
(日本時間)に掲載される。

(詳細はソース内をご覧ください。)
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2013/pr20130723_2/pr20130723_2.html
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http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2013/pr20130723_2/photo.jpg



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