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コンドライト

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1: 2017/11/17(金) 23:32:34.46 ID:CAP_USER
大阪大学などの研究グループが、地球外有機物を含む炭素質コンドライト隕石を非破壊定量分析することに成功した。
「はやぶさ2」が持ち帰る小惑星物質などの分析に、非常に有効な手法となる。

【2017年11月16日 日本原子力研究開発機構】

JAXAの探査機「はやぶさ2」は現在、目標天体の小惑星「リュウグウ」を目指し飛行中だ。
来年夏ごろに到着してサンプル採取などの探査を行い、2020年に地球帰還予定となっている。
また、NASAの探査機「オシリス・レックス(OSIRIS-REx)」も小惑星「ベンヌ」に向かって飛行中で、こちらもサンプル採取などを行った後2023年ごろに地球に戻ってくる予定である。

これらの計画で探査される小惑星「リュウグウ」や「ベンヌ」はC型というタイプで、太陽系や生命材料物質の進化の証拠が残されていると考えられている天体だ。
両ミッションの目標は小惑星そのものの理解だけでなく、分子雲のような低温環境で作られた単純な有機物が、小惑星内部の熱や水が関わるプロセスによってどのように組成や構造を変え複雑化したかを理解することにもある。

その解析研究のためには、地球の有機物などの物質で汚染されることなく、非破壊で回収サンプルの化学組成や酸化還元状態、同位体などを明らかにすること、回収試料の最適部位を特定して世界最先端分析機関に配分することが極めて重要な課題となる。

大阪大学の寺田健太郎さんたちの研究チームは、大阪大学核物理研究センターに設置された実験装置「MuSIC」を用いて、隕石の特性X線分析を行った。

続きはソースで

画像:「MuSIC」のビームライン(提供:日本原子力研究開発機構のリリースより、以下同)
http://www.astroarts.co.jp/article/assets/2017/11/9649_music_beam_line.jpg

画像:ジビルウィンズワン隕石とコンドライト隕石グループの元素比の比較
http://www.astroarts.co.jp/article/assets/2017/11/9650_element_ratio.jpg

アストロアーツ
http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/9518_chondrite
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引用元: 【宇宙】太陽系誕生時の有機物を含む隕石の非破壊分析に成功

太陽系誕生時の有機物を含む隕石の非破壊分析に成功の続きを読む

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1: 2016/06/15(水) 12:23:30.47 ID:CAP_USER
石切場から未知の隕石、4億7000万年前の衝突由来か 研究 (AFP=時事) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160615-00000006-jij_afp-sctch


【AFP=時事】これまで見つかっていなかった「地球外の岩」のかけらを、スウェーデンにある石灰岩の石切場で発見したとの研究報告が14日、発表された。この石は約4億7000万年もの間、地下深くに埋もれていたという。

 英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に発表された研究論文によると、ビスケットほどの大きさのこの破片は、現在地球上で見つかっている他のどの隕石(いんせき)とも似ておらず、太陽系の歴史と形成を解明するための手掛かりとなる可能性があるという。

「Oest65」と命名されたこのかけらは、幅約20~30キロに及ぶジャガイモ形の岩の破片の一つと考えられている。この岩の天体がさらに巨大な天体と衝突して、その破片が若い地球に降り注いだものとみられる。

 これまでに見つかっていたのは、衝突したとされる2つの天体のうちの一方の物のみだった。これらは、コンドライト(球粒隕石)と呼ばれる隕石の形で発見されていた。Oest65は、これまで見つかっていなかったもう一方の天体の破片であると考えられ、2つの天体による大規模な衝突が起きたとする説を後押しするものだ。

 火星と木星の間に位置する小惑星帯にある大量の岩石質の破片については、直径約100~150キロの、大きい方のコンドライト天体が崩壊した結果、生成されたと考えられている。

 衝突で発生した地球外物質は、一部が地球上に雨のように降り注いだ。これは、無脊椎海洋生物の爆発的な増加と時期が重なる。当時、地球の陸塊は大部分が融合して超大陸ゴンドワナ(Gondwana)を形成していた。

 今回新たに発見された地球外物質のかけらは、これまでに見つかったコンドライトの破片約100個とともに、現在のスウェーデン南部の石灰岩採石場周辺に落下した。この一帯は当時、海に覆われていた。

 論文の共同執筆者で、スウェーデン・ルンド大学(Lund University)のビルガー・シュミッツ(Birger Schmitz)氏は、AFPの取材に応じた電子メールで「この物体には、地球上では非常にまれなイリジウムなどの元素が非常に高濃度で含有されている」と説明。また、この隕石には、ネオン元素の希少な同位体が高濃度で含まれており、その含有率はコンドライトとは異なるという。


■「絶滅隕石」

 研究チームは、隕石が地球に落下するまでにどのくらいの期間、宇宙空間を漂っていたかを調べるため、宇宙線にさらされたことを示す痕跡を測定した。

 シュミッツ氏によると、この隕石が地球に落下したのは約4億7000万年前で、これはコンドライトの破片が地球に落下したのとほぼ同時期だ。

 このことから論文は、この謎の破片について「(コンドライト隕石の)親天体を崩壊させた衝突天体の破片である可能性がある」と結論付けている。

 この地上に落下した地球外物質は、記録に残る初の「絶滅隕石」のサンプルかもしれない。このように呼ばれる理由は、親天体が宇宙空間での衝突で完全に消滅し、現在では破片が地球に落下する可能性がもはやないからだ。コンドライト隕石の方は、今日もなお、地球に時折落下している。

 科学者らが太陽系の形成に関する大半の仮説の根拠としている今日の隕石は、宇宙空間に現在存在する、そして過去に存在していた物質を完全に代表するものではないことを、今回の発見は意味している。

「頭上の空を見上げて観測するのに加え、足元を見下ろして地球の堆積物を調査することで、太陽系の歴史の重要な側面が再構成される可能性があるように思われる」と執筆者らは論文に記している。【翻訳編集】 AFPBB News

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引用元: 【地球科学】石切場から未知の隕石、4億7000万年前の衝突由来か [無断転載禁止]©2ch.net

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