理系にゅーす

理系に関する情報を発信! 理系とあるものの文系理系関係なく気になったものを紹介します!

ネメシス

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
1: 2018/06/21(木) 20:57:51.41 ID:CAP_USER
■冥王星の彼方に存在する「ネメシス」

冥王星のかなたにもうひとつの惑星が存在する可能性が、天文学者らにより論議されてきたが、冥王星の外側には、小惑星だけでなく、もっと驚くべき天体が隠れているかもしれないといわれている。

この驚くべき天体とは、太陽の伴星、もうひとつの太陽で「ネメシス」と呼ばれる恒星である。太陽系は伴星をともなう連星系の可能性があるのだ。

最初にこの可能性を指摘したのは、ミネソタ大学のクリス・ダビッドソン教授で、この伴星はほぼ木星の質量を有する褐色矮星であり、主に赤外線領域の光を放射しているものと推定している。

教授によると、この天体は少なくとも地球と太陽間の700倍、あるいはそれ以上の距離に存在しているという。ダビッドソン教授はこの星に「ルシファー」という名前をつけた。

そして、1999年10月、アメリカのルイジアナ大学とイギリスのオープン大学の研究チームが長周期の彗星の軌道を分析し、数千年周期の彗星群による、ある一定の規則に従った軌道パターンは、太陽系を取り囲む球殻状の「オールトの雲」の近くに存在する巨大な天体の重力から影響を受けた結果による可能性がある、という推測を発表した。

(図1)太陽と伴星ネメシスの軌道イメージ。主星の太陽と伴星のネメシスは、共通重心を中心に近接と隔離を繰り返す。また、下の図は太陽とネメシス、そして太陽系からもっとも近い恒星系プロキシス・ケンタウリの距離を示している。
http://gakkenmu.jp/wps/wp-content/uploads/2018/06/gakkenmu.jp_nemesis1.jpg

上図は太陽系が二重連星系であった場合のネメシスの軌道である。この場合、太陽とネメシスはその共通重心を中心に、周期的に近接と離隔を繰り返していると考えられる。

(図2)太陽と恒星、惑星のサイズ比較。奥から太陽、赤色矮星、褐色矮星、木星、地球の順で、伴星ネメシスはこの褐色矮星ではないかと考えられている(写真= NASA/JPL-Caltech/UCB)。
http://gakkenmu.jp/wps/wp-content/uploads/2018/06/gakkenmu.jp_nemesis2-1.jpg

続きはソースで

(ムー2018年7月号 「最新 太陽の伴星ネメシスの謎」より抜粋)

http://gakkenmu.jp/column/16055/
ダウンロード


引用元: 【宇宙】冥王星の彼方にあるもうひとつの太陽「ネメシス」 太陽系は伴星をともなう連星系の可能性

冥王星の彼方にあるもうひとつの太陽「ネメシス」 太陽系は伴星をともなう連星系の可能性の続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
1: 伊勢うどんφ ★ 2014/03/18(火) 19:05:02.50 ID:???

200年もの間、天王星の軌道が不安定な理由を説明するものと考えられてきた「惑星X(Planet X)」と、太陽系近傍にあり、小惑星の進路を地球方向に変える原因となっていると考えられてきた太陽の姉妹星「ネメシス(Nemesis)」──。

超新星爆発の謎、最新宇宙望遠鏡で解明進む

 これらの星には共通の問題がある。研究者らが、そのどちらも「存在しない」と主張していることだ──つまり、おそらくは存在しないのだろう。

 米ペンシルベニア大学(University of Pennsylvania)の天文学者、ケビン・ルーマン(Kevin Luhman)氏率いる研究チームは、米航空宇宙局(NASA)の広域赤外線探査衛星「WISE(Wide-field Infrared Survey Explorer)」望遠鏡を用いた観測を行った結果、「おそらく太陽系外縁部には、大きなガス状巨大惑星(惑星X)や、小さな伴星(ネメシス)はないだろう」と結論付けている。

 観測結果は、天文学専門誌「アストロフィジカル・ジャーナル(Astrophysical Journal)」最新版に掲載された。

 惑星Xは、その大きさが太陽系最大の惑星、木星の4倍以下と大半の理論で推算され、また太陽から約1兆4860億キロの距離、すなわち太陽と地球の距離の約1万倍離れたところに存在することが示唆されてきた。

 しかしWISE望遠鏡で収集された画像では、木星より大きな天体は発見されなかった。それでもルーマン氏は、惑星が小惑星帯内のどこかに隠れているという可能性は排除していない。惑星が明るい星とほぼ同一線上にあり、WISE望遠鏡で検出できない場合や、理論上考えられているよりもはるかに小さい場合には、見つけるのが困難になるためだ。

 だが最新の全天走査観測を行った後にルーマン氏は、惑星が見つかる見込みは非常に薄く「100に1つの可能性のようなもの」とした。

■惑星Xの歴史

 科学者らが最初に惑星Xの存在を推測したのは1781年、ガス状巨大惑星の天王星が発見された時だ。
天文学者らは、天王星の軌道が物理学者アイザック・ニュートン(Isaac Newton)の万有引力の法則に矛盾すると考えられる変動を示したため、大変驚いた。

 そこで観測天文学者らは、この不規則性を重力の影響を及ぼしている別の未知の惑星の存在で説明できるかもしれないと考えた。

 この正体不明の惑星Xを探求する試みは、1846年の海王星の発見につながった。だが海王星の推定質量では、天王星の軌道の誤差を説明できなかった。

 これにより天文学者らの惑星X探しは続くことになり、1930年に冥王星が発見された。だがこの準惑星も小さすぎるため、天王星の不規則な公転軌道の説明にはならなかった。

 その後、研究者らは1990年代に、これまでの海王星の推定質量が少し大きすぎたと判断。
これは、海王星が実際には天王星の軌道の挙動を説明する理由になるかもしれないことを意味している。

 それでも惑星Xの存在を信じている人々を納得させるまでには至らなかった。

■太陽の姉妹星が恐竜を絶滅させた? 

 太陽に似た近くの星、「ネメシス」の存在は、1980年代に最初に指摘された。ネメシスは時折太陽に接近することで、彗星や小惑星の軌道に影響を及ぼし、それらが地球に時折衝突する原因となるとされた。

 このような衝突は、過去5億4000万年間に5回の大量絶滅が起きた原因とされている。最も最近に起きた大量絶滅は6500万年前で、この時は恐竜を絶滅に導いた。

 ルーマン氏は、AFPの取材に「長年にわたり、(ネメシスのような)何かがあるかもしれないことを示唆するさまざまな証拠が示されてきた」と説明した。

 だがWISE望遠鏡では、やはり何も見つからなかった。

 今回の研究を通じ、惑星Xとネメシスの探査は空振りに終わったかもしれないが、太陽から500光年以内にある恒星と褐色矮星(わいせい)3525個が新たに発見された。

AFP=時事 3月17日 10時43分配信
http://www.afpbb.com/articles/-/3010433



惑星Xとネメシスの謎、赤外線観測で解明 WISE望遠鏡の続きを読む

このページのトップヘ