1: 2017/03/30(木) 06:56:46.58 ID:CAP_USER
「ありえないほどラッキー」と写真家、
ケニア、「けもフレ」でも注目
カメラマンのセルジオ・ピタミッツ氏が真っ黒なサーバルを目撃したのは、まったくの偶然だった。
2月18日、ケニアのツァボ・イースト国立公園の近くにある民間の動物保護区「ルアレニ・キャンプ」で写真撮影ツアーを引率していたピタミッツ氏は、草原の中で黒い点が動くのを見て車を止めた。
2、3分ほど待った頃、真っ黒なサーバルが姿を現し、唖然とする彼らの目の前を悠然と歩いて茂みの中に消えていった。
サーバルは、ふつうはチーターに似た模様をもつ小型の野生ネコだ。
「野生動物の写真を撮りに行くときには、いつも珍しくて変わったものを探すんですが、あれには驚きました」とピタミッツ氏。
ブラジルのリオグランデ・ド・スル・カトリック大学の生物学者で、ネコ科の動物のメラニズム(黒色素過多症)について研究しているエドゥアルド・エイジリク氏によると、このサーバルはメラニズムだという。
遺伝子の変異によって、過剰につくられたメラニン色素が沈着して全身が黒くなる状態だ。
野生ネコのメラニズムはよく見られ、現在知られている38種のうち13種で報告されているが、サーバルでは比較的珍しい。エイジリク氏によると、科学文献でも黒いサーバルはこれまで6例しか報告されておらず、すべてケニアとタンザニアで発見されている。
闇に紛れる
ネコ科動物のメラニズムで有名なのは、アジアやアフリカのクロヒョウと南米のクロジャガーだが、どちらもふつうのヒョウやジャガーの突然変異で、それぞれ種としては同じである。
エイジリク氏らは、ネコ科の遺伝子を調べて、メラニズムの原因となる8つの突然変異を発見したが、これらはどれも独立に進化してきたようだ(ちなみにピューマにはメラニズムを引き起こす遺伝子がない)。
だが、なぜネコ科の動物でメラニズムが進化したのかはなかなか難しい問題だ。
マレー半島のうっそうとした熱帯雨林ではクロヒョウが非常に多く、中央アジアの砂漠ではほとんど見られないことを考えると、黒い毛皮は、薄暗いところで狩りをする際にカムフラージュになるのかもしれない。
日差しの強い地域では、黒い毛皮に包まれていると体温が上がりすぎてしまうため、メラニズムの個体が生き残るのは難しそうだ。
メラニズムのサーバルがケニアで見つかった理由は不明だが、エイジリク氏は、サーバルは日中は休んでいて夜に狩りをするので問題ないのだろうと考えている
特大の耳を駆使して、草の下に隠れたネズミを探し出す
小型ネコ科動物の専門家で、テキサスに本部がある動物保護団体
「グローバル・ワイルドライフ・コンサベーション」のジム・サンダーソン氏によると、サーバルは“ネコ科のフクロウ”とも呼ばれる夜行性のハンターで、その特大の耳を駆使して、背の高い草の下に隠れたネズミを探し出せるという。
また、とても高く跳びあがり、獲物のネズミが反応する前に、長い前脚と鋭い爪で捕らえることができる。
サーバルはサハラ以南のアフリカ全域に生息していて、絶滅の心配はないと考えられている。
ただ、夜行性なのでサファリツアーで目撃されることはめったにない。
その点で、ピタミッツ氏は二重に幸運だった。
「ふつうのサーバルでもめずらしいのに、真っ黒なサーバルに出会えたのですから、私たちはありえないほどラッキーでした」
Yahoo!ニュース
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/032400110/ph_thumb.jpg
関連ソース画像
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170324-00010002-nknatiogeo-sctch
ケニア、「けもフレ」でも注目
カメラマンのセルジオ・ピタミッツ氏が真っ黒なサーバルを目撃したのは、まったくの偶然だった。
2月18日、ケニアのツァボ・イースト国立公園の近くにある民間の動物保護区「ルアレニ・キャンプ」で写真撮影ツアーを引率していたピタミッツ氏は、草原の中で黒い点が動くのを見て車を止めた。
2、3分ほど待った頃、真っ黒なサーバルが姿を現し、唖然とする彼らの目の前を悠然と歩いて茂みの中に消えていった。
サーバルは、ふつうはチーターに似た模様をもつ小型の野生ネコだ。
「野生動物の写真を撮りに行くときには、いつも珍しくて変わったものを探すんですが、あれには驚きました」とピタミッツ氏。
ブラジルのリオグランデ・ド・スル・カトリック大学の生物学者で、ネコ科の動物のメラニズム(黒色素過多症)について研究しているエドゥアルド・エイジリク氏によると、このサーバルはメラニズムだという。
遺伝子の変異によって、過剰につくられたメラニン色素が沈着して全身が黒くなる状態だ。
野生ネコのメラニズムはよく見られ、現在知られている38種のうち13種で報告されているが、サーバルでは比較的珍しい。エイジリク氏によると、科学文献でも黒いサーバルはこれまで6例しか報告されておらず、すべてケニアとタンザニアで発見されている。
闇に紛れる
ネコ科動物のメラニズムで有名なのは、アジアやアフリカのクロヒョウと南米のクロジャガーだが、どちらもふつうのヒョウやジャガーの突然変異で、それぞれ種としては同じである。
エイジリク氏らは、ネコ科の遺伝子を調べて、メラニズムの原因となる8つの突然変異を発見したが、これらはどれも独立に進化してきたようだ(ちなみにピューマにはメラニズムを引き起こす遺伝子がない)。
だが、なぜネコ科の動物でメラニズムが進化したのかはなかなか難しい問題だ。
マレー半島のうっそうとした熱帯雨林ではクロヒョウが非常に多く、中央アジアの砂漠ではほとんど見られないことを考えると、黒い毛皮は、薄暗いところで狩りをする際にカムフラージュになるのかもしれない。
日差しの強い地域では、黒い毛皮に包まれていると体温が上がりすぎてしまうため、メラニズムの個体が生き残るのは難しそうだ。
メラニズムのサーバルがケニアで見つかった理由は不明だが、エイジリク氏は、サーバルは日中は休んでいて夜に狩りをするので問題ないのだろうと考えている
特大の耳を駆使して、草の下に隠れたネズミを探し出す
小型ネコ科動物の専門家で、テキサスに本部がある動物保護団体
「グローバル・ワイルドライフ・コンサベーション」のジム・サンダーソン氏によると、サーバルは“ネコ科のフクロウ”とも呼ばれる夜行性のハンターで、その特大の耳を駆使して、背の高い草の下に隠れたネズミを探し出せるという。
また、とても高く跳びあがり、獲物のネズミが反応する前に、長い前脚と鋭い爪で捕らえることができる。
サーバルはサハラ以南のアフリカ全域に生息していて、絶滅の心配はないと考えられている。
ただ、夜行性なのでサファリツアーで目撃されることはめったにない。
その点で、ピタミッツ氏は二重に幸運だった。
「ふつうのサーバルでもめずらしいのに、真っ黒なサーバルに出会えたのですから、私たちはありえないほどラッキーでした」
Yahoo!ニュース
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/032400110/ph_thumb.jpg
関連ソース画像
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170324-00010002-nknatiogeo-sctch

引用元: ・【生物】激レア! 黒いサーバルの撮影に成功、小型の野生ネコ [無断転載禁止]©2ch.net
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