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ハルマゲドン

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1: 2018/03/16(金) 09:07:15.43 ID:CAP_USER
現在のイスラエルにある古代カナンの都市国家メギドで、3600年前の王家のものとみられる墓が発見された。
手つかずの墓に多くの財宝が眠っていただけではない。
考古学者らが興奮しているのは、紀元前15世紀初めにエジプトに征服されるまでこの重要な地を治めていた王朝について、新たな発見があるかもしれないからだ。

 メギドは、ハイファから南へ30キロ、現在のイスラエル北部に位置していた。
紀元前3000年から西暦1918年まで、5000年近くにわたって戦略的な要衝であり、交易路でもあった。
イズレル谷を見下ろすこの場所は、歴史を変えるような決定的な争いを数多く目撃し、「ハルマゲドン」と呼ばれるようになった。ハルマゲドンとは、ヘブライ語で「メギドの丘(Har-Meggido)」という意味で、その名は、聖書の黙示録に最初に登場する。

 記録に残るメギド最古の戦いは、紀元前15世紀前半、エジプトのファラオ、トトメス3世による進軍だ。
エジプト軍は要塞都市メギドを7カ月間包囲し続けた。
その結果、町はファラオに降伏し、カナンはエジプトに併合された。

 メギド(現在名はテル・エル・ムテセリム)では、115年前から科学的調査が実施されている。
現在は、イスラエルのテルアビブ大学のイスラエル・フィンケルシュタイン氏とマリオ・マーティン氏、そしてW・F・オルブライト考古学研究所のマシュー・アダムス氏率いる国際調査団が、1994年からメギドで発掘調査を続けている。

 その結果、青銅器時代から鉄器時代(紀元前3300~586年頃)にかけての宮殿や神殿、町の城壁といった遺跡が続々と発見された。
この場所は現在、世界遺産の一部に登録されている。だが、今回の墓発見は考古学者ですら予想していなかった。
時代は紀元前1700~1600年頃の中期青銅器時代の終わりごろ、強大なトトメスの軍によって王朝が滅ぼされる前、メギドの町が全盛期にあった頃のものである。

 発見のきっかけは、ある奇妙な現象だった。1930年代に発見された宮殿のすぐ横で、地面に亀裂が入っていることに考古学者らが気づいた。
何か見えない空洞か地下の構造物に砂が落ち込んでいるように見えたと、アダムス氏は振り返る。
そして2016年、ついにその原因が明らかになった。埋葬室につながる地下回廊を発見したのだ。

 埋葬室には、3人の遺体が収められていた。8~10歳の子ども、30代半ばの女性、40~60歳の男性と見られている。
遺体はいずれも手つかずで、指輪、ブローチ、腕輪、飾りピンなどの金銀の宝飾品で飾られていた。
男性の遺体には、黄金の首輪と黄金の冠が着けられていた。
宝飾品はどれも、優れた技術を持つ職人が製作した芸術性の高いものばかりである。

 考古学者は、墓が王宮のすぐ隣に作られている点にも注目した。

「構造物の大きさ、贅沢な副葬品、そして王宮のすぐそばに位置しているという点から、かなり位の高い人々の墓と考えられます」とフィンケルシュタイン氏は語る。

続きはソースで

画像:約3600年間手つかずだった墓には、遺体とともに数々の副葬品が収められており、考古学者らを驚かせた。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/031500118/01.jpg
画像:墓から見つかった男性の遺体が身に着けていた3600年前の黄金の首飾り。先端に水鳥の細工が施されている。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/031500118/ph_thumb.jpg
画像:開けられる前の墓のモデル。埋葬室は右上、2枚の大きな石板が互いにもたれ合うように置かれている部分。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/031500118/02.jpg

ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/031500118/
ダウンロード


引用元: 【考古学】3600年前の高貴な墓を発見、イスラエル古代カナンの都市国家メギド 黙示録「ハルマゲドン」の語の由来となった土地[03/16]

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1: 2014/08/27(水) 21:55:05.06 ID:???.net
進行中の大量絶滅が人類に与える脅威
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140827003&expand
Jennifer S. Holland for National Geographic News August 27, 2014

 6500万年前の小惑星衝突で恐竜が地球上から全滅して以来過去にない規模で、今日次々と生物種が絶滅に向かっている。この生物界のハルマゲドン(世界の終末における決戦)は主に人類が引き起こしているものだが、ほとんどの人たちは関心なさそうにあくびをし、肩をすくめてこの事態を受け入れている。

 オーストラリアの人類学者トム・バン・ドゥーレン(Thom Van Dooren)氏はその新著『Flight Ways: Life and Loss at the Edge of Extinction』で、我々がいかに生物界とつながっているか、そして生物種が絶滅したとき我々が失うのはただリスト中のひとつというだけではないことを示し、無関心の壁を打ち破ろうと試みている。我々は自身の一部を失うことになるのだ。

 彼は死を悼むカラスと都会のペンギン、インドのハゲワシについて話してくれた。

◆私たちは大量絶滅の時代に生きています。状況はどのくらい悪いのでしょうか?

 私たちが第6の大量絶滅の時代に生きているという考えは、今やかなり広く受け入れられていると思います。第5の絶滅は6500万年前、恐竜が姿を消したときです。現在、私たちはそのときと同じくらいの速さで生物多様性を失いつつあります。そしてその主な要因は、人間社会です。

 種を失うことは単にリストに挙げられる概念上の生物を失うというだけではなく、文化的、社会的関係が破綻し、世界へ様々な影響が波及することにつながります。

◆それにもかかわらず、一般市民が上げる声は非常に小さいとのことですね。
あまりにも大きな危機なので、人々は途方に暮れてしまっているだけなのでしょうか?それとも?

 途方に暮れてしまっている人々もいるでしょう。ですが、ほとんどの人たちはただ純粋に、私たちが今経験している生物多様性を失う速さについて気付いていないだけだと思います。

◆「都会のペンギン」についてお話しして頂けますか?

 オーストラリア本土に残った最後のコロニーのひとつが、たった60~65ペアのつがいなのですが、オーストラリア最大の港であるシドニーに生息しています。フェリー埠頭の下に巣を作ることもありますが、気付かない人も多いです。
このペンギンは体高30センチほどの小さな美しい鳥で、有史以来ずっとこの地域に来ています。ペンギンが夜イヌやキツネに攻撃されないよう見張っている自然保護活動家やボランティアのペンギンパトロール隊の献身的な活動のおかげで、なんとかやってこられています。

続きはソースで

引用元: 【環境】進行中の大量絶滅が人類に与える脅威 [8/27]

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