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スカンジナビア

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1: 2017/10/28(土) 12:21:17.46 ID:CAP_USER
バイキングの船葬墓で見つかった埋葬用の服に、アラビア語が編み込まれていたことがこのほど明らかになった。
スウェーデンの研究者によるこの発見で、スカンジナビア諸国におけるイスラム教の影響について、新たな疑問が浮かび上がった。
ジャーナリストのタリック・フセイン氏が解説する。

問題の死装束は、100年以上にわたり保管されていた。バイキング時代の典型的なものとして、特に注目もされていなかった。
しかし、9~10世紀の墓所で見つかったこの衣類をあらためて調査したところ、バイキングとイスラム世界の接触について、画期的な洞察が得られるようになった。

絹と銀糸のより糸で編み込まれた模様が「アッラー」、そして「アリ」と描いていると分かったからだ。
ウプサラ大学の繊維考古学者アニカ・ラーション氏による、画期的な発見だった。
19世紀後半から20世紀半ばにかけてスウェーデンのビルカとガムラ・ウプサラで発掘された船型墓や室型墓には、男女の衣装の切れ端が納められていた。ラーション氏はこの切れ端を、再調査していた。
ラーション氏は、特に注目もされていない切れ端の素材が中央アジア、ペルシア、中国から来たものだと気づき、興味を持つようになった。
幾何学的な小さな模様(高さ1.5センチ未満)は、ラーション氏がこれまでスカンジナビアで見てきたものとは似ても似つかないと話す。
「全く意味が分からなかった。でも、似たような模様を前に見たことがあると思い出した。スペインで見たムーア人の織物だ」

パズル解明

ラーション氏はその時、目の前にあるのはバイキングの模様などではなく、古代アラビア語のクーフィー体だと気づいた。
繰り返し出てくる2つの単語があった。イラン人の同僚に手伝ってもらい、1つを解明した。
「アリ」、つまりイスラム教の第4代カリフの名前だった。
しかしアリの横にある文字を読解するのは、もっと難しかった。
パズルの謎を解くために、ラーション氏は文字を拡大し、あらゆる角度から分析した。裏からも含めてだ。
「突然、『アッラー(神)』という文字が、鏡文字になって書かれているのが見えた」とラーション氏は言う。

ソース画像
https://ichef-1.bbci.co.uk/news/624/cpsprodpb/DBDC/production/_98248265_2.jpg

ラーション氏はこれまでのところ、作業をしている100個近い切れ端のうち少なくとも10個で、
「アリ」と「アッラー」の縫い取りを見つけている。名前は常に一緒に記されている。
今回の発見で、この墓に葬られているバイキングについて、興味深い疑問が浮かび上がる。
「葬られている人の一部にムスリム(イスラム異教徒)がいた可能性を、完全に排除できない」とラーション氏は言う。
「他のバイキング墓所を発掘した結果、埋葬されている人の中には例えばイスラム教が支配的だったペルシャなどの出身者がいることが、DNA分析で分かっている」
「しかしおそらく、バイキング時代の埋葬習慣がイスラム教の考えに影響を受けている印だという、そちらの可能性の方が高いだろう。
例えば死後は天国で永遠に生き続けるなどだ」

BBCニュース
http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-41774462

続きはソースで
images


引用元: 【考古学】 なぜバイキングの死装束に「アッラー」と

なぜバイキングの死装束に「アッラー」との続きを読む

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1: 2016/03/29(火) 07:21:29.70 ID:CAP_USER.net
千年前のバイキングが埋めたお宝が出土、英国 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/a/032800020/


 英国スコットランドのガロウェイ地方で発掘されたバイキングの財宝が、このほど公開された。2014年9月に宝探し愛好家が金属探知機を使って発見したもので、これまで考古学者らが発掘調査してきた。古代のゲルマン人が使ったルーン文字が刻まれた銀の腕輪や、アングロ・サクソン人が築いた七王国時代の銀のブローチ、金の宝飾品といった財宝は、いずれも飾り立てられた金属の容器に収められていた。

「非常に珍しく、素晴らしい品々です」と語るのは、エジンバラの在野の考古学者でバイキングが専門のオルウィン・オーウェン氏。この財宝を所有していたバイキングが「容器いっぱいに財宝を詰め込んで布で何重にもくるみ、地面に埋めたのです」(参考記事:「陶器で隠蔽、聖書時代の財宝」)


民謡に基づいて探索

 中世の記録では、バイキングがブリテン諸島に現れたのは紀元790年代だとされている。スカンジナビア半島からやってきた荒々しい侵略者たちは、突如として沿岸に現れるや、裕福な修道院を襲い、地元の村々を恐怖で支配した。その後の300年、野心的なバイキングの首領とその手下たちは、イングランドやアイルランド、ウェールズ、スコットランドを征服して植民地化したが、最終的にその子孫たちは滅ぼされるか、あるいは現地に同化していった。

 考古学者らは、出土した銀の腕輪などの様式から、今回のガロウェイの財宝を10世紀初めのものと考えている。その頃、バイキングはアイルランドで激しい反撃に遭っていた。財宝を金属探知機で発見したデレク・マクレナン氏は、地元ガロウェイの民謡に「バイキングの軍隊が、ガロウェイのある場所でスコットランド軍に敗れる様子が歌われています」と話す。

 こうした伝承や他の裏付けなどに関心を抱いたマクレナン氏は、バイキングの痕跡をつぶさに探してみることにした。そして2014年9月1日、彼はいかにもバイキングらしいデザインの銀の腕輪、大きな銀の十字架、その他2つの遺物を発見。連絡を受けた州当局は、考古学者のアンドリュー・ニコルソン氏を派遣した。「考古学者が古い財宝を掘り当てることはまずありません。たいていは道路を造った際に偶然見つかるか、アマチュアの宝探し愛好家が見つけるのです」とオーウェン氏は語る。(参考記事:「発掘した財宝は誰のもの? 英米の違い」)

 考古学者が指揮する本格的な発掘により、ガロウェイの財宝の山は2つあることがわかった。チームは浅い方の層から、金でできた鳥の形のピン、銀塊と腕輪など67個の財宝を掘り起こした。その多くはアイルランドの金属細工師によるものだった。持ち運べるサイズの銀製品は、バイキングの世界で貨幣として用いられていた。ニコルソン氏は、バイキングの支配層はこうした銀を切り分けて牛や日用品を買い、忠実な部下に褒美として与え、「傭兵に報酬として」支払っていたと話す。

 さらにニコルソン氏らの発掘チームは、浅い層から8センチほど深い場所に、ふた付きの大きな金属容器が上下さかさまに埋まっているのを見つけた。おそらく、地下水が入るのを防ぐためだろう。中には、革や上質の布でくるまれた貴重な品々が詰め込まれていた。

 「乱雑に突っ込まれているようなものは1つもありませんでした」とオーウェン氏。遺物は「丁寧に包まれて、すき間なくぎっしりと詰め込まれていました。バイキングにとってとても重要だった、特別な品物であったことがわかります」と、ニコルソン氏は付け加えた。

続きはソースで

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引用元: 【考古学】千年前のバイキングが埋めたお宝が出土、英国 フランク王国の容器から地中海の絹織物まで続々

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1: 2014/10/24(金) 20:51:22.56 ID:???.net
【AFP=時事】約4億5800万年前、2個の小惑星が地球に激突し、現在のスウェーデンで見られる衝突クレーターを形成したとの研究論文が、23日の英科学誌ネイチャー(Nature)系のオンライン科学誌「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」で発表された。

小惑星分裂の瞬間、ハッブル望遠鏡が観測

スペイン・宇宙生物学センター(Centre for Astrobiology、CAB)の科学者らの研究チームによると、この出来事の発端は、そのさらに約1200万年前に小惑星帯で発生した、太陽系史上「最大級の宇宙大惨事の一つ」である強大な衝突にまでさかのぼることができるという。

この衝突により、直径200キロの小惑星はばらばらに砕け、大きな岩の塊を周囲にまき散らした。
その一部は、後に地球の軌道を横断。論文によると、そのうちの2つが、地球と激突したという。
場所は、現在のスカンジナビア(Scandinavia)地域で、当時は周辺一帯に浅い海が広がっていた。

地殻の隆起をもたらしたこの衝突の痕跡は、スウェーデン中部に存在する。
同国の都市エステルスンド(?stersund)の約20キロ南に位置する直径7.5キロのロックネ(Lockne)クレーターと、マリンゲン(Malingen)近郊にある直径700メートルのクレーターだ。

今回の研究は、互いに16キロしか離れていないこれらクレーターが、2個一組で飛来した「二重小惑星」による二重衝突で形成された極めてまれなケースだとする長年の推測を裏付けるものとなった。

研究チームは、これらのクレーターで掘削調査を行い、衝突の衝撃で変成した堆積物の痕跡を探した。
さらにクレーターを取り巻くように広がる衝突噴出物をマッピングしたところ、衝撃ではじき飛ばされた崩壊堆積物はクレーターを中心にリング状に広がっており、内部のクレーターから最大数十キロ離れた地点にまで達していた。

ロックネの衝突クレーターは全長約600メートルの天体によって形成され、マリンゲンの衝突クレーターは全長約150メートルの天体だったと研究チームは指摘している。
これら天体については、いわゆる「がれきの集まり」の小惑星か、多数の破片がひと塊で飛来したものだという。

ただ「二重小惑星」については、天体物理学の分野で議論の的になっている。

地球に接近する小惑星のモデルは、これら天体の約16%が2個一組で飛来していることを示唆しているが、地球上で現在知られているクレーター188個のうち、二重小惑星の有力な候補とみられているのは、カナダ、ロシア、ドイツ、フィンランド、ブラジルにある10個にすぎない。

4億5800万年前に起きた二重衝突は、小惑星帯での大規模分裂の発生後に地球に降り注いだ隕石(いんせき)の「雨」の一部とかんがえられており、これによって地球の気候と生態系に劇的な結果がもたらされ、オルドビス紀の生物大放散事変(Great Ordovician Biodiversification Event)と呼ばれる生物種の爆発的増加を促したとの説を唱える専門家もいる。
【翻訳編集】 AFPBB News

AFP=時事 10月24日(金)9時32分配信
http://www.afpbb.com/articles/-/3029793

引用元: 【宇宙】4.6億万年前の地球に「二重」小惑星衝突、クレーター調査

4.6億年前の地球に「二重」小惑星衝突、クレーター調査の続きを読む

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