1: ◆SWAKITI9Dbwp @すわきちφφ ★ 2013/11/07(木) 21:29:23.85 ID:???

 京都大大学院人間・環境学研究科の末次健司研究員(植物分類学)は7日、鹿児島県三島村の離島・竹島(屋久島の北約40キロ)で新種のラン科植物を発見したと発表した。
「タケシマヤツシロラン」と命名され、近く、フィンランドの植物学会誌に掲載される(電子版は掲載済み)。
国内で未知の植物が見つかるのは極めてまれ。また、このランは光合成をせず、花も咲かせない。
末次研究員によると、こうした特徴を持つ植物は世界で2例目という。

 末次研究員によると、光合成をせずに他の植物や菌類から養分を奪う「従属栄養植物」を調査中の昨年4月、竹やぶの中で100本以上が自生しているのを見つけた。
既に知られている「ハルザキヤツシロラン」に近い種類だが、花の内部構造に違いがあり、新種と判明した。

 タケシマヤツシロランは土壌の菌類から栄養を取る。
普段は地中で栄養を蓄えているが、春先の約1カ月間だけ地上に長さ約7~16センチの花茎を伸ばす。
花は開かずに、つぼみの中で自家受粉し、数万個の種子を数十メートルの範囲に飛ばす。

 光合成をせず、花を咲かせない(閉鎖花)という二つの特徴を持つ植物は、同じヤツシロランの一種が台湾で確認されているという。
光合成をしない植物は、主に地中で生活できるため、動物などに食べられにくいという利点があると考えられるが、
花を咲かせない理由は不明。
末次研究員は「植物の主要な特徴を失っており、いわば『植物であることをやめた植物』。
不思議な生態に至った経緯を解明したい」と話している。【堀智行】

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毎日jp
http://mainichi.jp/select/news/20131108k0000m040053000c.html
http://mainichi.jp/graph/2013/11/08/20131108k0000m040053000c/image/001.jpg



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